![TVアニメ『ゾンビランドサガ』種田梨沙×河瀬茉希《後編》|声優インタビュー【連載RE】](https://img2.animatetimes.com/2021/02/6017746648ab0_a08ddc6f82a91918e2345cd189d17943.jpg)
【連載】TVアニメ『ゾンビランドサガ』水野愛 役 種田梨沙さん×紺野純子 役 河瀬茉希さんインタビュー【SAGA. 03 RE_後編】|続篇制作が決まった後の2人の反応は意外!? メンバーで一番リアクションが大きかったのは?
『ゾンビランドサガ』未体験のあなたへ2人から楽しみ方のアドバイス
――『ソンビランドサガ』初心者の方やこれからご覧になろうか迷っている人に、見たくなる魅力や楽しみ方のレクチャーをお願いします。
種田:アイドルアニメとして非常にハードルが低い作品だと思うし、アイドルアニメはもういいかなと思っている人はゾンビものとして見ていただければ(笑)。頭を空っぽにして気楽な気持ちで見るのが一番いいのかなと思います。
河瀬:私も友人にこのアニメを勧めたら「ゾンビものはちょっと……」と言われることが多くて、ゾンビだから怖いとかグロいんじゃないかと思って見られない人もいるんだなと。でもゾンビだけどグロくないし、痛くないし。
種田:境(宗久)監督もお子さんとご覧になっているそうなので、子どもと一緒に見ても大丈夫じゃないかなと思います。
河瀬:そして軽く見られるのに、急に泣かせたり、熱い展開になったりして。ゾンビものが苦手な人でもアイドルものが苦手な人でも楽しめるし、何となく見てみようくらいな感じで1話を見たらすぐにハマると思います。
種田:もちろん考察もできますが、伏線や謎を意識しなくても楽しめます。私の体感的には5分くらいのアニメなので、一気見にも合っているかも。
河瀬:純子と愛のエピソードは2話構成でしたが、基本的には1話でエピソードが終わるので、時間ができたり、気が向いたら1話ずつ見たり、エピソードをつまみ食いみたいに楽しむのもいいし。キャラの絵を見て、例えばリリィちゃんが気になったら、見ているお友達に「何話に出ているの?」と尋ねたり、ネットで調べたりして、そのお話から見るとか。
種田:見れば、お気に入りのキャラやエピソード、楽曲が必ず見つかると思います。「もうすぐ2期が始まってしまうし、今さら1話から見るのも」とためらっている人にこそ、「いつ見るの? 今でしょ?」という言葉を送ります。
河瀬:「自分は絶対に後追いしないぞ」とか思っている人は、素直になって見てください。この記事を読んでいる時点で気になっているはず(笑)。
種田:アニメ好きを語るなら、『ゾンビランドサガ』ははずせませんよ!
河瀬:1期はどこから見てもおもしろいけど、2期は1期を見ることでおもしろさが増すので。2期の放送まで時間があるので、1期を見て、心の準備を!
佐賀県知事と知り合いに? ふるさと納税は佐賀へ? 作品を通じて深まった佐賀との関係
――作中だけではなく、フランシュシュのキャストによるLIVEや佐賀でのイベント、タイアップなど様々な出来事がありましたが、印象に残っているものは?
河瀬:いっぱいあるんですけど、県知事と仲良くなれたことはすごいなと思います。私は千葉県出身で今、東京に住んでいますが、千葉県や東京都の知事にはお会いしたこともないのに、佐賀県の知事とはめちゃめちゃお会いしていて。お会いするたび、「あっ、河瀬さん、久しぶり!」、「ご無沙汰してます!」みたいな、普通の会話をする間柄って(笑)。
故郷よりも故郷みたいで、日常の街中で「佐賀」という文字を見かけたら「ちょっと買ってみようかな」と思いますね。種田さんが一番お手に取っていると思います。
種田:現場への差し入れに「さがほのか」というイチゴを持って行ったり。佐賀県物産展を見かけようものなら絶対に行くと思います(笑)。
――種田さんは佐賀へふるさと納税されているとおっしゃっていましたね。
種田:最近のふるさと納税は唐津市が多いです。
河瀬:すごいな~!
種田:返礼品は佐賀牛ハンバーグや野菜をいただいて。せっかくなら自分が作品でお世話になった聖地で買いたいなと思っているし、佐賀県で絞ることで逆に探しやすくなりました。
河瀬:あと東京から2時間で行けるんですよね。普段の国内旅行だと荷物もしっかり持っていかなきゃと思うけど、佐賀に行く時は「身ひとつで行けばいいか」くらいな気持ちで。フットワークが軽くなりました。
種田:そうそう! 九州が身近に感じられるようになったよね。前なら遠いイメージがあったけど、今は佐賀県人みたいな感覚になってきちゃって(笑)。
河瀬:私、街を歩いていて、よく振り返られるのも佐賀だけで。佐賀県での私の知名度ってすごいなと(笑)。車で窓際に座っていたら、自転車に乗っていた人がガン見したと思ったらお辞儀をしてきたり。
――佐賀でのイベント出演だけではなく、新聞にもよく掲載されていたからでしょうか?
河瀬:確かに。それで佐賀のアニメやっているから見ようかと興味を持ってくださる方も多いみたいで。
種田:老若男女が楽しめる作品だからというのもあると思います。
河瀬:そうだね。ライブをやる前にご夫婦から「地元なのにチケット取れなかったからライブビューイング見に行くよ!」と。
種田:深夜アニメなのに。
宣伝担当:でも佐賀では再放送がゴールデンタイムで放送されたんです。
2期制作が決まった後の2人の反応は意外!? メンバーで一番リアクションが大きかったのは?
――フランシュシュ座談会で、1期の最終回である12話収録後に「録り忘れは13話でしょ」と思ったと河瀬さんはおっしゃっていましたが、待望だった2期、『ゾンビランドサガ リベンジ』の制作が発表された時の感想は?
種田:よくぞ、やってくれたと。「あの終わり方で2期がなかったらちょっと暴れちゃうけど大丈夫ですか?」というくらい、みんな「終わるのはヤダ! ヤダ!」と言っていたので、「やった!」という気持ちと「やっぱりやるよね」と納得している自分もいて。
河瀬:私たちはみんな、この作品が大好きなので、続きが知りたいという想いと、たくさんの方が続きを熱望してくださったおかげだという感謝の気持ちでいっぱいで。2期が決まって一番反応が大きかったのは(サキ役の田野)アサミさんで、他のメンバーは「ですよね」くらいに割と冷静で。
宣伝担当:2期の話を皆さんが聞いたのは、2019年に佐賀のアルピノでライブのリハーサルの時ですよね。
河瀬:そうですね。私たちはマネージャーさんから「2期あるよ」と軽く聞いていたけど、アサミさんだけ聞いてなかったみたいで、「(田野さんのモノマネで)えっ!? やるの?」って。そしてライブの進行表に2期と書いてあるのを見て、「何これ!?」って。
――タイトルを知ったのはいつですか?
種田:ライブのリハーサルの時でした。特報の映像を先に見せていただいて、『ゾンビランドサガ リベンジ』というタイトルに「へっ!?」っと。映像で何かいいことを言っているふうだけど、その時は何もわからずで。
河瀬:白竜さんにいろいろ叫んでいただきながら、何にリベンジするのかはわからずじまいで。あと佐賀県庁が何で崩壊しているんだろうとか(笑)。
(C)ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会