『バンドリ！』Morfonica 1st Live「Cantabile」振り返りインタビュー【後編】┃進藤あまねさん＆Ayasaさんがライブ特別配信を前にライブの見どころを熱弁！「flame of hope」はお米片手に見てほしい!?

バンドリーマーやスタッフが心の支えに。

――度々話題に挙がるように、「8th☆LIVE」での色々な経験が1st Liveに活きているんですね。

進藤：はい。それに「8th☆LIVE」に比べると1st Liveは緊張しませんでしたね。

Ayasa：そうだね。

進藤：「8th☆LIVE」の時は私、呼吸ができなくて。

Ayasa：たしかに、本当に苦しかった（笑）。

進藤：苦しくてどうしようと思って。1st Liveもそうなっちゃうのかなと不安に思っていたら、スタッフさんたちが心配して酸素ボンベを用意していただいて。でも、1st Liveは出る瞬間こそ緊張しましたが、そこまでプレッシャーがかかることはなかったんです。

――と言いますと？

進藤：「8th☆LIVE」は私たちを見に来てくれた方だけじゃなかったので、なにか失敗したらがっかりさせてしまうかもしれない。だけど、上手くできればMorfonicaを好きになってもらえるかもしれないから頑張ろう、という色々な思いが重なっていました。

ただ、今回の1st LiveはMorfonicaが好きだったり、興味を持っている方が見てくださっていたと思うので、その上で「好きでいてよかった」「これから本格的に推し始めよう」と思ってもらえるように頑張ろうと思ってステージに立っていました。

何より、この状況下、それも平日に会場やライブ・ビューイングで見てくださる方がたくさんいらっしゃって本当に嬉しかったんです。それにスタッフさんは私が緊張しているときに「あまねコール」をして応援してくださったりと、バンドリーマーさんたちやスタッフのみなさんが私の心の支えでした。だからこそ、1st Liveは緊張しなかったんだろうなと思います。

――きっと進藤さんの日々の積み重ねや努力の結果が返ってきたのだと思います。Ayasaさんはいかがですか？

Ayasa：私としても「8th☆LIVE」はすべてが初めてでした。スタッフさんとも初対面でしたし、バンドリーマーの方たちがステージ上からどういう風に見えるのかも知らなかったので。

しかも、『バンドリ！』初となるバイオリンがいるバンドとしての参加な上に、1曲目が「Daylight-デイライト-」なので、みんなポカーンとなっちゃうんじゃ……とか、バイオリンが入った音楽を受け入れてもらえるのかなど不安がありました。

でも、ペンライトを振ってくれるお客さんの姿を見て安心に繋がりました。ちゃんとMorfonicaのことを受け入れてくれる人たちなんだって分かったからこそ、1st Liveは安心して臨めたのかなと。

進藤：たしかに。

Ayasa：今回は「Daylight-デイライト-」の入りのバイオリンが終わった後にあるイントロ部分で、姫奈ちゃんとステージの前に出たんですけど、あの瞬間、本当に泣きそうになっていて。Morfonicaとしてやっとライブができたことや、声は出せないけれどペンライトを振ってくれるみなさんに愛を感じたり。

Morfonicaのバイオリン八潮瑠唯としても嬉しいし、一人のバイオリニストとしても嬉しかったんです。ステージ上から見られるあの景色は、誰もが見られるものではないので。

　
歌が上手かったり、バイオリンが上手かったら見られるかと言われれば、きっとそれだけでは見られないと思います。色々な巡り合わせや縁があって、初めて見せてもらえる景色なんだと実感して、本当にバイオリンをやってきてよかったと思いました。

だからあの瞬間は泣きそう……というか、ほぼ泣きかけていて。Ayasaとして立っていたら完全に泣いていましたね。だけど、その瞬間に「まだ早いでしょ」って、涙を止められたのは、自分の中に瑠唯ちゃんがちゃんといてくれたからだと思います。

進藤：みんなも「Daylight -デイライト-」の時に泣きそうだったって言ってました。

Ayasa：姫奈ちゃんもおゆちゃんも、mikaさんもみんなで感極まる「Daylight -デイライト-」（笑）。でもそれだけいっぱい弾いてきたもんね。

進藤：（お客さんが）もし声を出せていたら、開幕のタイミングで声援があったと思うんですよ。ただ、みなさんの声を聞いていたら、私はそこでトドメを刺されていたと思います。ペンライトから伝わる愛だけでギリギリだったのに、声があったら最初から泣いてたなって（笑）。

でもアンコール後のおひなさまの最後のメッセージを言い終えたあとに我慢していたものが一気に溢れて……泣きました（笑）。

一同：（笑）。

――いつかは最初から声援の聞こえるライブもしたいですよね。

進藤：そうですね！　早くみなさんの声が聞きたいですし、「Daylight -デイライト-」のサビの「今空模様」の部分やカバー曲の「メリッサ」とか、みなさんのコールを受けながら一緒に楽しみたいです！