TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第5期放送記念！TVアニメ2期のできごとを振り返り！ストーリーや活躍キャラクターたちをご紹介！【連載第5回】（ネタバレあり）

「週刊少年ジャンプ」にて連載中の堀越耕平先生の漫画を原作としたアニメ『僕のヒーローアカデミア』。

総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界を舞台に、事故や災害、そして“個性”を悪用する犯罪者・敵＜ヴィラン＞から人々と社会を守る職業「ヒーロー」を目指す主人公・緑谷出久（みどりや いずく）とクラスメイトたちの成長、戦い、友情を描いた作品です。

制作・ボンズによるTVアニメは、2016年4月より放送。現在待望の第5期が放送中！　また、アニメ劇場版第3弾『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』が8月6日（金）夏公開となります！

アニメイトタイムズでは、TVアニメ第5期と劇場版第3弾の応援企画を連載記事で掲載していきます！　連載第5回となる今回は、TVアニメ第2期の物語を振り返り！　今までに起こったできごとや登場キャラクターをご紹介します。

第5期をさらに楽しむためにも、ぜひ改めて『ヒロアカ』の世界に浸ってみてください。

※本記事は第2期のネタバレを含みますので、ご注意ください。

連載バックナンバーはこちら！

第1回 TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』“1年A組”キャラクター紹介
第2回 TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』“1年B組”キャラクター紹介
第3回 TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』“1年C組”キャラクター紹介
第4回 TVアニメ『ヒロアカ』第1期あらすじ・できごと振り返りまとめ
　

目次

• 熱く燃え上がる雄英体育祭（第14話〜第25話）
• 職場体験スタート！（第26話〜第33話）
• 新たな試練！　期末テスト（第33話〜第38話）
• 『僕のヒーローアカデミア 第5期』作品情報

熱く燃え上がる雄英体育祭（第14話〜第25話）

一大イベント開幕！

“個性”隆盛の時代、国民や全国のプロヒーローたちも注目する一大イベント「雄英体育祭」。絶好のアピールチャンスに多くの生徒が闘志を燃やすイベントが開幕します。

敵＜ヴィラン＞連合襲撃のニュースもあり、大きな注目を集める1年A組ですが、それに負けじと他のクラスも奮闘。

物間寧人（ものま ねいと）をはじめとする1年B組、「洗脳」の“個性”を持つ普通科の心操人使（しんそう ひとし）、ヒーローを助けるサポートアイテムを開発するサポート科の発目明（はつめ めい）といったキャラクターが登場し、お互いの夢をかけて激しい戦いが繰り広げられます。

明かされる轟の過去

クラスでふたりだけの推薦入試合格者であり、連合襲撃の際も侵入者を圧倒してみせたA組の実力者・轟。体育祭では、彼に大きくスポットが当たり、彼の“個性”「半冷半燃」にまつわる過去が描かれていきます。

彼の父・No.2ヒーローのエンデヴァーは上昇志向がきわめて強く、自分ではオールマイトを超えることができないと悟ると、優秀な“個性”目的で結婚を迫る「個性婚」によって生まれた息子に夢を押し付けることに。

オールマイトを超えさせるための訓練だけの幼少期を過ごし、その中で心を壊してしまった母を想い、その原因となった父・エンデヴァーを憎む轟。父の“個性”である左の炎は使わず、右の母の氷結の“個性”だけで勝利することで父を完全否定する。そんな自身の境遇や目的を出久に明かします。

オールマイトに似た“なにか”を出久から感じたからこそ、なおさら勝たなければいけない、という轟の宣戦布告。それを受け、出久もまた「自分を救けてくれた人のために、ヒーローになるために勝つ」と宣言します。

なりたい自分に

あくまで氷結のみで圧倒しようとする轟に対し、出久は自損覚悟で「ワン・フォー・オール」を発動し対抗します。「オールマイトのようなヒーローになりたい」その一心でボロボロになりながらも立ち向かってくる出久に、次第に心が揺れ動く轟。

