春アニメ『フルーツバスケット』The Final 草摩杞紗役・上田麗奈さん|彼女が「前に進んでいく姿」に勇気付けられた【声優インタビュー第12回】
2021年4月より、テレビ東京・テレビ愛知・テレビ大阪ほかで放送中のTVアニメ『フルーツバスケット』The Final。
本作は2019年4月より新スタッフ&キャストにより全編アニメ化となったTVアニメ『フルーツバスケット』の最終章となっており、ついに“十二支の呪い”を軸に繰り広げられてきた物語が結末を迎えます。
アニメイトタイムズでは最終回に向けて、キャスト21名のメールインタビューを毎日連載でお届け! 第12回目は、十二支の「寅」の物の怪憑きである草摩杞紗役の上田麗奈さんです。
バランスが良くなった杞紗と燈路の関係
——The Finalで心を鷲掴みにされたシーンやセリフ、好きなシーンなどがあれば教えてください。
上田麗奈さん(以下、上田):印象深いのは、4話での、燈路と杞紗が二人一緒に涙を流すシーンです。
燈路の想いを知った杞紗から発せられる「もういいよ」というセリフに、心があたたかくなりました。
——これまでのシーズンとは違い収録形式にも変化があったと思いますが、アフレコ現場の様子はいかがでしたか? ディレクションや演技面で気をつけたことがあれば教えてください。
上田:The Finalの序盤は特に、新しい収録形式にまだまだ慣れていない状態で。
人と会ったり話したりすることが減ってしまうと、マイク前での「会話」も、なんだかぎこちなくなってしまって……本当に大変でした。
でも、フルバは「心が動く」シーンがたくさんある作品です。みんな一緒に収録することはできなくても、かけあう相手にちゃんと想いが届くように、精一杯頑張りました。
——杞紗といえば燈路との関係性です。The Finalを迎えて2人の関係性について上田さん自身、どのように感じられますか? また、燈路の1番好きなところを教えてください。
上田:うわべだけじゃなく、より深いところまで支え合える関係になってきたように感じます。
想いが上手く噛み合わなかったこともあったけど、それぞれが色んな経験を積んだことで、今は前よりも、2人のバランスが良くなったのでは!