男が惚れる漢の生き様がここにあり!! 人生のバイブル『刃牙』本能を刺激する圧倒的名言まとめッッッ!!
愚地克己の名言
武神・愚地独歩の息子にして、神心会の最終兵器と言われる漢が愚地克己です。
5歳にして父親が営むサーカス団のメインキャストとして活躍。その身体能力の異常者は誰が見ても明らかでした。その公演中の不運な事故で父親を失いますが、芸人としてのプライドまで持ち合わせている克己少年。
たまたまそのサーカスに客としてきていた愚地独歩が養子として迎え入れ闘いの才能を開花させました。シリーズでは最大トーナメント編で登場し、素直で自信に溢れた青年という印象です。
しかし数多の地下闘技ファイトを観戦、自分も闘っていくうちに神心会の坊っちゃんから、神心会のリーサルウエポンとしてしっかり成長。烈海王との空手とプライドをかけた熱い戦いを繰り広げます。
その闘いの前に出た名言が
「おまえら 任せときな」
という言葉でした。自分自身に与えられているプレッシャーや責任をはっきりと自覚し、中国武術と真っ向から闘う覚悟が見えた克己の成長の瞬間に熱くなります。
「俺だけが掴んだ 俺だけのマッハ」
こちらは『範馬刃牙』での愚地克己の名言です。最大トーナメントから時を経て着々と神心会の大黒柱へと成長していく克己。彼も満を持して塩漬けの戦士ピクルとの闘いに挑みます。
この俺だけのマッハとは、愚地克己の技である「マッハ突き」ですね。最大トーナメントでみせた技です。体の関節を最大限まで使って繰り出す突きは、加速を重ね音を置き去りにするという技でした。しかし中国拳法で既に実現されていた技でもありました。
そこで天才愚地克巳は自分だけの技術を身につけるためにさらなる鍛錬に望みます。そして中国拳法の神である郭海皇にも教えを請うのです。中国4000年と日本の若き天才が完成させたのが「音速拳」、当てない打撃でした。それこそが愚地克巳が掴んだ彼だけの最新鋭の最終兵器でした。
そんな武器を引っさげてピクルへと挑む克巳。あの坊っちゃんだった克己を知っているからこそ誇らしく、感動しました。ピクルvs愚地克巳は個人的なベストバウトです。
ジャック・ハンマーの名言
最大トーナメントに現れた、カナダ国籍の謎の男。体格こそ違うものの刃牙と同じ傷だらけの体と、圧倒的な強さ。そしてステロイド剤などの異常摂取をし寿命を削ってまで地上最強を欲しています。
何を隠そう彼は刃牙と腹違いの兄弟なのです。勇次郎が傭兵時代に作った子供であることが『グラップラー刃牙』で明かされています。
刃牙は地上最強へのステップアップとしてこのトーナメントへ出場しましたが、それは兄であるジャックも同じだったのです。そして2人はトーナメント決勝で激突するのでした。
「長生きしようなどと最初っから考えちゃいないッッッ 最強の肉体と死を引き替えにする覚悟は既にできてるッッッ」
ジャックは元から恵まれた体格でした。しかし彼の目標である地上最強を目指すには程遠いもの。技も体も力もすべてが足りない。そこで彼は度が過ぎるほどのオーバーワークをしてしまいます。
並大抵の努力では追いつけない相手を目標にオーバーワークをしすぎた彼の体は逆に筋肉がしぼみ痩せ細り、半年のうちに死んでしまうレベルまで達していました。
しかし強さを求めてしまう「範馬の血」が流れているのです。彼のトレーニングは自分の体が壊れるまで終わりません。その執念と狂気に惹かれたある博士はジャックを強くするためにステロイド剤の投与を行い、何が何でも強さを手に入れようとします。
その博士にこれ以上のドーピングは命に関わると止められた際の名言です。自分が最強になるにはこれしかない。ジャックの、強さと今への執着心が見える名シーンでもあります。
「俺は今ステロイドを超えた!!!」
博士に与えられたステロイド剤により、常に限界を超え続けてきたジャック。刃牙との戦いの最中、ついに肉体の崩壊(マックシング)が始まってしまいます。
夥しい量の吐瀉物を撒き散らし、筋のように縮んでしまった身体。強さのみを追い求めた男の哀れな末路かと思いきや、それは辛苦を重ねたことで薬物を克服した証、無駄なく引き絞られた究極の身体だったのです。
異母兄弟である刃牙との決戦でたどり着いたジャックの強さの極地。危うくも美しい肉と肉のぶつかり合いは必見です。
「エライぞ その体格でよく上がってきた」
範馬刃牙とジャック・ハンマー。地上最強の兄弟で争うトーナメント決勝でのセリフです。
これは刃牙を煽るセリフでもなんでも無く、ジャックの本心からのセリフでしょう。自分よりも弱く生まれた弟に対して純粋にリスペクトをしています。この兄弟、言葉は少ないんですけどいい関係ですよね。
しかもジャックは強くなるにはどれだけの努力や犠牲が必要なのか誰よりも知っているはずです。自身とは異なる方法で強さを追い求めた刃牙を認めた上で、自分自身の強さを信じて疑わないジャックのメンタリティがよくわかります。
ジャックには刃牙ほど技術の才能が無い。それは生まれてからも、実際に弟の試合を見てもわかったはずです。それ故にこの兄は負けるわけにはいかないのです。2人の熱い試合はぜひ原作でお楽しみください。
渋川剛気の名言
達人と呼ばれるキャラクターが多く登場する本作ですが、その中でも圧倒的な強さと人気を誇るのが渋川剛気です。
実践型柔術である渋川流柔術の開祖。小柄ながら合気道の技を使い相手を翻弄、何度も地面に叩きつけ脳震盪を起こすというのが渋川剛気の代名詞となっています。作中でも何度も相手を叩きのめして対戦相手の視界がゆがむシーンが見れます。
渋川剛気はかなりの人格者であり、謙虚で優しいおじいさんという印象。しかし一度試合が始まれば、戦闘狂のような一面も持ち合わせています。達人、小柄、合気道、闘いを好む、おじいちゃん属性もりもりの人気キャラです。
「ドロドロかな? 鎬ちゃん?」
このセリフはかなり有名で、自身の技によって脳を揺さぶり相手を弄ぶかのような表情で「ドロドロかな?」と問いかけます。最大トーナメントで鎬昂昇とあたった際のセリフです。
空手と独自の技である「紐切り」(鋭い抜き手で相手の神経を切断する技)を組み合わせて闘う鎬を達人技で圧倒。格の違いを見せつけた闘いでした。
「とっくの昔に義眼じゃよ チュピッ」
こちらも渋川剛気vs鎬の闘いから。鎬が秘策として隠していたのは相手の目に打撃を打つことによって、眼球を後ろにずらし脳を直接破壊するというものでした。
大ダメージを受けたと思われた渋川でしたが彼には通じず。若い時分にストリートファイトに明け暮れていた渋川は既に片目は義眼だったのです。
達人のお茶目な側面が見えたかっこいい決め台詞です。