『僕のヒーローアカデミア』名言・名台詞まとめ|デク、爆豪、轟、オールマイトなど主要人物を中心にキャラクターごとの名シーンをピックアップ!
「週刊少年ジャンプ」にて連載中の漫画『僕のヒーローアカデミア』。人類の総人口の約8割が超常能力“個性”を持った世界を舞台に、“個性”を駆使して人々を守る職業「ヒーロー」を目指す少年少女たちの奮闘を描いた作品です。
コミックス全世界累計発行部数5000万部突破、TVアニメも100話以上が制作されるなど、多くの人々を魅了しています。
主人公・デクをはじめとしたヒーローの卵たち、そしてNO.1ヒーロー・オールマイトを中心に多くのプロヒーローが活躍する本作。さまざまな恐怖から人々を救わんと行動する彼らの姿・心には大きなパワーが秘められています。そしてそれは、彼らが放つ言葉もまた同様です。
そこで今回は、『僕のヒーローアカデミア』の名言・名台詞をご紹介! デク、爆豪、轟、オールマイトなど主要人物を中心にキャラクターごとの名シーンをピックアップしました。
目次
緑谷出久(デク)編
「君が救けを求める顔してた」(コミックス1巻 1話)
幼なじみ・爆豪勝己が敵<ヴィラン>に襲われ抵抗していた姿を見て駆けつけたデクがかけた言葉。
何の“個性”も持たない“無個性”でありながら、その場にいた誰よりも早く、思わず飛び出した彼の優しさ、真正のヒーロー性が表れた台詞です。
「"「頑張れ!!」って感じのデク"だ!!」(コミックス2巻 8話)
初めての対人戦闘訓練で、爆豪に対して放った台詞。
優れた力を持ち、常に先頭を歩いていた幼なじみの爆豪に対し、これまではずっと尊敬しながらも怯えてもいたデク。「デク(木偶)」というあだ名も、彼から付けられた蔑称でした。しかし、クラスメイト・麗日お茶子から「「頑張れ!!」って感じがして好きだ」と初めてあだ名を褒められ、価値観が変わります。
NO.1ヒーロー・オールマイトに見初められ、これまでの自分と変わったんだということを爆豪に示すため、己を奮い立たせるために高らかにその名を叫ぶのでした。
「君の! 力じゃないか!!」(コミックス5巻 39話)
「雄英体育祭」にてクラス屈指の実力者・轟焦凍と対峙した際の台詞。
母の心を壊した父・No.2ヒーローのエンデヴァーを憎み、自身の持つ2つの“個性”のうち母の「氷結」のみを使い、父の「炎熱」を一切使わない轟の姿を見てこう叫びます。
この言葉を聞いたことで、轟は過去に憧れたオールマイトの言葉、そして「なりたい自分になっていいんだよ」と夢を後押ししてくれた母の言葉を思い出し、自身の“個性”と向き合っていく決意を固めることになるのです。
「ヒーローは!! 命を賭してキレイ事実践するお仕事だ!」(コミックス9巻 75話)
林間合宿にて知り合った少年・洸汰を守るため、敵<ヴィラン>・マスキュラーに対し放った言葉。
極限状態で増援も見込めない中、ひとりで強敵を相手にすることになったデク。それでも、背中にいる人を不安にさせないため、「できるできないじゃない、やるんだ」と自らを奮い立たせ、師から教わった言葉を叫び、限界を超えた一撃を叩きこむのでした。
オールマイト編
「君はヒーローになれる」(コミックス1巻 1話)
夢をあきらめようとしたデクにオールマイトがかけた言葉。
初めて会った際は、ヒーローは死と隣り合わせ、“無個性”では難しい職業と、厳しい言葉を送ったオールマイトでしたが、敵<ヴィラン>に取りこまれた爆豪を救わんとするデクの行動を見て考えを改めます。
ヒーローとは何たるか、それを再度認識させてくれたことに感謝するとともに、自身の“個性”「ワン・フォー・オール」を授けることを誓い、デクの夢を力強く肯定するのでした。