「“全力”でかかって来い!!」という出久の発破、そして「なりたい自分になっていいんだよ」という母の言葉を思いだし、ついに左側、炎熱の“個性”を解放。自らの殻を破るきっかけを与えた出久に対し、全力で炎を放つ轟。激突の結果、勝利したのは轟でした。

最後の決勝戦では、まだ「自分がどうなりたいか」という迷いがあったこともあり、爆豪に敗北を喫することとなった轟。しかし、「オールマイトのようなヒーローに」という自身のオリジン（原点）を思い出し、父の“個性”と真剣に向き合っていく決意をしたことで、ここから大きく成長していきます。

職場体験スタート！（第26話〜第33話）

ヒーロー殺しステインの脅威

体育祭が終了し、次に出久達が行うのはプロヒーローの事務所でヒーローの現場を学ぶ「職場体験」。体育祭での活躍によって爆豪や轟に多くの指名が入る中、出久にもオールマイトの師匠・グラントリノからの指名が入り、彼のもとでの訓練が始まります。

彼の言葉をヒントに、拳や指に100％の力を乗せる今までの使い方ではなく、“個性”の5％の力を全身に張り巡らせ、身体能力を上げる「ワン・フォー・オール フルカウル」という新しい使い方を身に着けます。

一方、これまでに数多くのヒーローを殺害、再起不能にし、いまだ捕まっていない神出鬼没の敵＜ヴィラン＞“ヒーロー殺し”ステインに死柄木たちが接触。ステインは、飯田の兄であるプロヒーロー・インゲニウムにも重傷を負わせ、ヒーロー引退に追い込んでいました。本物の英雄はオールマイトだけ、現代のヒーローたちを「英雄気取りの拝金主義者、贋物」として粛清するという思想・信念の持ち主。

信念を持たず、欲望の赴くままに破壊を望む死柄木を軽蔑し、交渉は決裂するかに見えましたが、「現在のヒーロー社会を壊す」という目的のみ合致したことで、一時的な共闘という形に落ち着きます。

混沌の保須市

インゲニウムを手にかけた保須市へステインは再び戻ります。それを追った死柄木はさんざん講釈を垂れたステインを見返すため、3体の脳無を街に放出。街は大混乱に陥ります。

兄の仇を討つため、ステインが最後に現れた保須市のプロヒーローのもとで職場体験をしていた飯田は、混乱の最中ステインを見つけ対峙することに。憎悪のまま襲い掛かりますが難なくかわされ、行動不能にさせられてしまいます。

飯田を粛清対象と見なし、その凶刃が襲い掛かろうかという瞬間、強烈な拳がステインの顔に入ります。現場に駆け付けていた出久が、飯田の身を案じ飛び込んできたのでした。

ステインVS雄英生徒

「ワン・フォー・オール フルカウル」の機動力を活かし、果敢に戦う出久。しかしステインの、血を舐めた相手の動きを止める「凝血」の“個性”で追い詰められていきます。するとそこに出久から連絡を受けた轟も到着！　ふたりがかりでステインに応戦しますが、それでもなお厳しい状況が続きます。

身を挺してステインに立ち向かう出久と轟。飯田は血を流すふたりの姿から自分の心の未熟さを痛感しながらも、力を振り絞って立ち上がります。体育祭で見せた必殺の超スピード技「レシプロバースト」でふたりを守り、ついには3人の連携で見事ステインを退けました。

ステインは逮捕、街に放たれた脳無もプロヒーローたちによって倒され、事件は終結。しかし、ステインが最後に見せた執念、思想は、世間に潜んでいた悪の動きを活性化させるものとしてこの後も長く尾を引き続けることになります。

また、ステインのカリスマ性に目をつけ事件を引き起こし、敵＜ヴィラン＞連合の注目度を上げるその用意周到さから、オールマイトとグラントリノは、連合の裏に、宿敵「オール・フォー・ワン」の存在を感じるのでした。

