ブルボンさんの言葉が、心を溶かしてくれました――長谷川育美さん&石見舞菜香さんが語る、ミホノブルボンとライスシャワーの共鳴する強さと優しさ│冬アニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』キャストインタビュー【連載第8回】
ライスシャワーをチームに入れるとしたら?
――ウマ娘としてドラマチックな描かれ方をした2人ですが、実際の競走馬も本当に強い馬でしたね。
石見:すごいですよね。ライスを演じるようになって実際の競走馬のことも調べたんですが、本当に史実に沿っているんだなってわかりました。(勝つ)タイミングはちょっと悪かったのかもしれないですけど、私はそういうところもいいなって思います。もし私が馬券を買うとしたら、誰かが三冠を狙うときにライスにかけておけばよかったなって(笑)。
長谷川:ライスだったら絶対ここで勝つぞって(笑)。
石見:三冠を狙うようなレースだとミラクルを起こす。それって逆に運がいいんじゃないかなってすら思ってしまいます。強い印象を残すわけですから。
長谷川:確かにインパクトすごいもんね。
――ミホノブルボンについてはどうですか?
長谷川:競走馬のブルボンは“坂路の申し子”って異名がついているんですよね。ウマ娘としてもそうですけど、自分に厳しく淡々と練習する子で。収録をしていても、もともとは短距離向きなのに、自分の夢に向かってストイックにできるブルボンはめちゃくちゃかっこいいなって思いました。それは強くなるよなって。
――黒沼トレーナーの「スピードは天賦の才でスタミナは鍛錬で」との言葉があるように、競走馬も坂路で鍛え上げたわけですからね。その黒沼トレーナーの印象はいかがですか?
長谷川:“ザ・スパルタ”みたいな感じです。でも、ただただ厳しいだけではなく、やっぱりブルボンへの期待や愛があって。私だったら耐えられるかわからないですけど、いいトレーナーではあるのかなと思います。黒田(崇矢)さんの声も相まって、なにか言われたら「はい!」って気が引き締まる感じです。
石見:間違いないですね(笑)。
――ライスシャワーが黒沼トレーナーの元についたらどうなりそうですかね?
石見:いやもう、「ひぃ〜!」ってずっと言っているんじゃないですかね。「はぃぃ!やります!」みたいな感じで(笑)。
長谷川:言いそう。かわいい。
――もし、ライスシャワーが今まで出てきたチームに入れるとしたら、チーム<スピカ>、<リギル>、<カノープス>のどこに入れてあげたいですか?
石見:チーム<スピカ>です。トレーナーが面白くて優しい人ですし、スペシャルウィークちゃんとかもすごく優しそうだから、そこに入れて明るい気持ちにさせてあげたいです。
長谷川:確かに。周りが明るく引っ張ってあげないと(闇に)落ちちゃいそう。
石見:そうですよね。とにかく笑顔にしてあげて欲しいです。
――では、第2期で新たに登場したウマ娘も含めて、ご自身が演じたウマ娘以外で気になるウマ娘やエピソードを挙げるなら?
石見:私はテイオー(トウカイテイオー)さんがいい子だなって思いました。底抜けに明るくて、つらい時も「大丈夫、大丈夫」って言いながらも、もろさを感じるというか。そういうところが印象的ですし、マックイーン(メジロマックイーン)さんの関係もいいですよね。ライスとブルボンさんみたいなものを感じて、台本を読んでいいなと思いました。
長谷川:可愛い!と思う子はいっぱいいるんですけど、私はやっぱりゴルシ(ゴールドシップ)の存在感がすごいなと思います。結局ゴルシに目がいっちゃうこの悔しさ(笑)。なので、いつかブルボンと絡んだ光景を見てみたいです。この2人が絡んだら、どうアプローチするんだろう。
――ミホノブルボンがゴールドシップを軽くあしらう感じですかね?
長谷川:あしらったところで、(ゴルシは)へこまなそうですけどね。キャラクター性は対極にいるからすごく気になります。同じ部屋に閉じ込めてみたいです。
石見:閉じ込めたいって(笑)。