この記事をかいた人
- 篭法
- 内向的で口下手、典型的な陰の者。テーマやメッセージ、登場人物の心情を考えさせられるアニメが好み。小説も好き。
週刊少年ジャンプにて連載された漫画『約束のネバーランド』(原作/白井カイウ氏、作画/出水ぽすか氏)。本作は、親のいない子どもたちが暮らす「グレイス=フィールドハウス」で暮らす少年少女・エマ、ノーマン、レイが、自分たちが人を食う“鬼”の食事として育てられていることを知り、ハウスからの脱出を目指すさまを描いたサスペンス作品です。
2019年にはCloverWorksによってTVアニメ化され、声優陣の迫真の演技や緊張感あふれる画作り、感情を揺さぶる音楽などで話題を集めました。
そして2021年1月7日よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて、待望のSeason 2の放送が始まります。そこで今回は、Season 2を観る際に押さえておきたい5つの見どころをご紹介。ぜひチェックして放送をより楽しく視聴してみてください!
ハウスの実態と“鬼”の存在を知り、育ての親にして監視者でもあるママ・イザベラとの壮絶な駆け引きを経て、ついにハウスからの脱出を果たしたエマら15人の子どもたち。
“偽りの楽園”を抜け、自由を求めた彼らが次に直面するのは“外の世界”の脅威。見たこともない植物や動物に翻弄されながら、温かい寝床も調理された料理もないという、これまでに経験していない過酷な環境に立ち向かう子どもたちの奮闘が描かれるようです。
未知の環境に加え、ハウスから放たれた“鬼”の追跡も近づいてくるなど、常に緊張感が漂っており、観ているこちらも思わず固唾を飲んでしまうことでしょう。
子どもたちの先頭に立ち、皆を引っ張っていく勇敢で優しいエマ、絶大な知識と持ち前の冷静さで彼女を導いていくレイ、中心人物であるふたりの年長者はもちろん、子どもたちの成長や各々の気持ちが、外の世界でサバイバル生活をするSeason 2ではより濃密に描かれていくのではないでしょうか。
ドンやギルダ、ナット、アンナといった子どもたちの中核を担う存在や、さらに下の年代の子たちにもスポットが当たっていき、よりひとりひとりの魅力が鮮明に。
同じ場所でずっと一緒に暮らしてきた“家族”だからこそできる見事なチームワークによって、どうやって状況を打破していくかも大きな見どころの一つとなっています。
ハウスでの攻防が中心に描かれてきたSeason 1に比べ、物語においてより重要になるのが、人を食らう異形の存在“鬼”。これまでベールに包まれてきた生態や社会などが徐々に明かされていくことでしょう。
“鬼”のキャラクターがSeason 2からは多数登場。エマたちの前にも、ムジカとソンジュ、ふたりの“鬼”が姿を現します。人語を解し、コミュニケーションは取れるようですが、その真意は不明。敵か味方か、新たな波乱を呼ぶキャラクターとなっています。
今後のエマたちにとっての大きな指針、そして解き明かすべき謎となっていくのが、エマたちに脱出のヒントを与えた謎の人物“ミネルヴァ”と、ノーマンから託された一本のペン。
それは「2年以内に迎えに行く」と約束し置いてきたハウスの幼い子どもたちのためにも、なにより自分たちのこれからのためにも、絶対に必要になる情報につながっていくこととなります。
外の世界に出たことによって徐々に明らかになっていく世界の真実と、積み重なる新たな謎。果たしてエマたちが求める真の自由、そして希望はあるのでしょうか? 巧みに張られた伏線の行方にも注目です。
神戸守監督をはじめ、多くのスタッフが続投。高い評価を得たSeason 1同様、緊迫感のある映像と音楽に思わず引き込まれること請け合いです。さらに今回はシリーズ構成として原作者・白井カイウ氏も参加。より深みを増した、緻密な物語が展開されていきます。
OPテーマとなる秋山黄色さんの「アイデンティティ」、EDテーマとなるMyuk(ミューク)さんの「魔法」、新進気鋭の実力派アーティストふたりが手掛ける主題歌にも要注目。エマたち登場人物の心情と作品の世界観に寄り添った楽曲が、映像をより華やかに、美しく盛り上げます。
以上がTVアニメ『約束のネバーランド』Season 2の5つの見どころとなります。新たな局面を迎え、さらに緊張感を増していく物語。エマたちの決死の逃避行と運命への抗いを、ぜひ最後まで見届けてみてください!
