『バンドリ!』Morfonica 1st Live「Cantabile」進藤あまねさん&Ayasaさん振り返りインタビュー【前編】┃結成発表から現在に至るまでの心境やメンバーの変化と成長を語る
プロのバイオリニストから見てもMorfonicaの楽曲は難しい!?
――Morfonicaの楽曲は難しいとお話されていましたが、プロのバイオリニストとして活動してきたAyasaさんをもってしても難しいものなのでしょうか……?
Ayasa:難しいです(笑)。自分の曲より難しいですし、ほかのアーティストさんの楽曲と比べても凄く難しいですよ。だから、勉強になりますね。Morfonicaとして活動することでバイオリニストとしても成長できるので、ありがたいなと思います。
進藤:たしかに練習中も「flame of hope」の最初のところをずっと弾いてましたね。悩んでる様子で、うーんって言いながら。
Ayasa:できないよー!みたいな(笑)。
進藤:「Ayasaさんもこんな風になるんだ!?」って思いました。
Ayasa:ElementsGardenさんの楽曲は本当に難しいです。しかも、マイクがあるので弾いている最中に呻くとアウトという(笑)。
進藤:みんなもそうですけど、私も「flame of hope」とか「深海少女」が大変で、体力使うねって話しながら練習していました。リハーサルが終わるとみんなで「はぁー……」って一息つくんですよね(笑)。
mikaさんも「ここは終わったら一旦マイク切ってください」って言っていたり。「深海少女」はめちゃめちゃ練習していて、特に時間を使ったと思います。
Ayasa:リハーサルでも一番やったよね。楽器隊も難しいですけど、私が思うにボーカルが凄いなって。元々ボーカロイドが歌っている曲なので……。
進藤:(深海少女を)ライブでやるって聞いたときには「うーー、やるのかぁー!」って思いました(笑)。ボーカル的にも楽器隊的にも凄く大変な楽曲です。
――レコーディングとライブとでは、また違った大変さがあったと思います。ちなみに、リハーサルでの印象的なエピソードなどはありますか?
進藤:やっぱ「カルビ・カルビ・カルビ・カルビ・タン・タン」じゃないですかね。
Ayasa:あー! あれ一番最初に誰が言い出したんだっけ?
進藤:たしかmikaさんだったと思います。
――ちょっと待ってくださいね、どういうことですか?(笑)
進藤:mikaさんが「flame of hope」のリズムをお肉で表していたんです(笑)。
Ayasa:多分3連符をカルビで、8分音符をタンタンでリズムキープしていて。カルビ、タンってずっと呟きながら……やっていましたね。
――なんというか……美味しそうな練習ですね(笑)。
進藤:mikaさんはお肉で、途中からみんなで「セセリ・セセリ」って言い始めたり。
Ayasa:そうそう! セセリ・セセリ……何にしたんだっけ?
進藤:モモ……?
Ayasa:あ、モモ! セセリ・セセリ・モモ・モモ……って言いにくいわ!と、言いながらみんなでやってました(笑)。
進藤:あと、おひなさま(※MorfonicaGt.直田姫奈さんの愛称)が初期から「1,2,3,4,5,6……」って数えつつ、「ジャガジャガジャガ」って口でギターの音を出しながら弾いてましたね。
Ayasa:mikaさんがカルビとタンで覚えているように、彼女はきっとそれで覚えているんですよね。
進藤:おひなさまは覚え方がちょっと独特で数えながらで。
Ayasa:しかも数え方が「○小節」ではないため、「何小節目のどこでなにしよう?」となっても、彼女に対しては「11個数えてもらって、12個目でいこう」みたいな新たな意思疎通の仕方が生まれました(笑)。
進藤:たしかに(笑)。あと、Morfonicaは口で楽器をやることが多いですよね。西尾さんは「ベンベンベンベン」って言ったり。
Ayasa:賑やかな人たち(笑)。