それぞれの憧れに向う新キャラクター!いつかふたりのデュエットを――冬アニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』矢野妃菜喜さん×立花日菜さんキャストインタビュー【連載第12回】
Cygamesが手掛けるクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、『ウマ娘』)。そのTVアニメ第2期『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』が好評放送中です。
第2期は、シンボリルドルフに憧れ無敗の三冠ウマ娘を目指すトウカイテイオーと、名家の誇りにかけて天皇賞連覇に挑むメジロマックイーンを軸にした物語。そんな2人の強い思いが激突した天皇賞(春)以降も、ライスシャワーやミホノブルボンなど魅力あふれる“ウマ娘”たちの熱いレースやドラマが繰り広げられています。
そんな第2期の放送を記念して、アニメイトタイムズでは毎週スタッフ陣やキャスト陣のインタビューを実施。
第12回は、矢野妃菜喜さん(キタサンブラック役)と立花日菜さん(サトノダイヤモンド役)のインタビューをお届けします。トウカイテイオーとメジロマックイーンに憧れる2人は親友でありライバル。目を輝かせて想いをぶつける2人をどのように演じたのか、さらに物語で印象的だったことや歌ってみたい楽曲などいろいろ話をうかがいました。
2人の声質が被らないように、現場でキーを調整しました
――キタサンブラックとサトノダイヤモンドは第2期から登場した新キャラクターです。まずは、オーディションや役が決まった時のことをお聞かせください。
キタサンブラック役・矢野妃菜喜さん(以下、矢野):私は『ウマ娘』のアニメ第1期を放送時に見ていたので、オーディションを受けられるだけでも嬉しくて。まさかこうやって関わらせていただけるなんて思ってもいませんでした。しかも、第1期で活躍していたウマ娘に憧れる役ですし、決まった時は本当に嬉しかったです。
――オーディションはどんなセリフだったのですか?
矢野:基本的にはアニメに出てくるそのままのセリフでした。実際のアニメの台本をいただいた時もほとんど見たことのあるセリフで、むしろ見たことのないセリフがあまりなかったぐらいです(笑)。
――立花さんはいかがですか?
サトノダイヤモンド役・立花日菜さん(以下、立花):私はおしとやかなキャラを演じたことがなかったので、ダイヤちゃん(サトノダイヤモンド)のようなお嬢様を演じることに、「大丈夫かな? 自分に務まるかな?」という不安もありました。
――自分に務まるか不安もある中で、どんなことを意識して演じたのでしょうか?
立花:ダイヤちゃんっておしとやかなお嬢様でありつつ、結構頑固で好奇心旺盛な子でもあるんです。なので、おしとやかさはゆっくり喋ることで表現して、あとは素直さや真っ直ぐさに注力して演じました。
――そうやってご自身で作り上げたものから、実際のアフレコでディレクションを受けてブラッシュアップしていったと思うのですが、そのあたりを具体的にお聞かせください。
矢野:最初は結構、声を高めにしていたんですが、「もうちょっと抑えて」とディレクションを受けて変えていきました。あまり可愛くというか、幼くしすぎると声質がダイヤちゃんと被っちゃうんです。なので、幼いけどキーをちょっと低めに。
立花:妃菜喜ちゃんがディレクションで「チャキチャキ喋って」と言われていたのも印象的でした。最初に掛け合いをした時は、わ〜めっちゃ可愛い!撫でたくなる!と思っていたんです。それがチャキチャキした中性的な感じに、とディレクションされていて。可愛かったのになぁ……と思ったんですよ。
矢野:ちょっと男の子っぽい感じにしたよね。
立花:そうなんです。でも、そう言われて次に妃菜喜ちゃんの出してきた演技がめちゃめちゃキタちゃん(キタサンブラック)っぽくて、すごいなって思いました。この可愛さもありだなって。
――立花さんのサトノダイヤモンドもすごく可愛いと評判ですが。
立花:いやいや全然です。私、おしとやかだけじゃなく、幼い子も演じたことがなかったので。
矢野:そんなことないですよ。第一声を聴いた時に、ダイヤちゃんだ!めっちゃ可愛い!と思いましたもん。
立花:ほんとですか? 嬉しいです!
――こうやって話を聞いていても、全然いけると思いますよ。
立花:ありがとうございます。(普段は)なんかかすれちゃって、ポーンと飛んでいく汚い声になっちゃうから難しいんですよね。