[文/篭法]
中学までは運動部だったが、だんだんインドア趣味になり、今では完全に陰の者。小説が好き。ライターを志すきっかけになったアニメは『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。その他に好きな作品は『91Days』『SSSS.GRIDMAN』『ワンダーエッグ・プライオリティ』など。アイドル系の作品にはあまり触れてこなかったが、1年ほど前から『シャニマス』にハマり、ライブにも足を運ぶようになった。
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関西テレビ:1月7日より毎週木曜 26:55~
東海テレビ:1月7日より毎週木曜 26:47~
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仙台放送:1月7日より毎週木曜 26:25~
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福島テレビ:1月7日より毎週木曜 25:25~
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※放送日時は変更の可能性があります
●見放題
Amazon Prime Video:1月6日(水)24:00~(第2話以降より毎話フジテレビ放送開始1時間後より配信予定)
●各話購入
Amazon Prime Video:1月6日(水)24:00~(第2話以降より毎話フジテレビ放送開始1時間後より配信予定)
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FOD:1月8日より毎週金曜12:00~
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Video Market:1月8日より毎週金曜12:00~
JCOM:オンデマンド:1月8日より毎週金曜12:00~
原作:白井カイウ・出水ぽすか(集英社 ジャンプコミックス 刊)
監督:神戸 守
シリーズ構成:大野敏哉・白井カイウ
キャラクターデザイン/総作画監督:嶋田和晃
プロップデザイン:板井寛樹
美術設定:池田繁美(アトリエ・ムサ)・大久保修一(アトリエ・ムサ)・友野加世子(アトリエ・ムサ)・乗末美穂(アトリエ・ムサ)
美術監督:池田繁美(アトリエ・ムサ)・丸山由紀子(アトリエ・ムサ)
色彩設計:横田明日香
撮影監督:塩川智幸(T2studio)
CG 監督:神田瑞帆
編集:松原理恵(瀬山編集室)
音楽:小畑貴裕
音響監督:清水勝則
アニメーション制作:CloverWorks
エマ:諸星すみれ
レイ:伊瀬茉莉也
ドン:植木慎英
ギルダ:Lynn
ナット:石上静香
アンナ:茅野愛衣
トーマ・ドミニク:日野まり
ラニオン:森 優子
アリシア・マルク:青山吉能
フィル・クリスティ:河野ひより
ロッシー:林 鼓子
ジェミマ:久遠エリサ
イベット:白城なお
ソンジュ:神尾晋一郎
ムジカ:種﨑敦美
公式サイト
公式ツイッター(@yakuneba_staff)
公式Instagram
【LINE@】@neverland_anime
著者は原作/白井カイウ・作画/出水ぽすか。「週刊少年ジャンプ」35号(2016年8月1日発売)より連載を開始し、「週刊少年ジャンプ」28号(2020年6月15日発売)にて完結。コミックス1巻(2016年12月2日発売)から 20巻(2020年10月2日
発売)までの全世界での累計発行部数は 2,500 万部以上。(電子版含む)「このマンガがすごい!2018 オトコ編1位」(宝島社)や、第63回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。
○原作:白井カイウ
原作担当。2015年、「少年ジャンプ+」読切『アシュリー=ゲートの行方』で原作者としてデビュー。
2016年、「少年ジャンプ+」読切作『ポピィの願い』にて作画・出水先生と初のコンビ作品を発表。2作とも大きな反響を得て、同年8月から『約束のネバーランド』を週刊少年ジャンプにて連載。
○作画:出水ぽすか
作画担当。イラストコミュニケーションSNS「pixiv」の人気イラストレーターであり、装丁画家など多方面で活躍。コロコロコミック『魔王だゼッ!!オレカバトル』連載など漫画家としても活動。2016 年「少年ジャンプ+」に読切作『ポピィの願い』でジャンプデビュー、同年8月から『約束のネバーランド』を週刊少年ジャンプにて連載。