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春アニメ『ヘタリア W★S』はキャラデザをリニューアルしつつも今まで通りの楽しさを/監督インタビュー

人気アニメ『ヘタリア』の最新作『ヘタリア World★Stars』わたなべひろし監督インタビュー|「楽しみながら世界の未来のために見てほしい」

わたなべ監督のお気に入りキャラは訪れたことがある国?

――『ヘタリア』でお気に入りのキャラを挙げるとすれば?

わたなべ:『W★S』だとチェコですね。あと海外旅行で一番行っている国はハンガリーなので、好きです。ハンガリーのブダペストなら地図なしで歩けます。僕は田舎育ちで、ハンガリーに昔の日本の雰囲気を感じて。僕の田舎でも馬が普通に道を歩いていたけど、ハンガリーも郊外に行ったら歩いていました。あと昔の建物など美しいままに残っているけど、手入れが行き届いていなくて、ちょっと汚れているところが好きなんです。

ちなみにスロバキアには2回行ったことがあります。1回目はツアーで通り道だったため、2時間くらいの観光で、2回目は1人旅で。スロバキアの首都のブラチスラバはウィーンのすぐそばで、スロバキアの公共交通乗り放題の往復切符が売っていて、日帰りで行くことができてしまうのでこれはいいと。考えてみたら、東京と秩父間くらいの距離で、1時間半くらい。ブラチスラバは小さな街で、お店の看板などデザインもおしゃれな感じで。チェコも似たような雰囲気だけど、ちょっとだけ泥臭さがあるかも。あとポルトガルにも行ったことがあります。

――今シリーズの新キャラクターのチェコとスロバキア、ポルトガルに行かれていたんですね!? リアルに行った国の印象や雰囲気はキャラクターを描く際にも活かされているのでしょうか?

わたなべ:行ったことがある国はその雰囲気が浮かんでくるので、キャラクターの中には自然とそのエッセンスが入っているのかもしれません。やる前に行けてよかったです。

 

心待ちにした最新作。原作の流れに忠実に、日丸屋先生の提案&サポートも!

――約6年ぶりとなる最新作のお話が届いた時の感想は?

わたなべ:原作の単行本を読んでいたので、いつかはやるんだろうなとは思っていました。その中にチェコとスロバキアという新キャラもいたので、楽しみでした。そして今作のお話をいただいて、「やっとか。やっとやれるのか」と(笑)。期待感が膨らみました。でも前作から時間が空いたおかげで、何度か海外にも行けたのでよかったのかなとは思います。コロナ禍でなければ、会社の人とロシアのウラジオストクにも行っていたはずだったんですけど。

――今作ではPVでも紹介されていたように「産業革命」のエピソードが描かれていたり、チェコ、スロバキア、ポルトガルなどの新キャラも登場しますが、アニメでピックアップするエピソードや登場キャラはどのように決められたのでしょうか?

わたなべ:基本的には原作の流れですね。メインキャラクターが出てこないエピソードを除いたら、取り上げるエピソードが自然と決まりました。

あと世界会議のエピソードで、どのキャラクターを出すかが悩ましかったです。本当はもっとたくさんのキャラクターを出したかったんですけど。

――原作の日丸屋先生からオーダーや提案はありましたか?

わたなべ:「産業革命」のエピソードに入る前の導入部分をつけたらどうでしょうという提案と具体的なラフ、マンガのネームみたいなものをいただいたので、それを参考に導入部分を作りました。原作を描いているマンガ家の先生がそこまでやってくださるケースはなかなかないので嬉しかったです。そこ以外は特に注文はなかったと思います。

 

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