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2.5次元とは?「テニミュ」などおすすめ作品・キャストをご紹介

いま知りたい2.5次元舞台事情!そもそも2.5次元とは? その魅力を『ミュージカル「テニスの王子様」』や『舞台「弱虫ペダル」』などおすすめの作品と併せてご紹介!

2.5次元舞台──アニメや漫画といった、いわゆる「2次元」を元にした舞台のことをご存知ですか?

近年ではテレビなどでも取り上げられることも多く、なんとなく知っている、聞いたことがある、という方も少なくないかと思います。同時に「興味はあるけれど、実際に観劇するのはハードルが高いかも……」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそもそも2.5次元とは? という点から、いまの2.5次元舞台事情や2.5次元の持つ魅力、さらにライター・逆井マリさんおすすめの作品をご紹介! 

実際に舞台へ観劇しに行く、ということがなかなか難しいご時世ですが、状況が落ち着いた際にはぜひ、その目で2.5次元舞台をお楽しみください。

また、オンラインでの上演配信が行われている作品も多くあります。本記事を読んで、より2.5次元に興味を持った、または気になったという方はそちらもチェックしてみてください!

 
◆本記事には個人的見解が含まれております。ご了承ください。

 

そもそも2.5次元舞台とは?

2.5次元舞台は今や日本が世界に誇るエンターテインメント、カルチャーです。2.5次元作品の上演数は今や数えきれないほどで、多くの観客に感動と生きる力を与えてくれています。

突然ですが、初めまして。ライターの逆井(サカサイ)と申します。2.5次元という言葉が一般的に定着してきた2012年あたりから舞台関係の取材にも少しずつ携わらせてもらうようになりました。

そんな折、アニメイトタイムズ編集部の太田さんから「2.5次元作品の魅力を分かりやすく、幅広い人たちに伝えたいんです!」とご連絡をいただき、恐れ多くも原稿を担当することになりました。どうぞ宜しくお付き合いください!

今回の記事では、2.5次元について簡単にご紹介した上で、どんな作品が上演されていて、どんな役者の方が演じられているのかを、改めてお伝えできればと思います!

まずは、2.5次元について公式で発表されている情報・言葉を元に、筆者なりの解説をしていきます。

 

2.5次元舞台で注目すべきポイントのひとつは?

 
「2.5次元」とは、アニメや漫画などの「2次元」の物語を舞台やミュージカルといった「3次元」で表現した作品の総称です。

一般社団法人日本2.5次元ミュージカル協会(※)によると「2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称。早くからこのジャンルに注目し、育ててくれたファンの間で使われている言葉です」(同協会公式サイトより引用)とのこと。


※一般社団法人日本2.5次元ミュージカル協会…「日本発、世界標準ミュージカル。」を掲げ、2.5次元ミュージカルの更なる発展と海外進出を目指し、2014年3月に設立。2.5次元舞台の元祖と言われるミュージカル『テニスの王子様』(2003年初演)を始め、2.5次元ミュージカルと呼ばれる漫画・アニメ・ゲームを原作としたミュージカル作品を数多く手掛ける株式会社ネルケプランニングの代表取締役会長/演劇プロデューサーの松田 誠氏が理事を務める。


改めて言うまでもないかもしれませんが、2.5次元舞台で注目すべきポイントのひとつは、 “モノマネ”でも“ただの再現”でもない、「恐るべきほど」高い完成度と没入感(もちろん、その他にも人によってさまざまな魅力があって、そのすべてが正解だと思います)。

表現者や作り手たちの情熱、原作へのリスペクトが伝わってくる舞台に、舞台や原作、俳優を全力で応援するファン。相思相愛とも言える関係性から、2.5次元舞台は大きく発展していきました。

2010年にはメディアでも2.5次元という言葉が使われるようになり、一般的にも少しずつ認知されるように。2018年のNHK紅白歌合戦での『ミュージカル「刀剣乱舞」』のパフォーマンスも大きな話題を呼びました。今では国内のみならず海外でも人気を博しています。

2.5次元の詳しい説明に関しては、アニメイトタイムズ内の記事もご参照ください。

 

初心者向け2.5次元舞台解説

初心者向け2.5次元舞台解説

 
2.5次元舞台の一連の盛り上がりについて、前述に紹介した一般社団法人日本2.5次元ミュージカル協会/株式会社ネルケプランニングの松田氏はこのように述べていました。

「2.5次元ミュージカルの日本における隆盛、そして、その世界への波及は決して驚くべきことではありません。日本のマンガ・アニメ・ゲームはすでに長きにわたり、世界中で愛され、支持されてきた日本の誇るべきカルチャーなのです」

 

数字で見る2.5次元舞台の文化としての成長と近況

松田氏のお話の通り、そして冒頭にも書いた通り、2.5次元舞台は今や日本が世界に誇るエンターテインメント、カルチャーです。

ぴあ総研が発表した「2.5次元ミュージカル市場動向」によると、2018年の2.5次元ミュージカル市場規模推計は、前年比44.9%増の226億円。2015年は約104億円(当時前年比10.2%増/タイトル数123本)、約3年で2倍以上の成長が見られています。

 
引用元:前年比45%増。成長を続ける2.5次元ミュージカル市場/ぴあ総研が調査結果を公表

 
2020年は新型コロナウイルスの影響からさまざまな舞台が中止・延期となりましたが、その分、「オンライン配信」という新たな手段での公演が急増。表現方法の新しい活路を見出しました。

これまで2.5次元舞台の配信というと、千秋楽のライブビューイングがメインでしたが、『ミュージカル「刀剣乱舞」』をはじめ、多くの公演が配信。生での舞台体験は減ってしまったものの、これまでチケットが取れなかった公演や、場所の関係で行けなかった舞台も見られるように。

そして、2021年、観客の数を減らすなどの新型コロナウイルス対策を講じ少しずつ生での公演も増えています。

その裏で、現在も公演中止の選択を迫られている舞台も多くあります。最近であれば、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝頂の景色・2〞東京凱旋公演や、舞台『純情ロマンチカ』の全公演、REAL RPG STAGE『ETERNAL』の全公演……などの多くの公演が中止に。

個人的に楽しみにしていたオリジナルの舞台『幕末バトルサークル(円神プロデュース公演Vol.1)』も残念ながら東京公演が中止となりました。

 

 
それまで高い志で役づくり・稽古に励んでいた俳優、綿密に準備を進めてきた作り手、楽しみにされていたファンの方の気持ちを考えると、言葉にならない思いが溢れます。

しかし「どんな状況であろうが、表現者とやる気のある制作陣がいる限り、舞台の火は消えることはない」。2.5次元舞台の第一線で活躍する俳優の方から取材で聞いた、筆者が力をもらった言葉です。

そんな中、いま、私たちができること──いま自分ができる形で2.5次元舞台を応援したり、体感したりすること。当たり前のことかもしれませんが、その当たり前が、きっと、2.5次元舞台に関わる人たちにとって糧となるはずです。

 

 

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