新たな試練！　期末テスト（第33話〜第38話）

雄英教師とのガチバトル

職場体験を終えた出久達を次に待ち受けるのは期末テスト。演習試験の内容は、各生徒の相性や課題をあぶり出す雄英教師VS生徒2人1組のガチバトル。蛙吹梅雨（あすい つゆ）＆常闇踏陰（とこやみ ふみかげ）のコンビはエクトプラズムと、轟＆八百万百（やおよろず もも）のコンビは相澤と、など各組で激しい戦闘が繰り広げられます。

出久は爆豪と組み、なんとオールマイトと戦うことに。ハンデを背負いながらもなおすさまじい威圧感でふたりを戦慄させるオールマイト。出久の急成長に焦りを隠せない爆豪と、オールマイトへの憧れから動きの鈍い出久。さらに二人の動きや意見が噛み合わず窮地に立たされます。

ついには「出久の力を借りるくらいなら負ける方がマシだ」とまで言い放つ爆豪に、出久は「勝つのを諦めないのが君じゃないか」と反論。今一度、己の思い描く最高のヒーローに一歩でも近づくためという目的を思い出し、協力してなんとか試験をクリアします。まだまだお互いの距離に溝はありながらも、二人の関係性は少しずつ変化していくのでした。

死柄木との邂逅

夏の林間合宿を控え、ショッピングモールに買い物に出かけるA組の面々。しかし出久は偶然にも居合わせた死柄木と出会ってしまい、ある質問を投げかけられます。「俺とヒーロー殺し、何が違うんだ？」。

ステインの思想を受け、連合に次々と集う彼の信奉者・トガヒミコや荼毘（だび）に、死柄木はいら立ちを覚えていたのでした。自身の首に手をかけられ、さらに大勢の市民も人質に取られる中、出久は慎重に「彼はやり方は間違っても理想に生きようとしていた、僕もヒーロー殺しも始まりはオールマイトだった」と返答。

その瞬間、死柄木に初めて信念が宿ります。恐ろしい笑みを浮かべながらひとり納得すると出久を解放し、脅しをかけながら悠然と立ち去るのでした。

「子供大人」と称され、信念のなさをステインに指摘されていた死柄木でしたが、「オールマイトを殺し、オールマイトのいない世界を創ることで正義の脆弱さを暴く」という信念を持ったことで、ここから悪のカリスマとして凄まじい成長を遂げ、ヒーロー達への脅威となっていくのです。

連載バックナンバーはこちら！

第1回 TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』“1年A組”キャラクター紹介
第2回 TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』“1年B組”キャラクター紹介
第3回 TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』“1年C組”キャラクター紹介
第4回 TVアニメ『ヒロアカ』第1期あらすじ・できごと振り返りまとめ
　

『僕のヒーローアカデミア 第5期』作品情報

　
2021年3月27日（土）～読売テレビ・日本テレビ系にて放送開始！

キャスト

緑谷出久：山下大輝
爆豪勝己：岡本信彦
麗日お茶子：佐倉綾音
飯田天哉：石川界人
轟焦凍：梶裕貴
切島鋭児郎：増田俊樹
蛙吹梅雨：悠木碧
八百万百：井上麻里奈
常闇踏陰：細谷佳正
物間寧人：天﨑滉平
拳藤一佳：小笠原早紀
鉄哲徹鐵：沖野晃司
泡瀬洋雪：松岡禎丞
塩崎茨：真坂美帆
心操人使：羽多野渉
相澤消太：諏訪部順一
オールマイト：三宅健太

スタッフ

原作：堀越耕平（集英社「週刊少年ジャンプ」連載）
総監督：長崎健司
監督：向井雅浩
シリーズ構成・脚本：黒田洋介
キャラクターデザイン：馬越嘉彦
キャラクターデザイン補佐：小田嶋瞳
音楽：林ゆうき
アニメーション制作：ボンズ