お客様を未来に連れて行きたい。そして並盛町に帰したい――『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGEリボーン役・ニーコさん&ツナ役・竹中凌平さん&獄寺役・原嶋元久さんインタビュー
2018年の開幕から人気を博し、7月16日にはシリーズ最終章となる「未来編」の上演がスタートする『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE -episode of FUTURE-(リボステ)。
10年後の世界で繰り広げられるボンゴレファミリー対ミルフィオーレファミリーの壮絶な戦いや“匣(ボックス)兵器”を用いた新たな戦闘スタイルなど、原作漫画でも屈指の人気エピソードが前後編の大ボリュームで描かれます。
この度、アニメイトタイムズでは、リボーン役・ニーコさん、沢田綱吉役・竹中凌平さん、獄寺隼人役・原嶋元久さんにインタビューを実施! これまでの『リボステ』の魅力や今作におけるポイントなど、熱く語っていただきました!
【あらすじ】
<前編>
撃たれた者が5分間だけ10年後の自分と入れ替わってしまう「10年バズーカ」に被弾し、10年後の世界に飛ばされてしまったツナ。
なんと10年後の世界では、ボンゴレファミリー本部は壊滅状態に陥り、 白蘭(びゃくらん)率いるミルフィオーレファミリーが時代の支配者となっていた!?
過去に戻るための鍵を握るという男・入江正一を倒すために、ツナたちは再び守護者を集め修業を開始することに――。
<後編>
ミルフィオーレファミリーを打ち倒し過去に戻るための戦いに突き進むツナたち。
イタリアで繰り広げられるヴァリアーの籠城戦、白蘭からもちかけられた「チョイス」というバトルと新たな敵 「 真6弔花(リアルろくちょうか)」、そして明かされる白蘭とミルフィオーレのもう一人のボス・ユニの秘密……。ツナ達は10年後の
世界に平和を取り戻し、過去に戻ることができるのか――?
舞台化の予想がつかない「未来編」。キャストが原作から感じた魅力とは
――『リボステ』シリーズの最終章として描かれる「未来編」ですが、原作を読んだ際の印象をお聞かせください。
リボーン役・ニーコさん(以下、ニーコ):まずは感覚的な印象になってしまうのですが、「白」というイメージがすごくあります。いままで以上に激しい戦闘や、多くのキャラクターの登場など、舞台ではその白の世界にどれだけ彩りを与えられるかな、ということを考えていました。なので、「未来編」は「ベースの白をみんなで彩る」という印象ですね。
内容としては、今までのエピソード以上に迫力、緊張感、スピード感がすごいので、そのあたりを表現できたらいいな、と思っています。
――あの「未来編」の世界観が舞台上でどのように表現されるのかと今からとても気になります。
沢田綱吉役(ツナ役)・竹中凌平さん(以下、竹中):「未来編」ではツナの戦闘スタイルがガラッと変わるんです。今まで「黒曜編」や「ヴァリアー編」でも死闘を繰り広げて強くなったはずなのに、その戦い方が通じない、というところから「未来編」は始まって。
僕も読者として読んだときに「これからどうなるんだろう?」とすごくワクワクしていたので、そんな気持ちを舞台でも期待していただけたらな、と思います。
――戦闘スタイルとしては、リングと組み合わせて戦う「匣(ボックス)兵器」はとてもカッコよくて魅力的ですよね。
竹中:熱いですよね! 男心をくすぐりますよね!「あの匣(ボックス)からなにが出てくるんだろう?」と。
獄寺隼人役・原嶋元久さん(以下、原嶋):僕も凌平と同じで、「あれだけ修業して強くなったのに、こんなに歯が立たないのか!」と驚きました。
それを乗り越えるためにまた修業をしていくわけですが、今度は家庭教師が変わる面白さもあって。どの組み合わせになっていくのかというワクワク感もあると思いますし、その空気感もすごく魅力的だと思います。
――「ヴァリアー編」に負けず劣らずの展開が目白押しですよね。ニーコさんはTVアニメでもリボーンを演じられていますが、当時の「未来編」のアフレコはどんな雰囲気でしたか?
ニーコ:毎週、収録が緊張感でピリッピリしていて。アフレコが終わったらみんな抜け殻になってる、みたいな……!
竹中:また抜け殻になるんじゃないですか?
一同:(笑)
ニーコ:普通、漫画やアニメのキャラクターは絶対にひとつ終わりがあって、その先は読者が想像して「また続きが見たいな」ってなると思うんです。
でも、「未来編」では10年後のキャラクターが惜しみなくふんだんに出てきて、動いている、生きている姿を見られるので、それもまた「未来編」の魅力のひとつかなって思います。
――確かに「あのキャラクターがこんな姿になっているんだ!」みたいな驚きがたくさんありました。
ニーコ:そうそう。「あ~、カッコいい!」みたいな。
竹中:でもツナだけは出てこないんですよね。
ニーコ:それがまた想像を掻き立てるというか。
竹中:確かに!