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冬アニメ『無職転生』シルフィ役・茅野愛衣 声優インタビュー

声を入れずとも素晴らしく、その場にシルフィが存在しているような圧倒的な描写ーー冬アニメ『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』シルフィ役・茅野愛衣さん 声優インタビュー│子供を演じるときに足を運ぶ場所とは?

なろう系ラノベのパイオニア”『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』が好評放送中!

ハイクオリティな映像で、放送前からすでに話題となっているが、それもそのはず、スタッフには超強力な名前が並んでいて、まさにタイトル通り、本気を出しまくっている作品なのだ。

そんな作品に声を当てているキャスト陣にインタビューを敢行。ルディ(ルーデウス・グレイラット)の幼馴染で、最初の友達でもあるシルフィ(シルフィエット)役を演じる茅野愛衣さんに、作品の魅力について、たっぷりと語ってもらった。

子供を演じるときの意外なルーティンとは?

――原作、台本でこの作品に触れたときの印象を教えてください。

茅野愛衣さん(以下、茅野):最初に作品に触れたのはオーディションのときでした。タイトルが、「何だ、このパワーワードは!」というくらいの衝撃で(笑)。どんな話なんだろうって一気に興味をひかれたんです。

なかなか人生がうまくいかない30代の男性がトラックに轢かれたことで転生して、イチから人生をやり直すという物語で、転生ものはいくつかありますが、そのパイオニアと呼ばれている作品だという話を伺って、ビックリしました。

この作品から、そういう流れが始まっているようなので、出演できるのは光栄に思います。私自身、タイトルから興味を持っていたので、受かったときはうれしかったですし、楽しみだなと感じていました。

――アニメーションの映像が圧倒的ですが、アニメとしての本作にはどんな印象を持っていますか?

茅野:毎回、原作を読むか読まないかを、主人公の立ち位置だったり、自分の演じる役の立ち位置によって決めていますが、シルフィはルディに引っ張ってもらう役柄ということもあったので、今回は原作を読まず、先を知らないでやったほうがいいと思いました。

そうして現場に入ったんですけど、すごく絵が素晴らしくて!! これをあまり言うとプレッシャーになると言われちゃいますが、スタジオバインドさんって、この作品を作るために作られたスタジオさんらしいんです。だから、キャラクターの表情や動きはもちろん、背景がものすごくきれいで!

キービジュアルを見ていただければ分かるんですけど、リアルなんです! 異世界をリアルに感じられる作品で、こんなふうに映像で見せられるんだ!って驚きました。

現実と転生した世界とのギャップみたいなものが作品でもすごく丁寧に描かれていたので、そこに私はとても感動して、ひとりのお客さんとしても見たい作品だなと思いました。

私自身、この先がどうなっていくのか分からないんですけど、まだ原作を読んでいない方と同じような気持ちで、アニメを楽しみにしているところです。

――転生するとき、その異世界の世界観って一番大事だと思っているので、これはすごいと思いました。

茅野:そうなんです! どの作品も、実際は“作り物”ではあるんですけど、そこで作品の世界観に入り込めなくなってしまったらもったいないし、絵でリアルに見せることでお客さんたちは絶対に引き込まれていくと思います。

私たち声優も演じていて、結構引き算ができる作品なんです。声優のお芝居って、基本的には足し算や掛け算をしていく仕事になると思うんですけど、シルフィの動きだったり表情は、作画のほうでかなりお芝居を付けてくれていて、絵だけで素晴らしくシルフィが表現されているんですよ!

なので、今回は割と引き算の演技をしています。声を入れずともその場にシルフィが存在してくれているので、何の不安もないんです。

――しかもそれが演じる前に分かっているのは、うれしいですね。

茅野:演じる前にリハーサルの映像と台本をいただくんですけど、自宅でチェックをしていたときにそれを感じました。

タイトルに“本気だす”ってありますが、まさにスタッフさんたちの本気をすごく感じたので、アニメーションでどう描かれていくのか、お話だけではなく、そちらも楽しみになりました。

――オーディションでは、何役か受けたそうですがシルフィに決まったときの感想はいかがですか?

茅野: 最近は、お母さんとかお姉さんの役を演じることが多いので、ゼニスやリーリャを受けていたんです。だからすごく意外でした!シルフィですか?って(笑)。

久しぶりに子供を演じることになりましたが、これって声優ならではですよね。実写だと大人が子供を演じることはなかなかできないので、こうやって年月を重ねても子供の役をやらせていただけるのはすごくうれしいことだと思いました。

私、子供を演じる前は、よく公園に行くんですよ。そこで遊ぶ子供たちを見ていて……って、ここだけ読むとちょっと怪しい人みたいに思われるから、誤解しないでほしいのですが(笑)。でもやっぱり子供同士ならではの空気感ってあるんですよね。そこに大人が入るとまた違ってくるというか。

なので、子供同士のお話しているところや持っている空気を感じるために、アフレコ前に公園に行って、それを聞くのがベストなんです。今回のアフレコ前も公園には行きました。

――子供は、たくさんいました?

茅野:いました! はつらつとした子とか、おとなしそうな子がいて、シルフィはおとなしい子なので、同じような性格の子を目で追いかけましたねぇ。

でも、ルディ役の内山夕実ちゃんが引っ張ってくれるというか。私自身、お芝居をこういうふうにしようって作りすぎないほうが、子供を演じるときはやりやすいので、シルフィの気持ちは作っていくけど、あとは夕実ちゃんのお芝居を聞いて、掛け合いの中で出てきたものを大事にしたいなと思いながら演じていました。

(C)理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生」製作委員会
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