内田彩さん「Pale Blue」インタビュー|青春時代やファンへの熱い気持ちが溢れ出す「私が音楽活動をやってるから生まれているつながり」
ファンへのサプライズ
ーー改めて完成した曲をこのタイミングで聴くと色んな意味でも考えさせられますね。
内田:結ばれておめでとう!という歌詞ではあるんですけど……。うーん。このご時世的に未曾有の危機があって、そういうのを一緒に乗り越えたのかなあとかも考えちゃいますよね。
ーー確かに。「Sign」が2019年、「Destiny」が2021年なのでそういった解釈もできます。
内田:自分たちではどうしようもできないことが襲ってきたときって、価値観が違うことですれ違いもあるでしょうし。
でも、こんな時代だからこそ決意できたり、2人で一緒に生きていこうって思えたりすることもあると思うんです。そういう時期に生まれた曲だからこそ私も歌えた気がしますし。
ーー内田さんにとっても色んなことがストップしたタイミングでしたよね。
内田:特にライブですよね。延期になったり中止になったり。
ホテルを予約していた人や、他の予定をキャンセルした人もいると思いますし、みんなを悲しませちゃったと思うんですよ。
でも、こんな時期だから私の歌で皆を元気づけたいなって思ったんです。
ーーこのご時世なので「しょうがない」って思うしかないですけど、内田さんもファンの皆さんもやっぱり寂しいですよね。
内田:皆を悲しい気持ちにさせちゃった分、楽しんでもらいたい気持ちがありました。
ーーその一つの形が今回の「Destiny」なのですね。
内田:はい!私から皆へのサプライズ、ビックリしてもらえてたら嬉しいな。
そうだ!実は、この楽曲を決める時に4パターンくらい制作いただいたんですよ。それでイントロからどこまで聴いたらアンサーソングだと気が付くのか、「『Sign』やないかい!」ってツッコミを入れるのがスタッフの間で流行ってましたね。
ーー相席食堂みたいな(笑)。
内田:そうそう(笑)。色んなパターンがある中で、今のはすぐに「『Sign』やないかい!」出ちゃったからダメ!みたいな。最高潮のタイミングで「やっぱり『Sign』やないかい!」ってなるように考えました。
皆もどこで「『Sign』やないかい!」って思ったかSNSで発信してくれると嬉しいです(ニッコリ)。
ーーあはは(笑)。楽曲を通じて、ファンとコミュニケーションを取るのもいいですね。
内田:そうですね。最近は、ファンの子同士でお付き合いしました報告があったり、子どもが生まれました!ってお知らせしてくれる子もいたり、6年もアーティスト活動を続けていると色んなことが起こります。
これって私が音楽活動をやってるから生まれているつながりでもあるんですよね。
ーー早くファンの皆さんと一緒に色んな事ができるといいですね。
内田:本当に!その日をすっごく楽しみにしてますから。
ーーそんな内田さんは初のシンフォニックコンサートを7月18日に京都で開催するそうですね。
内田:「Ani Love KYOTO」さんが主催してくださって、本当に救いの手を差し伸べられたような気持ちです。まさか自分がオーケストラでコンサートできるなんて。
私も新たな試みで楽しみですが、皆も制限のある中で楽しむというよりも、「うっちーの新しい挑戦を見届けよう!」って気持ちで来てくれるんじゃないかなって。
セトリも楽しみにしてほしいです。普段はあんまりやらないけど、オーケストラだったら映えるんじゃないか?って曲も入れた構成で考えています。
ーーありがとうございます。では、最後に今回の新譜を楽しみにされているファンの方にメッセージをお願いします。
内田:皆さんもこの1年半いろいろあったと思いますし、私もエンターテインメントとして何ができるんだろうと色々考えさせられた年でもありました。この1年半分の色んな思いがギュギュギュっとこもった1枚になっていますので、ぜひたくさん聴いていただけると嬉しいです。
文・川野優希
内田彩「Pale Blue」リリース情報
2021/6/2 (水)
内田彩 5th Single「Pale Blue」
限定盤 : CD+DVD COZC-1753-4 ¥2,090 (税込)
通常盤 : CD COCC-17883 ¥1,430 (税込)
<CD>
1.Pale Blue
作詞・作曲・編曲:hisakuni
*アニメ「やくならマグカップも」エンディングテーマ
2.Destiny
作詞:金子麻友美、作曲・編曲:松坂康司
*「Sign」アンサーソング
3.Pale Blue (Instrumental)
4.Destiny (Instrumental)
<DVD>
1.Pale Blue (Music Video)
2.Pale Blue MV & Jacket Making Movie
<Music Video>
内田彩 - Pale Blue (Official Music Video) | アニメ「やくならマグカップも」EDテーマ
<配信URL>
https://lnk.to/PaleBlue
<CD購入URL>
初回限定盤:https://lnk.to/PaleBlue-Gentei
通常盤:https://lnk.to/PaleBlue-Tsujo
<購入者特典・リリースイベント情報>
最新情報は音楽公式HPをご確認ください。
Playlist Single
2021/6/2(水)
内田彩 Playlist Single「Destiny/Sign」
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Destiny(「Sign」アンサーソング)
作詞:金子麻友美、作曲・編曲:松坂康司 -
Sign
作詞:金子麻友美、作曲・編曲:松坂康司 -
Destiny (Instrumental)
-
Sign (Instrumental)
<配信URL>
https://lnk.to/Destiny_Sign
TVアニメ『やくならマグカップも』作品情報
ストーリー
陶芸って、地味ですか?
脱サラした父親とふたり、幼い頃に亡くなった母の故郷、岐阜県多治見市に引っ越してきた豊川姫乃(とよかわひめの)。
母の母校に通うことになった姫乃はクラスメイトの久々梨三華(くくりみか)に誘われ、一緒にある場所へ向かうことに。
向かった先は陶芸部! そこで初めて母が伝説の陶芸家であったことを知り、姫乃は陶芸の世界に引き込まれていく-。
陶芸部のムードメーカー 久々梨三華(くくりみか)。
いつも部室に入りびたっている個性派女子 成瀬直子(なるせなおこ)。
有名な陶芸家の祖父を持つ、陶芸部部長 青木(あおき)十子(とおこ)。
個性豊かな仲間たちと繰り広げる、明るく楽しい陶芸ライフ! 陶芸に魅せられた女子高生たちによる、ゆるかわ陶芸ストーリー!
キャスト
豊川姫乃:田中美海
久々梨三華:芹澤優
成瀬直子:若井友希
青木十子:本泉莉奈
豊川刻四郎:石川界人
土岐川幸恵:真山亜子
小泉真美:小川真奈
真土泥右衛門:内田彩
スタッフ
原作:プラネット・日本アニメーション
監督:神谷純
シリーズ構成・脚本:荒川稔久
キャラクターデザイン・総作画監督:吉岡彩乃
アニメーション制作:日本アニメーション
協力:岐阜県多治見市/一般社団法人多治見市観光協会/「やくならマグカップも」活用推進協議会
製作:やくならマグカップも製作委員会
◆やくならマグカップも こみからいず!マンガクロスにて連載中
https://mangacross.jp/comics/yakumo
アニメ公式サイト
アニメ公式Twitter(@yakumo_project)