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春アニメ『ゴジラ S.P』神野銘役・宮本侑芽インタビュー

『ゴジラ』ファンを興奮させるアニメならではの表現、世界観とは? 春アニメ『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』神野銘役・宮本侑芽さんインタビュー

あの『ゴジラ』の新作オリジナルアニメ『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』が4月1日よりテレビ放送開始&3月25日よりNetflixにて国内先行配信中! 

『ゴジラ』は1954年に劇場用映画として公開され、その後も様々な形で制作され、その数は30作超え! 日本を代表する怪獣であり、世界中にも熱狂的なファンがいる『ゴジラ』のオリジナル新作は何とTVアニメ作品です。

4月1月からTV放送、Netflixにて配信中の『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』は、『僕のヒーローアカデミア』などでおなじみのボンズと『宝石の国』など、ハイクオリティの3DCGアニメを制作してきたオレンジの夢のタッグが実現!

脚本は芥川賞受賞のSF作家の円城 塔さん、キャラクター原案には『青の祓魔師』などを描いている加藤和恵さんほか、豪華なスタッフ陣が送る「令和のゴジラ」がどんなアニメになるのか、見逃せません!

放送&配信スタートを記念して、本作のW主人公のひとり、神野 銘を演じる宮本侑芽さんにインタビューを実施しました!

『ゴジラ』シリーズを一気見! アクションだけではなく人間ドラマと怪獣にも想いがある、おもしろくて深い作品

――実写映画やアニメなどで『ゴジラ』シリーズはご覧になったことはありますか?

神野 銘役 宮本侑芽さん(以下、宮本):実は本作に参加させていただくまで、『ゴジラ』シリーズを見たことがなくて。これを機に全作見させていただいたんですが、こんなにおもしろい『ゴジラ』シリーズを見ていなかった自分を悔みました。

――決まってから全作!? 作品数が多いので見るのは相当、大変だったのではないですか?

宮本:30作以上を一気に見たので、どの怪獣がどの作品に出ていたのかが記憶の中でチグハグになっているところもあって。もう1回、ちゃんと勉強しなくちゃいけないなと思っています。

――そこまで見たらファンを通り越して、マニアですよ(笑)。『ゴジラ』シリーズをご覧になって、どんな印象を受けましたか?

宮本:『ゴジラ』という作品を勘違いしていたなと。最初のイメージでは怪獣たちがただ戦う、アクションがメインの作品だと思っていましたが、人間ドラマもあり、感動できる点がたくさんあって。また、怪獣たちにも想いがあるんだなとわかって、おもしろかったし、深い作品だなと思いました。

――『ゴジラ』シリーズはエンターテイメントとしてだけではなく、その時々にアップデートされていたり、社会問題にも切り込んだ作品も多くて。思えば1954年にシリーズ1作目として公開された『ゴジラ』も生まれた成り立ちが衝撃的でした。

宮本:今回の『ゴジラS.P』でも現代社会とリンクしている部分があって。例えばA.Iのキャラクターがいたり、ゴジラの登場シーンも今の時代ならではと感じさせるものだったり。だから遠く離れた過去や未来のお話ではなく、今の『ゴジラ』作品として違和感なく見られて、楽しめるところが魅力かなと思います。

『ゴジラS.P』は円城 塔さんのSFワールド、新しい表現方法に、ゴジラファンも満足させる工夫など「いいところどり」

――『ゴジラS.P』への出演が決まった時の感想は?

宮本:「とんでもないことだな」と思ったし、嬉しかったです。作品には触れてはいなかったものの、世界中で愛されている作品なので、もちろん知っていました。しかも私が演じる銘はゴジラに対峙するメインキャラ2人のうちの1人だったので最初はプレッシャーもありました。でも、特撮作品に関わる方たちは熱くて、愛があって、スタッフさん同士も尊敬し合っているのが素敵だなと思っていたので、アニメではありますが、特撮の代名詞のような作品に関わることができて光栄だなと思いました。

――『ゴジラ』といえば誰でも知っているので、ご家族やお友達に話してもリアクションがあったのでは?

宮本:そうですね。特に、父は自宅にフィギュアを飾るほど『ゴジラ』が好きで。だから父に「『ゴジラ』決まったよ」と伝えたら、「どういうこと? 声優さんとして? 役者さんとして?」と驚きつつ、戸惑っていました(笑)。アニメになることを説明したら納得したみたいで、すごく喜んでくれて。いい親孝行ができたかな?と。

――『ゴジラS.P』の台本や映像をご覧になった感想は?

宮本:シリーズ構成と脚本を担当されている円城(塔)さんが得意とされている数理的なSFの世界観が色濃く描かれていて、脚本に頻繁に出てくる専門用語も難しくて。演じる銘は生物研究者の卵で天才という設定で、彼女が解明しようしている謎に、役として向き合えるのだろうかという不安がありました。でもストーリーが進んでいくうちに、ただ数理的な問題を解いていくというよりも、人々が直面した大きな危機を救うため、ゴジラと対決していく姿やお話が魅力的だったので、肩ひじ張らずに挑めたかなと思います。

完成した映像を見た時はただただ「すごいな」と。スタッフさんたちのゴジラ愛があふれていて。ゴジラをはじめ、登場する怪獣たちのおどろおどろしさやリアルさはCGならではですし、アニメの良さも感じられて。実写の怪獣よりも色鮮やかに描かれているように感じて、どこか気持ち悪さもあり、かわいらしさもあって、新しい表現方法だなと思いました。またアニメならではの表現もたくさん組み込まれていたり、キャラクターのデザインや色合いがポップなので、これまで『ゴジラ』シリーズを見たことがない、アニメが好きな方にも楽しんでいただけるのでないかなと思います。

――それでいて、キービジュアル、背景の雰囲気、流れる音楽など昭和感もあって。

宮本:昭和時代からの『ゴジラ』ファンの方も魅了する工夫や仕掛けもあるし、ゴジラへの向き合い方も昔の『ゴジラ』シリーズと近く感じる部分もあって、いいとこ取りですよね。

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