![アニメ『リゼロ』2期 前半クール 第12話(37話)振り返り【ネタバレ注意】](https://img2.animatetimes.com/2020/12/5fe6ef3d4f271_fa2dd66c6921dd6beb5ffcd37d529831.jpg)
アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』前半クール 第12話(37話)を振り返る! “色欲”&“怠惰”の魔女も遂に登場! そしてエキドナ(CV:坂本真綾さん)の真意が遂に明かされる!
エキドナは人の心がわからない……スバルに契約を迫る様は、まさしく詐欺師のそれ
スバルが全てを救いたいと決意しているのは先述した通りですが、エキドナはこれまでスバルが死に戻りを重ねたことは無駄じゃないと諭します。スバルのこれまでの道のりに無駄なことなどひとつもなかったとのことですが、別にスバルも死にたくて何度も死んだ訳ではないはず。
まるで死に戻りをただ便利なだけ力のように述べる彼女に少し違和感があるのですが、ここでエキドナはスバルに契約を結ばないかと持ちかけました。これによって彼女の助力を得られるためほぼほぼ断る理由は無いのですが、突如として“憤怒の魔女”ミネルヴァ(CV:小松未可子さん)が現れました。
契約成立寸前のタイミングで待ったをかけるようなタイミングで登場した彼女。相変わらず怒り狂っていますが、他の魔女がこの世界に現れるためにはエキドナと入れ替わりでなければならなかったはず。
しかしミネルヴァによるとそのルールはエキドナの悪ふざけだったそう。さらに続く指摘通り、契約を結んだ際にスバルが被る“不都合”についてはそういえばここまで一切話していません。流石に胡散臭くなって来ました。
続いてこの場に現れたカーミラの言を要約すると、エキドナの話した事は「全部本当だけれど、思惑の全てを話した訳ではない」「嘘は言っていないが、隠していることがまだかなりある」だそう。あれ? それは詐欺師の手口そのものなのでは……!?
ダメ押しとばかりに、ここで更なる新キャラクターが登場! 新たに現れた地べたに寝そべる女性は“怠惰の魔女”セクメト(CV:中原麻衣さん)。彼女によるとエキドナの「君を君の望む未来に連れていく」と言う言葉には、“最後には”という前置きがあるのだとか。
セクメトはこの契約の場の公平性を保つために現れたそうですが、続いてテュフォン(CV:久野美咲さん)、ダフネ(CV:東山奈央さん)も現れ、“大罪”を冠した魔女が“嫉妬”以外勢揃いに。
ここでスバルはエキドナにある質問を投げかけます。それは「お前の協力で俺が最善の未来に辿り着くのは、最善の道を通ってか?」というもの。しかしこの問いにエキドナは無言で返しました。煮え切らない態度を見たスバルが再度回答を求められると、「望む未来を掴むためなら、その道のりで出る犠牲は許容する、それが君の覚悟ではなかったのかな?」と質問に質問で返してくるエキドナ。
その後のエキドナは、やたら饒舌に死に戻りの素晴らしさを語りました。あまりにも長いのでここでその全てをピックアップはしませんが、簡単に言うとお互いのメリットのためにお互いの力を利用し合おう? みたいなところでしょうか。
このエキドナのセリフからはさらに、留まることを知らない知識欲みたいなものも察することができました。「死に戻りを強要しない」と言っていたような気がしますが、もしかしてこれエキドナの知識を頼る限り、彼女の最善だという指示でスバルは様々なパターンを試行錯誤させられ、その度に死にまくるのでは? と思わずにはいられません。
ここまでエキドナが情熱的に語ってくれているのですが、話している内容が全く頭に入ってこないと言いますか、内容を理解することを頭が拒んでくる話というのも珍しいですね。恋だの愛だのとものたまっていた気もしますが、スバルという人間を想っての言葉ではないため如何せん響いてこないのです。
これはスバルにというより、スバルの“死に戻り”の力に恋しているといったほうが正しいのではないでしょうか。それにしてもこの長ゼリフをエキドナとして演じ切る坂本さんには舌を巻くしかありません。
スバルもやはり前から引っかかるものがあったようで、このあまりにもあんまりなエキドナの発言に絶望した様子。どうやら彼女の態度に幼稚で薄っぺらいと感じる部分がずっとあったようで、今回のことで合点がいってしまった様子。
この指摘を受けたエキドナは怒るでもなく「次の機会があったら……そうさせてもらおう」と返したのですが、その言葉の冷たさにゾッとした人も多かったのではないのでしょうか。
