ブルボンさんの言葉が、心を溶かしてくれました――長谷川育美さん&石見舞菜香さんが語る、ミホノブルボンとライスシャワーの共鳴する強さと優しさ│冬アニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』キャストインタビュー【連載第8回】
Cygamesが手掛けるクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、ウマ娘)。そのTVアニメ第2期『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』が好評放送中です。
第2期は、シンボリルドルフに憧れ無敗の三冠ウマ娘を目指すトウカイテイオーと、名家の誇りにかけて天皇賞連覇に挑むメジロマックイーンを主軸にした物語。そんな2人の強い思いが激突した天皇賞(春)以降も、魅力あふれる“ウマ娘”たちによる熱いレースやドラマが繰り広げられています。
そんな第2期の放送を記念して、アニメイトタイムズでは毎週スタッフ陣やキャスト陣のインタビューを実施。
第8回は、長谷川育美さん(ミホノブルボン役)と石見舞菜香さん(ライスシャワー役)のインタビューをお届けします。第6話でミホノブルボンの無敗の三冠挑戦を阻んだライスシャワー。レースやその後の心境をどう感じていたのか、演じる上でなにを意識したのか。具体的なセリフにも注目しながらいろいろお話をうかがいました。
アニメで“熱さ”や“強さ”の一面が見られたのが新鮮でした
――ミホノブルボンもライスシャワーも今回が初登場ではなく、ミホノブルボンはEXTRA R『BNWの誓い』に登場して、アニメ『うまよん』では9月主題歌「逃げ切りっ!Fallin'Love」も歌っていました。
ミホノブルボン役・長谷川育美さん(以下、長谷川):そうですね。“逃げ切り☆シスターズ”(サイレンススズカ、スマートファルコン、ミホノブルボン、マルゼンスキー、アイネスフウジン)として歌っていました。
――ライスシャワーの方は、ゲームに登場することは初期から発表されていましたが、アニメ第1期ではちょっと顔を見せた程度でしたよね。
ライスシャワー役・石見舞菜香さん(以下、石見):はい。第1期はEXTRA R『BNWの誓い』で登場する時に息とか入れましたが、そのぐらいだったと思います。
――そんなミホノブルボンとライスシャワーのドラマを待望していた人も多いと思います。第2期の重要なエピソードのひとつとして描かれると知った時の感想をお聞かせ下さい。
長谷川:シンプルに、やっと出番きたなって思いました(笑)。第1期は完全に視聴者として見ていたので、第2期の台本を読んで「出番あるんだ。嬉しい!」って純粋に嬉しかったです。
石見:私もゲームの収録は以前からしていたんですけど、その収録の時にアニメの第2期でライス(ライスシャワー)の出番があると聞いて、嬉しかったです。「ついに出走だ!」って思いになりました。
――今回アニメに登場したことで、ゲームの収録では気づかなかった部分も見えたかと思います。それぞれのウマ娘をどのように演じたのでしょうか?
長谷川:最初にブルボン(ミホノブルボン)の表情やセリフをいくつか見た時に、本当にサイボーグのように感情をあまり表に出さず、出したとしても狭い範囲の中での(感情の)上下になるのかなって印象があったんです。でも、今回のアニメは特にそうなんですけど、結構感情を出す子だとわかって。内面にはものすごく熱いものを持っているところがすごく魅力的だなと思いました。自分の中で、最初の印象とガラッと変わりました。
――演じる上でもアニメになって幅を持たせたと。
長谷川:本当に新しい一面を見ながら演じています。でも、ライスとの関係性や物語の流れ的に感情が高まるのは私もわかるから、そこは違和感なくやることができました。
――ライスシャワーはいかがですか?
石見:ゲームでのライスは運が悪いというか、信号に必ず引っかかったり、一緒にいる人を自分が不幸にしてしまうんじゃないかと思って生活している子、という印象でした。でも、アニメでのライスは、人を思いやる気持ちはそのままですが、勝ちたい!と闘志に燃えるようなところが前面に描かれているなと思って。おどおどしているだけじゃない強さも見られたので、ちょっと新鮮な気持ちで演じました。