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冬アニメ『五等分の花嫁(第2期)』佐倉綾音 声優インタビュー第4回

人間の怖さが垣間見える第2期……? 五つ子たちの戦いに四葉も参戦ーー冬アニメ『五等分の花嫁∬』声優インタビュー第4回:中野四葉役・佐倉綾音さん

風太郎のカッコいいところは顔!?

ーー風太郎のカッコいいと思うところはどこにあると思いますか?

佐倉:私、ねぎ先生の絵が好きなんですよ。だからねぎ先生が描く風太郎の顔がカッコいいと思っています!(笑)

ーーそれ、キャラクターのデザインしか褒めてないですね。伊藤美来さんは良さを熱弁していたんですけど……(笑)。

佐倉:そうなんですか? でも、私は顔です(笑)。

ーー確かに顔もカッコいいし、実はスタイルもいいですよね。

佐倉:そう! ジトッとしたクールな感じとか、どんどんカッコよくなっていって、いいなぁと思います。だから顔が一番好きです。

しかも五つ子に関わり始めてから、すごく人間味が出てきた人だと思っているんです。それまでは勉強にしか興味がなくて、機械みたいな感じで、家族に見せている顔でしか優しさや人間らしさが出ていなかったのが、五つ子と関わることで優しさや戸惑いが出るようになったんですよね。

第2期でとてもいいなと思ったのが、勉強しても理解できないことがあることに気がつくエピソードで、ちゃんと相手の立場になって考えることができるようになったんだなと思いました。

ーーアフレコではどんなことが印象に残っていますか?

佐倉:第1期の頃はみんな一緒だったのですが…失って気がつくじゃないですけど、第1期は当たり前のように五つ子キャストがみんなで一緒にいられたものの、第2期では双子とか三つ子くらいまでしか一緒に録れないので、寂しい気持ちもありますね。あの頃は、スタジオでみんなで差し入れを頬張りながらおしゃべりしていたなぁと、懐かしくなります。

ーーお芝居でも掛け合いで引き出されることは多いですしね。

佐倉:息遣いが感じられることは大きいと思います。予告で台詞を合わせるところも多かったんですけど、そういうのが少なくなってしまったのも、ちょっと寂しいです。

恋愛戦争に四葉が参戦!ドロドロしていく人間関係に「これ本当にラブコメ作品?」

ーー第2期がいよいよスタートしますが、四葉にはどんな変化が起こりそうですか?

佐倉:四葉は基本的にフラットな雰囲気で、風太郎にも最初から最後までフラットに接していたので、恋愛的な側面が見えることが少なかったんですよ。

そこから考えると第2期では、五つ子戦に参戦していくことになるんですよね。原作の雰囲気的にも、どんどんサスペンスみたいになっていくんですよ(笑)。アニメだともう少しポップに描かれるのかなと予想していますが、人間の醜いところや怖いところが結構出てくるんです。

ーー特に姉妹同士だから、余計に大変ですよね。

佐倉:みんながお互いのことをよく分かっていて、長所も短所も知っている上での戦いになるので、そこで平和主義だった四葉がどう加わっていくのか、楽しみにしていてもらいたいなと思っています。

ーーアニメ的な見どころも、そういうところになりますよね?

佐倉:そうですね。これは話せば話すほどネタバレになっていくのですが、繰り返しになりますけど、人間同士の内面でのやり取り、嘘をついたり、ずる賢いことをしたり。この手の少年漫画のラブコメで、なかなかここまでのことはしないと思うんです。

でも私はそこがあったからこそ、原作にめちゃめちゃハマって読んでいるんですけど、どのページを開いても絵がきれいなのに、その根底に流れる仄暗い空気が「あれ? これ本当にラブコメ作品?」となるときがあります(笑)。

一花とか、本当に“女”なんですよ! これがアニメでどうなっちゃうんだろう。でも声が入ったら、何だかんだでかわいくなるんだろうな……。

それに第2期では、一花と四葉のシーンが結構あるんです! 歯磨きをしているシーンとか。私一人っ子なので、姉妹への憧れとか理想がすごくあるのですが、その理想をバッチリ具現化してくれているシーンになっているので、楽しみにしていてください。(花澤)香菜さんとも一緒に収録ができたので。

ーー第2期で注目してほしいキャラクターとなると、一花になりますか?

佐倉:そうですね。一花はいろいろな意味で強いんです。こういう女の子のことが好きな男性って一定数いるんじゃないかなとも思いました。しかもそんな一花を演じる香菜さんがヤバいんです! 私は新しい扉が開いた感じがしました。

ーー今回から、アニメの制作陣も変わっていますが、何か変化はありましたか?

佐倉:びっくりするくらい任されている感じがします。第1期から演じてきたキャストさんたちが正解に一番近いものを持っているだろうということで。

ーーそうやって任されることは、やりがいにもなる?

佐倉:ディレクションをされて、直されることもやりがいにはなるんですけど、任されたら任されたで、また質の違うやりがいが生まれるというか。自分がちゃんとしないといけないし、自分がやったものがそのキャラクターになってしまうという責任感が生まれるので、発破のかけられ方が違う感じがします。

(C)春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∬」製作委員会
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