意外なオーダーが満載だったオーディションの思い出とは? 秋アニメ『おちこぼれフルーツタルト』はゆ役・白石晴香さん、仁菜役・近藤玲奈さん、へも役・守屋亨香さん 声優インタビュー【連載第3回】
『ハナヤマタ』の浜弓場双先生による「まんがタイムきららキャラット」で連載中のぽんこつアイドル4コマ『おちこぼれフルーツタルト』(以下『おちフル』)。本作のTVアニメが2020年10月より放送中です。
売れない(元)子役のロコ、ミュージシャンのはゆ、モデルの仁菜、そしてアイドルを志して上京してきた衣乃が新人アイドルユニット「フルーツタルト」を結成し、取り壊しの危機に瀕するネズミ荘を救うためアイドル活動をスタート! 芸能界のおちこぼれたちの物語が可愛さ&ギャグ満載に描かれます。
『アニメイトタイムズ』では、スタッフ・声優陣のインタビュー連載を実施中! 第3回となる今回はフルーツタルトより貫井はゆ役の白石晴香さん、前原仁菜役の近藤玲奈さん、緑へも役の守屋亨香さんの3人が登場!
へもが初登場した3話までを振り返りつつ、10月28日発売のOP曲、ED曲、挿入歌を収録した『おちこぼれフルーツタルト』メインテーマCDについて、そして好きなアイドルトークなどお届けします!
《『おちフル』インタビュー記事バックナンバー》□【連載第1回】 原作者・浜弓場 双
□【連載第2回】 衣乃役・新田ひより&ロコ役・久保田梨沙
□【連載第3回】 はゆ役・白石晴香&仁菜役・近藤玲奈&へも役・守屋亨香
□【連載第4回】 監督・川口敬一郎
□【連載第5回(前半)】 チコ役・佐倉薫&ぬあ役・篠原侑&るあ役・田中貴子
□【連載第5回(後半)】 チコ役・佐倉薫&ぬあ役・篠原侑&るあ役・田中貴子
□【連載第6回(前半)】 穂歩役・日笠陽子&利音役・巽悠衣子&リリ役・前田玲奈
□【連載第6回(後半)】 穂歩役・日笠陽子&利音役・巽悠衣子&リリ役・前田玲奈
3人のお互いの印象は「リードしてくれる先輩」、「独特な言葉のセンスに魅了」、「ギャップ萌え」!?
――まずみなさんは今作の前に共演されたことはありますか?
前原仁菜役・近藤玲奈さん(以下、近藤):白石さんとは何度か共演したことはあるんですけど、亨香ちゃんとは初めましてでした。
貫井はゆ役・白石晴香さん(以下、白石):私も同じですね。
緑 へも役・守屋亨香さん(以下、守屋):今回、初めてご一緒させていただきました。
――それではお互いの印象をお聞かせください。まず白石さんの印象をお2人から。
近藤:現場でキビキビ動いてくださる方という印象があります。気遣いの塊だなと。私が逆にマイペースなのんびり屋なので、リードしてくださる先輩ですね。
白石:ありがとう!
守屋:初めてごあいさつさせていただいた時も明るく接してくださって、緊張がほぐれたことを覚えています。
白石:よかったです! そう言って貰えるのは嬉しいですね。
――次は近藤さんについてお願いします。
白石:“れいれいワールド”と言われるくらい、言葉のセンスがあって。モノに例える時の独特な表現力に私をはじめ、みんなが魅了されています。つい「それってどういう意味?」って聞きたくなっちゃうんですよね。だから生放送で一緒にトークした時もおもしろくて、うらやましいなと憧れました。
近藤:ありがとうございます。
守屋:初めてお会いした時にみんなでご飯を食べに行ったんですけど、その時も優しく話しかけてくださって、緊張がほぐれました。
近藤:あの時は楽しかったね。
――そんな緊張をほぐしてくれる先輩のお2人から見た守屋さんの印象は?
白石:亨ちゃんはへもちゃんの印象そのままで、2次元から飛び出してきたんじゃないかと思うくらいかわいくて、現場で癒されていました(笑)。趣味がプロレス観戦というところもギャップがあって、素敵だなと思いました。
守屋:嬉しいです!
近藤:初めて会った時は小動物のようなかわいらしさがあって、ツイッターの自撮りもめちゃめちゃかわいくて。でも、スタジオに来るときの服装がロックだったり、その見た目とのギャップも魅力的だと思いました。
守屋:ありがとうございます(笑)。
オーディション前にキャラの絵を見てイメージトレーニングした白石さん。声優を目指したきっかけが『きらら』系作品だった守屋さん
――オーディションを受けた時の思い出と出演が決まった時の感想をお聞かせください。
白石:オーディション前に原作を読ませていただいて、はゆちゃんは周りをパッと明るくするムードメーカー的な子だと思いました。なので、オーディションで演じるシーンをスマホに収めて、表情を頭の中にすぐ思い浮かべられるよう何度も見ながら役作りをして臨みました。
『おちフル』は『まんがタイムきらら』の中でもギャグ要素が多めな作品かなと思うのですが、私自身、ギャグ系の作品が好きなこともあって、出演が決まった時はとても嬉しかったですし、演じるのが楽しみでした。
近藤:仁菜ちゃんは自信がなくて、引っ込み思案で純真な女の子かなと思っていたし、そのイメージでオーディションに挑んだら、「もっと、わざとらしいくらい、あざとくやっても大丈夫です」とディレクションをいただきました。そこで「もしかしたら遊べる要素がある子なんじゃないか」と気付いて(笑)。
でもギャグ要素が満載な作品の中で仁菜ちゃんは包み込むような存在? ヤバいメンバー5人の中で一番の常識人のポジションだったので、「どう遊ぼうかな?」と迷うところもあったけど、スタジオの匂いが好きだったりと、匂いフェチな部分があるのもわかっていたので、私なりに考えながら演じられて楽しかったです。
守屋:原作を読んだ時からへもちゃんが気になって、最初から推しメンでした(笑)。なりたい女の子像で、「ザ・アイドル」みたいな、かわいい女の子だなって。私は『きらら』系の作品が好きで、声優になりたいと思ったきっかけも『けいおん!』でした。だからオーディションを受けられるだけでも幸せで。
当日は緊張しすぎて、原稿をバラまいてしまったんですけど、みなさんが笑顔で「大丈夫だよ。落ち着いて」と言ってくださってありがたかったです。へもちゃんの二面性がある部分をどう出そうかなと考えながら演じさせていただきましたが、決まった時はとても嬉しかったです。