アニメ『呪術廻戦』パンダ役・関智一さん×究極メカ丸役・松岡禎丞さんインタビュー│関智一さんが感じた『どろろ』に通ずる世界観! 松岡禎丞さんは“五条先生になんとかしてほしい”くらいキャラクターに感情移入?
関さんと松岡さんにとって初のがっつりバトル!
――そして第16話ではパンダと究極メカ丸のバトルが見られます。一緒にバトルをされた感想とどんな想いで収録に臨まれましたか?
関:今まで松岡君とがっつり絡んだことがなかったよね?
松岡:何度かご一緒させていただきましたが、ここまでがっつり掛け合うのは初めてですね。
関:デビューしたての頃の松岡君を知っていて、そこからどんどん頭角を現して、今では押しも押されぬ役者さんになって。そんな彼とバトルでやり合うことになって、どんなお芝居をするのだろうかという興味が強かったです。
松岡:僕はちょっと怖さを感じていました。自分の全力をちゃんと出せるのだろうかと。でも収録が始まれば、その心配も杞憂で、自分の全力をただ関さんにぶつければいいんだと振り切れたし、関さんのお芝居を肌で感じられて。
――小人数での収録の中、2人の対決シーンは一緒に演じられたんですね?
関:そこはお気遣いいただいて、毎回、少人数ながらも掛け合いが多い人と一緒にやらせていただいています。
――関さんのセリフ量も多いなと思いました。メカ丸との掛け合いに加えて、モノローグも結構あって。
関:その他の回で休みが多めなので、こういう回を足して、割るとちょうどいいくらいじゃないですか?(笑) 出続けたり、しゃべっているほうが演じやすいんですよね。状況や物語の流れもわかるので。でもたまに登場する役だと空白の時間を埋める作業が必要なので難しいです。
――今回、戦っている京都校のメンバーの印象は?
関:この交流会の前にも京都校のメンバーとは会っているわけですが、第一印象からしてちょっと悪そうですよね。しかもこの交流会で虎杖を殺そうとしているし。でも京都校の学長からの指令を受けながらも一枚岩ではないところがおもしろいですね。
松岡:東京校のように和気あいあいという感じではないですよね。京都校の印象はみんなはキレやすい(笑)。そしてみんな、何かしらの過去や責任を背負っているわけですが誰に頼ることなく、自分1人で抱え込んでしまっている気がして。東堂以外は(笑)。
関:東堂をはじめとして変わったキャラクターばかりですが、それぞれの生い立ちが起因している部分もあるので、僕自身、今後明かされていく彼らの過去やバックボーンを楽しみにしています。
目が追い切れないスピード感と高クオリティ。松岡さんはOPをリピート見するほどお気に入り
――アニメの映像をご覧になった感想をお聞かせください。
関:絵がきれいで、バトルシーンのスピード感があって、見ていて目が追い付かないくらいで、すごいクオリティだなと思いました。
松岡:絵の躍動感が伝わってきて、特にOP映像(※)は繰り返し見ています。もう何度見たのか覚えていないほどです。Aパートを見た後にOPに戻ったり、多い時はOP→OP→Aパートとか、OP×2→Aパート→OP→Bパートの時もあったりして(笑)。それくらいハマっています。
※取材時、第1クールオープニングテーマ:Eve「廻廻奇譚」
関:あと僕は『デビルマン』などを見て育ってきた世代ですが、呪霊などのインパクトあるデザインや描写はひけを取らないと思います。