『ゴールデンカムイ(第3期)』 が100倍楽しくなる! 制作秘話や裏話が満載な難波監督のTwitter解説がすごい!
ソフィアの声優は二人? 若い頃と現在のギャップに注目
キロランケがかつて行動を共にしていたという「反体制ゲリラ組織」のリーダー・ソフィアが登場した回でした。強くて頼れる、存在感抜群のキャラクターです。女性から見てもソフィアに憧れる方は多いのではないでしょうか?そんなソフィアにも声優キャスティングの裏話が!しかもなんと、ソフィアの声優は二人なんだとか……?
難波日登志氏が語る「ソフィアの声優キャスティング」裏話
ですが私は原作を読んだ時から若い頃のソフィアは別の方をイメージしてまして、贅沢ですが若い頃の役は別の方にお願いさせていただきました。今後の放送で回想シーンでの出番があるのですが、はたして誰が演じてくれたのか、今後の放送をお楽しみにしていただければと思います!
— 難波日登志(三條なみみ) (@namimi_sanjyo) November 17, 2020
第33話「革命家」キャスティング
— 難波日登志(三條なみみ) (@namimi_sanjyo) December 5, 2020
ソフィア役は湯屋敦子さんに。フィーナ役はLynnさんにお願いしました。
湯屋さんはアンジェリーナ・ジョリーの吹き替えをやられていて、外画の吹き替え版を観たときに、ソフィア役にピッタリだと思いました。
Lynnさんはまさにフィーナの声質だと思っていました。
第31話「メコオヤシ」あらすじ
激しい風雪の中、2台の犬ぞりに分かれて移動する杉元一行。だが、杉元のグループがはぐれてしまう。その場で待つのは危険だと判断した月島らは、近くの建物へ避難。住人の老人に事情を説明し、燈台に灯りをつけてもらうことにする。一方、杉元たちは谷垣のマタギの知恵で寒さをしのごうとするが、それも限界に近づきつつあった。そのとき、杉元は吹雪の先に灯りを見つける……。杉元一行が国境から140キロほど離れた樺太アイヌの集落に滞在している頃、キロランケたちはすでに亜港付近に到達していた。道中、キロランケから亜港監獄に収監中の反体制組織のリーダー・ソフィアについて聞かされ、興味を示すアシ(リ)パ。時を同じくして、そのソフィアのもとに一通の手紙が届き、手紙に隠されていたメッセージから、ソフィアはキロランケが樺太に戻ってきたことを知る。
若かりし日の土方と人斬り用一郎の剣劇アクションを描くための秘策とは?
幕末に何人もの要人を殺した殺し屋「人斬り用一郎」。病気の妻を看取り、抜け殻のように余生を過ごしていた彼の元に、かつて殺した人物の息子が”父親の敵討ち”にと数人で襲撃してきたのです。と、そこへ、かつて新撰組に所属していた時代に、京都で用一郎と顔を合わせたことのあるという土方歳三が現れます。実は「人斬り用一郎」は刺青を持つ脱獄囚の一人で、土方一派はその情報を掴んでおり、用一郎の元へ駆けつけたのでしたが……。
襲撃にきた敵が抜刀した刀の切っ先を視界に入れた瞬間変わる用一郎の目や、鬼の副長・土方歳三と人斬り用一郎の剣劇アクションには、思わず圧倒されてしまうほどの迫力がありました。それと同時に、用一郎から感じるどこか物悲しい雰囲気は、彼の壮絶な過去を知れば知るほどひしひしと伝わってきました。そんな彼の迫力満点の剣劇アクションや半生を描くためのだわりを、難波監督が教えてくれました。
難波日登志氏が語る「剣劇アクション」の裏話
この話は特別にアクション作画監督を立てて、幕末シーン用にやりたかった色彩や世界観も特別に作り、
— 難波日登志(三條なみみ) (@namimi_sanjyo) November 28, 2020
声優には用一郎に清川元夢さん、若い頃を小野大輔さんと、イメージにあった方々にお願いできました!
まだご覧になっていない方は、是非ご視聴よろしくお願いします!
第32話「人斬り」あらすじ
杉元一行がキロランケらを追って亜港監獄を目指している頃、北海道では土方の一味が新たな刺青人皮の手がかりを追っていた。標的は、幕末に「人斬り用一郎」と呼ばれた元殺し屋・土井新蔵。網走監獄の隠し部屋で見つけた新蔵の所有物がエトゥピリカのくちばしだと突き止めた土方たちは、その鳥が生息するという根室へ。
同地で接触したアイヌコタンの村長から、脱獄後に病床の妻を看取った新蔵が漁場で働いているとの情報を得る。
長谷川が、鶴見になった瞬間の声は、大塚芳忠さんではない!?
皇帝暗殺の罪で指名手配犯となったソフィア、キロランケ、ウイルクは、写真館を営む長谷川幸一と出会い、彼の元で日本語を教えてもらうとに。一見、何の変哲もないこの長谷川幸一という人物。物語を追っていくと、とんでもない人物だということが発覚します。なんと彼は、日本軍のスパイだったのです。後にキロランケが「数か月一緒に過ごしてまったく気づけなかった」と語るほど、長谷川の諜報活動は上手かったのでしょう。
そして更に、長谷川を追ってロシアの秘密警察が取り締まりに来たシーンでは、激しい戦闘場面が描かれているのですが、とある銃弾によって長谷川の妻のフィーナや赤ん坊のオリガが撃たれてしまうのです。そして語られる長谷川の本名、「鶴見篤四郎」。
この場面、実際アニメを見た方は違和感を覚えたのではないでしょうか? 私も、アニメーションならではの演出に、鳥肌が立つほど衝撃を受けました。そして難波監督の語る「鶴見篤四郎」のシーンの裏話には、33話「革命家」への強いこだわりを感じることができました。
難波日登志氏が語る第33話「革命家」の裏話
長谷川役の声優は、大塚芳忠さんだと第一声でバレてしまいラストのオチが落ちないので、制作初期から他の方にお願いするつもりでした。とはいえ誰がいいのか?
— 難波日登志(三條なみみ) (@namimi_sanjyo) December 5, 2020
若い頃の土方ぐらい歳が離れていればイメージさえ合えば他の方の声でもいけるのですが、長谷川役はそうできません。
大塚芳忠さんと似て非なる声。
— 難波日登志(三條なみみ) (@namimi_sanjyo) December 5, 2020
悩んでいたら音響監督から芳忠さんの声に似た声優がいると推薦してもらったのが中野泰佑さんです。
収録前にお話したら、地声がまさに大塚芳忠さんにそっくりでビックリ!
ただあまりにも似すぎてて、第一声で出落ちしてしまうかもと心配になった程です。
「革命家」がイメージ通りに作れたのも中野さんのおかげです。ご出演ありがとうございました!
— 難波日登志(三條なみみ) (@namimi_sanjyo) December 5, 2020
この作品に出演してもらった声優の皆様、知らない外国語での演技、ありがとうございました!
まだご覧になってない方、見直したい方は是非ご視聴くださいませ!
第33話「革命家」あらすじ
皇帝暗殺の罪で指名手配犯となったソフィア、キロランケ、ウイルクの3人。彼らは写真館を営む長谷川幸一に接触し、日本語の指導を依頼する。長い逃亡生活を続けてきた3人にとって、長谷川から日本語を学ぶ日々は束の間の穏やかな時間だった。
そんなある日、いつものように写真館を訪ねた3人は、長谷川から突然「もうここには来ないように」と告げられる。直後に写真館が秘密警察に包囲され、その標的が長谷川であることが判明し…。