表現する人間の苦悩や喜び、同じ表現者として感じた“深み”とは? 春アニメ『ましろのおと』澤村雪役・島﨑信長さんインタビュー【連載第1回】
羅川真里茂氏による津軽三味線×青春ストーリー『ましろのおと』がTVアニメ化! 2021年4月2日よりMBS/TBS/BS-TBS“アニメイズム”枠にて放送中です。
伝説的な腕を持つ、津軽三味線の奏者・澤村松吾郎を祖父に持つ少年・澤村 雪は、祖父の死をきっかけに、三味線を弾けなくなってしまい……。アテもなく上京した雪は、自分の音を、自分の想いを探しつづけて――
アニメイトタイムズでは放送を記念して、本作のキャスト陣にメールインタビューを実施! 第1回は澤村雪役の島﨑信長さんです。作品の見どころはもちろん、随所で描かれる“深み”について語っていただきました。
随所で感じた“深み”とは?
――出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
澤村雪役・島﨑信長さん(以下、島﨑):オーディションの際に原作を拝見して、クリエイターの深いところを描いた、とても素敵で共感できるお話だなと思ったので、雪役として関わらせていただけて嬉しかったです。
――原作やアニメの台本などで『ましろのおと』に触れてみて、どんな印象を受けましたか?
島﨑:表現する人間の苦悩や喜びや生き様を、深いところで描いている作品だなと思いました。あとやっぱり津軽三味線の深みや凄みがとても伝わってきます。
――雪に対する印象や共感する部分があれば教えてください。
島﨑:原作での先の話になってきてしまうのですが、表現者としてのより深いところでの彼の実感に共感しました。
――津軽弁はどんな指導を受けて身につけましたか? 苦労した部分もあわせて教えてください。
島﨑:事前に津軽弁の資料をいただいて、それで練習をした上で、アフレコ現場でも直接監修をしてもらうという形で取り組ませていただきました。苦労した部分はもう本当に全部です。
作品用に簡略化されていたりするはずなのですが、それでもめちゃくちゃ大変でした。でも、難しかったけれど、どこか素朴であたたかみを感じる、美しく素敵な言葉だなと感じました。