「もう大丈夫 私が来た!」(コミックス2巻 17話)
たびたび登場する、「平和の象徴」オールマイトのアイコンともいえる台詞。コミックス2巻では、演習場「USJ」にて「敵<ヴィラン>連合」に襲われた生徒たちを助けるべく駆けつけ、高らかに宣言しました。
自分が来たからにはもう安心、ここまでよく頑張ったね、という強さと優しさにあふれた言葉で多くの人に希望をもたらすさまは、まさしく真のヒーロー。デクにとっても非常に重要な言葉のひとつです。
「ああ…! 多いよ…! ヒーローは…守るものが多いんだよオール・フォー・ワン!! だから負けないんだよ」(コミックス11巻 92話)
宿敵「オール・フォー・ワン」と対峙したオールマイトが、絶体絶命のピンチの中、再度己を奮い立たせるために放った言葉。
「オール・フォー・ワン」の狡猾な手段によって肉体的にも精神的にもボロボロに追い詰められるオールマイト。そんな彼の後ろから「救けて」という声が聞こえます。どんな窮地に立たされようと、救いを求める声が、勝利を願う声が聞こえる限り何度でも立ち上がるのがヒーロー。壊すだけの敵<ヴィラン>には決して到達しえない、ヒーローの強さを象徴する台詞です。
「救けて勝つ 勝って救ける 最高のヒーローになれるんだ」(コミックス14巻 120話)
抱えていたさまざまな思いが吹き出し決闘することになったデクと爆豪。その激闘を終えた際にふたりにかけた言葉です。
ふたりの理想とするヒーロー像の違いを受け、互いに認め合いまっとうに高め合うことが重要なのだとアドバイスします。
「救ける」と「勝つ」は、デクと爆豪を象徴するキーワードであり、この後もたびたび出てくる言葉となっています。
爆豪勝己編
「俺はここで一番になってやる!!!」(コミックス2巻 11話)
対人戦闘訓練後、敗北を喫したデクに告げた言葉。
これまで見下していたデクに負けたことや、ほかのクラスメイトの活躍をまざまざと見せつけられたことで、生まれて初めてと言ってもいいほど自尊心をズタズタに引き裂かれた爆豪。
悔しさを胸に「ここからだ」と告げ、最高のヒーローになるための本当のスタートが今始まったことをデクに、そして読者に示すのでした。
「俺はオールマイトが勝つ姿に憧れた」(コミックス10巻 85話)
「敵<ヴィラン>連合」のトップ・死柄木弔に勧誘された際、それを一蹴した後に放った言葉。
ルールにがんじがらめにされるのは嫌だろう、勝ちたいだろう、と告げる死柄木に対し、あくまで“オールマイトが勝つ姿”こそが自分の理想だときっぱり断ります。
何者にも絶対に「勝つ」という彼のヒーローへのこだわりが色濃く反映された台詞です。
轟焦凍編
「俺だってヒーローに…!!」(コミックス5巻 39話)
体育祭にてデクの発破を受け、自らの原点(オリジン)を思い出した際にこぼれた一言。
父への憎しみから視野が狭くなり、ヒーローを目指すことではなく、復讐することばかり考えてしまっていた轟。デクの「君の力じゃないか」という言葉を受け、自身の“個性”はなんのためにあるのか改めて考え、「なりたい自分になっていいんだよ」という母の言葉を思い出します。
自分が目指したもの、憧れたものがオールマイト(ヒーロー)であることを思い出した轟は左側の炎熱の“個性”を解放するのでした。
「やめて欲しけりゃ立て!!! なりてえもんちゃんと見ろ!!」(コミックス6巻 53話)
兄に重傷を負わせた敵<ヴィラン>・ステインへの憎悪をたぎらせるクラスメイト・飯田天哉へかけた言葉。
自分の復讐だとし、デクと轟が加勢することを拒否する飯田。そんな様子を見た轟はかつて復讐に囚われたものとして、飯田に同じ思いをしてほしくないと自身の原点を思い出すようこの言葉を授けたのです。