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アニメ『呪術廻戦』瀬戸麻沙美×小松未可子×井上麻里奈 声優インタビュー

「思うままに気持ちをぶつけました」最終回のつもりで挑んだ禪院家の姉妹対決の胸中が明らかに! アニメ『呪術廻戦』瀬戸麻沙美さん×小松未可子さん×井上麻里奈さんインタビュー

『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で好評連載中の『呪術廻戦』(芥見下々さん原作)。2020年秋にスタートしたアニメも大人気&話題沸騰中!

アニメは第2クールに入り、現在は主人公の虎杖(いたどり)属する呪術高専東京校と京都校の京都姉妹校交流会が展開中です!

今回、『呪術廻戦』で活躍する女性キャラクターの3人による鼎談が実現! 釘崎野薔薇役の瀬戸麻沙美さん、そして禪院家の双子の姉妹、姉・禪院真希役の小松未可子さん、妹・禪院真依役の井上麻里奈さんに作品の見どころを語っていただきました。

 
《第2クール:インタビュー記事バックナンバー》
□01 虎杖悠仁役・榎木淳弥×東堂葵役・木村昴
□02 パンダ役・関智一×究極メカ丸役・松岡禎丞
□03 釘崎野薔薇役・瀬戸麻沙美×禪院真希役・小松未可子×禪院真依役・井上麻里奈

《第1クール:インタビュー記事バックナンバー》
□01 虎杖悠仁役・榎木淳弥
□02 両面宿儺役・諏訪部順一
□03 五条 悟役・中村悠一
□04 釘崎野薔薇役・瀬戸麻沙美

静と動を活かした演出。随所で感じる「MAPPAらしさ」

ーーアニメを実際に見て、いかがでしたか?

禪院真希役・小松未可子さん(以下、小松):原作を読んで、この世界観、このタッチがどうアニメーションになるんだろうと思っていたら、バトルがもう、すごかったです! 読者は、技の演出がどうなっているのかが気になっていたと思うんですけど、『呪術廻戦』の世界観がギュッと詰め込まれていますよね。

もちろん、自分のキャラクターが出てくるまでのドキドキはありましたけど、単純に楽しませてもらっていて、結構リアタイで見ています!(笑)

禪院真依役・井上麻里奈さん(以下、井上):いい時間帯で、いい曜日なんだよね。

小松:ちょうどお風呂入って、よし! 見ようっていう時間帯ですよね。私の演じる真希は第5話からの出番だったんですけど、どのキャラクターも魅力的なんです。今はコロナ禍ということで、少人数のアフレコになっているので、みんながどういうふうに演じているのか知らなかったりするんですけど、個人的には釘崎が衝撃でした。

瀬戸ちゃんが演じる釘崎が、雑で荒々しくて、曲がりくねった芯の強さみたいな感じが出ていて、常人じゃないような感じがすっごく好きでした!(笑)

ーー先輩だろうが、誰にでも噛みつきますからね。

小松:そうそう。でも、それでいて「そこ、かわいいの!?」っていう部分もあったりして、すごく良かったです。

釘崎野薔薇役・瀬戸麻沙美さん(以下、瀬戸):ありがとうございます(笑)。私は映像を見たとき、何もかもが想像を超えていました。アフレコでもきれいな画を用意してもらっていて、すごく良いものができると思っていたんですけど、実際にオンエアを見てみたら、背景の美術はきれいだし、第1話から作っている人の愛情が詰まっていたんですよね。

それに、原作で手書きにて書かれている文字の部分とかも全部表現されているんですよ。面白いところとカッコいいところの切り替えがいいなと思いました。

小松:確かに!

瀬戸:それに色が付いたことで、明るい昼から、“帳”が降りた夜に急に変わるところとかは、視聴者としても見ていて、一気に作品に引き込まれるような部分だと思うんです。この世界には呪術が当たり前にある世界なんだ!と思わせるところが素晴らしいなと思いました。

ーー動く釘崎についてはどうでした?

瀬戸:最初は、自分のお芝居が気になってまともに見られなかったんですけど、出てきたー!と感激しました(笑)。登場シーンも、演じているときは釘崎目線になっているからおかしいと思わなかったと、前回のインタビューでも言ったと思うんです(※「喜べ男子、紅一点よ」と釘崎が言うシーンのこと)。

同級生を演じてるふたりも、関わりたくないという意見だったんですけど、オンエアのときは、少し冷静さを取り戻して見ることができました。

ーーどうでした?

瀬戸:友達にはなろうとは思わないんですけど、面白い人だなと思いました。大人になって、「中学のとき、釘崎野薔薇と同級生だったんだ」って言いたいくらいの距離感(笑)。

井上:「知ってるよ、釘崎でしょ!同中!同中!」みたいなね(笑)。

瀬戸:私の中では、そういう存在にはなっています。

井上:伝説の人だ(笑)。

ーー井上さんはアニメを見ていかがでした?

井上:さすがはMAPPAさんで、いろいろなところに「らしさ」や、勢いと迫力を感じてすごかったです。本作のアフレコの時って、尺がゆっくり目に感じるんです。その中でお芝居をやらせていただいているんですけど、それがアクションシーンを活かすための、静と動を活かした演出になっているんだなと感じました。

やっぱり「怖さ」って静と動があって成り立つものだと思うので、その使い方が素晴らしいなと思いながら、面白く拝見させていただいてます。

あと、アフレコに臨んだときに、アニメ「じゅじゅさんぽ」というものがありまして(笑)。それにはちょっとビックリして、何だこのアニメ「じゅじゅさんぽ」というものは?と思いました。

ーー第3話から始まりましたね。

井上:私の最初のアフレコでアニメ「じゅじゅさんぽ」の収録があったので、真依でいきなりギャグシーンを演じたんですよ。でも、そのギャップがありがたかったです。あれでみんな怖い思いをせずに寝ることができますから。良かった!癒しがあった!って思いました。

しかもそこにもちゃんと原作へのリスペクトがあって、キャラクターを分かった上で作ってくださっているから、原作ファンの方のためのアニメでもあるなと感じています。

ーー本編だけでも大変だと思うのに、アニメ「じゅじゅさんぽ」をしっかり作っているのにも愛を感じますね。

瀬戸:しかも先生の原案というのも嬉しいですよね。だからふざけたシーンも含めて面白い(笑)。

井上:うんうん。それと、EDの画(第1クールエンディング)もいいですよね! 私の中での『ジャンプ』らしさを感じたんです。

最初YouTubeで見て、キャラクターっぽい人が踊ってるな~と思っていて、なんだか私の知ってるキャラと似てるな……これ『呪術廻戦』だ!ってなりました(笑)。

ーー確かに、かなりテイストが違う絵でしたからね。

 

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
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