『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season後半クール：OP曲「Long shot」歌唱　前島麻由さんインタビュー｜「Long shot」はEDMから賭けに出る決意が。英詞からはキャラの内面を描きつつ共感できる言葉がいっぱい！

『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作：長月達平／KADOKAWA刊)の2nd season後半クールが現在放送中ですが、アニメイトタイムズでの連続インタビュー企画もリスタート！　第6弾は、後半クールOP曲「Long shot」を歌われている前島麻由さんです。

MYTH & ROIDとして1st seasonの前期ED曲「STYX HELIX」で大きなインパクトを与え、後期OP曲「Paradisus-Paradoxum」、挿入歌「STRAIGHT BET」、「theater D」など、独特かつ多彩なサウンド感で『リゼロ』の世界を彩ってきました。そんな前島さんが満を持して、ソロとして再び『リゼロ』のOP曲を担当！　そのシングルが2月24日にリリースされるのを記念してインタビュー！

『リゼロ』ファンでもある前島さんに2nd seasonの印象と、後半クール初回のサブタイトルとなった「STRAIGHT BET」について、そしてシングルのカップリング曲、PS4/Nintendo Switch/Steam用アドベンチャーゲーム『Re:ゼロから始める異世界生活 偽りの王選候補』の主題歌「Reline」について語っていただきました！

スバル以外のキャラも掘り下げた2nd season。後半クールは各キャラが壁を乗り越える姿が見られて楽しい

――『リゼロ』の2nd seasonはご覧になっていますか？

前島麻由さん(以下、前島)：2nd seasonに入って、更にスバル以外のキャラクターの過去や心情に切り込んで掘り下げているので、それぞれの心情の変化も感じ取れるシリーズになっていると思いました。『リゼロ』はキャラクターの掛け合いも魅力的ですが、1人ひとりの物語や気持ちが丁寧に描かれていることで、より感情移入しやすいし、素敵だなと思いながら毎回見ています。

――2nd seasonの前半クールは見ていて、しんどくなかったですか？

前島：しんどかったです(笑)。なかなか先に進めず、目を背けたくなるシーンも多かったので。でも後半クールに入るとスバルだけではなく、エミリアやガーフィールなども自分自身と向き合い、前に進んでいこうという気持ちが見えたり、物語が進んでいくんだなと毎回感じさせてくれるので、ワクワク感があります。あの苦しい期間があったからこその喜びもあるのかなと。いち視聴者としてもあの酷な描写や厳しい状況を乗り越えてよかったなと思います(笑)。

――思い起こせば1st seasonも12話から17話あたりまでは見ていても苦しいことの連続で。でも18話でのレムに背中を押されてからのスバルにはカッコよさも感じたし、ここまで見続けてよかったという達成感さえ感じました。

前島：スバルは何度も死に戻りを繰り返し、もがき苦しむ姿を見ているとかわいそうで、「どうしてスバルだけこんな目に遭うの？」って。でも2nd seasonに入って、特に後半クールではエミリアやベアトリスなど周りのキャラクターが頑張っているのを強く感じて。今までは1人もがき、奮闘するスバルを見守っている感じだったのが、それぞれが壁を乗り越えて、一緒に進んでいこうとする様子が見られるので、これからが楽しみです。

後半クール39話のサブタイトル「STRAIGHT BET」と楽曲が流れてテンションアップ

――2nd seasonの後半クールの初回(39話)のサブタイトルが「STRAIGHT BET」で、MYTH & ROIDが歌った挿入歌の曲名であり、作中でも流れたのをご覧になった感想は？

前島：2nd seasonが始まる前に「STRAIGHT BET」というタイトルの回があることは聞かされていました。でも何話なのかまでは知らなくて、「いつかな？」と楽しみにしながら2nd seasonを見ていたら、いつの間にか前半クールが終わって、「あれ？」と(笑)。そして後半クールを見たら、なんと初回がそうだったので、めちゃめちゃテンションが上がりました！　

「STRAIGHT BET」は「1つの目に賭ける」という意味ですが、「Long shot」も「勝ち目が薄いけど賭ける価値がある」という意味があって。どちらもルーレットなどのギャンブルで使われる言葉ですが、作品の中でもスバルが賭けに出ることが多いんですよね。そして、この39話では「STRAIGHT BET」から「Long shot」というOP曲へバトンタッチするという「賭けの連鎖」みたいなものを感じました。

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――曲自体もスバルがロズワールに賭けを持ち込むシーンで流れましたが、以前のインタビューでスバル役の小林裕介さんが「曲が流れた瞬間、鳥肌が立った」とおっしゃっていました。

前島：本当ですか!?　すごく嬉しいです！　『リゼロ』は曲の使い方や入るタイミングがいつも絶妙なんですよね。