『機動戦士ガンダム』MS解説│ガンダムを倒したことも……!? ジオン公国軍初の実戦用MS「ザクI(旧ザク)」の活躍を紹介!
現在、「ガンダムチャンネル」では「昼MS」というモビルスーツ(MS)の解説動画が公開中! 本稿では、そのMSの宇宙世紀での活躍や裏話を掘り下げていきます。
今回は旧ザクの名でお馴染みの「ザクI」。一年戦争初期、ジオン公国軍が圧倒的な戦力を持つ地球連邦軍に大勝したキーである本機の活躍を振り返っていきましょう!
▲ザクI|昼MS【ガンチャン】
「ザクI」(旧ザク)とは
今回紹介する「ザクI」はジオン公国軍が採用した初の実戦用のMSです。通信障害などを引き起こし、レーダーによる索敵の妨害などが可能な「ミノフスキー粒子」の散布下での有視界戦闘に適した人型機動兵器としてジオン公国の機械メーカーである「ジオニック社」が開発。その前身機が同じジオン公国の機械メーカーである「ツィマッド社」が開発した「ヅダ」とのコンペで勝利し、同公国軍の主力MSとして正式採用されました。
正式採用されたものの、至らぬ点が多く、一年戦争の開戦初期には課題点が改善された「ザクⅡ」がともに実戦投入。以降は、ザクⅡに続く新MSたちが戦場の主役となり、本機は活躍の場を施設の制圧や警備、補給任務といった裏方に移します。しかし、本機のデータを基に開発されたジオンの傑作機・ザクⅡのベースとなっている点や、「ガンダム」をはじめとした連邦のMS開発に多大な影響を与えた点など、宇宙世紀のMSの基礎として重要な役目を果たしました。
アニメ『機動戦士ガンダム』には、第3話「敵の補給艦を叩け!」で初登場。シャア・アズナブルの艦隊の補給のためにガデムが搭乗し、MSの受け渡し作業に使用されますが、ガンダムとの戦闘の末に撃破されてしまいました。
なお本機は、本編でアムロの前に立ちふさがった青い巨星(ランバ・ラル)、黒い三連星(ガイア、オルテガ、マッシュ)といったジオンのエースパイロットたちが搭乗したことでも知られています。ガンプラをはじめとしたグッズやゲームなどでその姿を確認することが可能です。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではシャアも搭乗しており、真っ赤に塗装された本機の活躍が描かれています。
主な登場作品
■機動戦士ガンダム
■機動戦士ガンダム第08MS小隊
■機動戦士ガンダムZZ
■機動戦士ガンダム MS IGLOO
■機動戦士ガンダム THE ORIGIN
……など