思いを託せるメジロパーマー&ダイタクヘリオスのコンビ感は“BFF”で“ズッ友”で“仲仔”!? 冬アニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』のぐちゆりさん×山根綺さんキャストインタビュー【連載第7回】
Cygamesが手掛けるクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、『ウマ娘』)。そのTVアニメ第2期『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』が好評放送中です。
第2期は、シンボリルドルフに憧れ無敗の三冠ウマ娘を目指すトウカイテイオーと、名家の誇りにかけて天皇賞連覇に挑むメジロマックイーンを主軸にした物語。ライバルの2人をはじめとする魅力あふれる“ウマ娘”たちが繰り広げる熱いレースやドラマに、胸を打たれた方も多いのではないでしょうか。
そんな第2期の放送を記念して、アニメイトタイムズでは毎週スタッフ陣やキャスト陣のインタビューを実施。
第7回は、パリピ語での掛け合いも楽しいコンビを演じるのぐちゆりさん(メジロパーマー役)と山根綺さん(ダイタクヘリオス役)のインタビューをお届けします。個性の強い名コンビをどう演じたのか、2人の関係の魅力、そして学生時代に使っていた言葉まで、たっぷりお話をうかがいました。
オーディションの時から親近感の湧くウマ娘でした
――メジロパーマーとダイタクヘリオスは第2期で初登場となります。役が決まった時はいかがでしたか?
ダイタクヘリオス役・山根綺さん(以下、山根):実は『ウマ娘』のオーディションは2回ぐらい受けたことがあって。『ウマ娘』のことは初期の頃から知っていたので、今回ヘリオス(ダイタクヘリオス)に決まった時は「やっと受かった!!」という感じでした。
メジロパーマー役・のぐちゆりさん(以下、のぐち):私も最初のオーディションを受けていて、キャラ指定はなく受けたと思いますが、その時はダメだったんです。そして今回久々に『ウマ娘』のオーディションをいただき、パーマー(メジロパーマー)を受けさせていただきました。パーマーは設定を読んだ時から親近感があったというか、絶対にやりたい!と思いましたね。
――オーディションはどのような感じで?
のぐち:オーディション用のボイスサンプルをマネージャーさんに録っていただきました。でも、セリフを読んだら「もうちょっと"地のヤンキーさ”を出していいよ」みたいに言われて(笑)。地のちょっとガサツというかサバサバしたところを出してみました。私、たまに口調が荒ぶってしまうので、たぶんそういうところを言ってくださったんだと思います。オーディションの時点からすごくやりやすいキャラクターだったので、決まった時はめちゃくちゃ嬉しかったですね。
――具体的には、どんなところに親近感をおぼえたのですか?
のぐち:口調もですが、テンションの突き抜け方にすごく親近感が湧きました。普段はそうでもないんですけど、私もボルテージがあがるとすごく前のめりになって「うるさっ!」と言われることが多いんです。そういうところはパーマーに通じるんじゃないかと思います。
――確かに、普段はそんなにハイテンションなイメージないかもです。山根さんの方はオーディションではどんな感じでしたか?
山根:私もマネージャーさんに録っていただいたんですが、「これは受かったら体力必要だね」と言われました。というのも、オーディションのセリフはずっと叫んでいたんですよ(笑)。
でも、実際に始まってみたら、ヘリオスは「うわ〜〜!!」って泣き叫んだと思ったら、直後に「オッケー!」みたいになる切り替えの早さもあって。それって私にもすごくあるんです。普段は感情の起伏が激しいところもあるので、自分の感情の幅を120%出し切る感じで演じました。ヘリオスも私に近いキャラクターだなと思いましたね。
――ということは、山根さんはパリピですか?
山根:いやいやいや(笑)。私生活はパリピではないです。
のぐち:え、そうなの? 結構、おしゃれキラキラ女子みたいなイメージあるけど(笑)。心のどこかに、パリピのなにかがあるかもしれないよ?
山根:かもしれないですね(笑)。
――ちなみに、オーディションの時からパリピ語のセリフが?
山根:ありました。確か「あざまる水産」はあったと思います。
――「あざまる水産」はすっかり聞かなくなりましたね。こういう言葉は流行り廃りが早くて。
山根:今は「ぴえん」ですね。「ぴえんぱおんからのがおん」(※)みたいに私は言っています。
※公式サイトの山根さんのコメントでも使われている。
のぐち:言っているの? テレビで言っているのを見た時に、今はこういう感じなんだと思って。私も気持ちは若いと思っていたんだけどなぁ……。
――ぴえんは顔文字だけ使う人も多いですよね。
のぐち:あ、それは使うことありますね。
――そんなパリピ用語をふんだんに使うダイタクヘリオスですが、パートナーとも言えるメジロパーマーとノリのいい会話するのも面白いです。
山根:そうですね。ヘリオスが「あざまる水産」とか「ベッケンバウアー」みたいな言葉をパーマーに染み込ませているというか。使って覚えさせている感があります。
――実際に「ベッケンバウアー」を使ったことってありますか?
山根:いや、「ベッケンバウアー」はさすがにないですね。「全然違う話なんだけど」って言います(笑)。
のぐち:普通にね(笑)。
――ほかにも時代によって多種多様な言葉はありましたが、おふたりは学生時代にどんな言葉を使っていましたか?
のぐち:そうですね……「りょ」とかめっちゃ使っていましたね。
山根:私もすごい使っていました。最初の文字で切るのが流行っていましたよね。「りょ」すら省いて「り」って言うこともあって。ひらがな一言、みたいなのが流行っていました。
のぐち:あと、中学校の頃に手紙が流行ったんですけど、手紙の文字で「↑↑」(アゲアゲ)とか、「○○してね」の「ね」を「Ne」にして「e」の上に点々をつけて「ё」にしたりとか。
山根:Ne??
のぐち:やばい。ジェネレーションギャップだ(笑)。