そしてスバルはもうひとつ、ベアトリスの契約についてエキドナに質問しました。ベアトリスの生まれに深くかかわっていることから、エキドナに聞けば答えがわかると信じてのことだったのでしょう。しかしエキドナから返ってきたのは、「さぁ? 誰なんだろうねぇ?」という茶化すような言葉。
本当のところがバレたからか、平気で人の神経を逆撫でするような発言が出てくるようになっています。哀れにもベアトリスは居もしない“その人”を400年待ち続けたことになりますが、さらにエキドナはそんな彼女の選択を「素晴らしい」と言ってのけました。
そんな彼女の目的は“ベアトリスが誰を選ぶのか知りたかった”。その果てにどんな未来を選ぼうとも自分の知識欲や好奇心を満たしてくれれば、ベアトリスはどうでもよかったのでしょう。この言葉を聞いたスバルは、エキドナの手は取らず別の人物の手を取ることを決意。
するとそこに嫉妬の魔女までもが現れ……!? といったところでまた次回。大罪を冠した魔女たちが勢揃いしてしまいましたが、果たしてスバルは無事エミリアたちの下へもどれるのでしょうか!?
公開中の第37話のアフレコアフタートーク動画には、スバル役の小林さんとエキドナ役の坂本さんが出演されています。こちらもあわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season作品情報
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放送情報
後半クールは2021年1月より
AT-X、TOKYO MX、BS11ほかにて放送開始!
イントロダクション
俺が必ず、お前を救ってみせる。
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年・菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力......それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。
幾多の死を繰り返しながら、辛い決別を乗り越え、ようやく訪れた最愛の少女との再会も束の間、少年を襲う無慈悲な現実と想像を絶する危機。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は再び絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。
2016年にTVアニメ化され、世界中で大ヒットを記録した『Re:ゼロから始める異世界生活』、待望のセカンドシーズンが2020年7月8日(水)よりAT-X、TOKYO MX、BS11ほかにて放送開始!
スタッフ
原作:長月達平(MF文庫J『Re:ゼロから始める異世界生活』/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:大塚真一郎
監督:渡邊政治
シリーズ構成:横谷昌宏
キャラクターデザイン・総作画監督:坂井久太
モンスターデザイン:小柳達也
アクション監修:大田和寛
プロップデザイン:岩畑剛一、鈴木典孝
デザインワークス:加藤千恵、コレサワシゲユキ、灯夢、坂井ユウスケ
美術設定:青木薫(美峰)
美術監督:高峯義人(美峰)
色彩設計:坂本いづみ
特殊効果:川西美保
撮影監督:峰岸健太郎(T2studio)
3Dディレクター:軽部優(T2studio)
編集:須藤 瞳(REAL-T)
音響監督:明田川 仁
音響効果:古谷友二(スワラ・プロ)
音楽:末廣健一郎
音楽制作:KADOKAWA
アニメーション制作:WHITE FOX
製作:Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
キャスト
ナツキ・スバル:小林裕介
エミリア:高橋李依
パック:内山夕実
レム:水瀬いのり
ラム:村川梨衣
ベアトリス:新井里美
ロズワール・L・メイザース:子安武人
ガーフィール・テンゼル:岡本信彦
オットー・スーウェン:天崎滉平
フレデリカ・バウマン:名塚佳織
ペトラ・レイテ:高野麻里佳
リューズ・ビルマ:田中あいみ
エルザ・グランヒルテ:能登麻美子
エキドナ:坂本真綾
シリーズポータルサイト
TVアニメ公式サイト
公式ツイッター(@Rezero_official)
原作情報
原作小説『Re:ゼロから始める異世界生活』
第1~24巻まで好評発売中!
著者:長月達平
イラスト:大塚真一郎
価格:600円+税
BD&DVD発売情報
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会