アムロやシャアが残した“あの名言”はどこのセリフ?『機動戦士ガンダム』TVシリーズの名言・名台詞集!
ララァ・スンの名言
第34話:「白いモビルスーツが勝つわ」
ニュータイプの兵器としての強大さ、本来の相互理解の可能性を我々視聴者に示した存在ともいえるララァ。「12機いたリック・ドムが全滅だと!?」が有名なコンスコン機動艦隊と第13独立部隊(ホワイトベース隊)の戦いにおいて、その結末を予見した彼女が発したのがこのセリフです。この段階ではまだ謎の多かったララァというキャラクターの存在感が発揮されました。
スレッガー・ロウの名言
第34話:「バカヤロー!」、「この人は本気なんだよ! わかるぅ?」
中立地帯であるサイド6のコロニーに停泊するホワイトベースですが、このコロニーを抜けた時、敵からの総攻撃が待っていることは想定内。その状況を危惧したサイド6の監察官・カムランは、婚約者であるミライの助けになりたい一心で、ホワイトベースを安全な場所まで誘導すると提言します。
しかし、婚約者であるもののカムランと距離を取ろうとしていたミライは、その良案を「余計なこと」と言いのけます。そこで言い合いとなっているところ、スレッガーが「バカヤロー!」とミライにビンタ。自身の安全を顧みないカムランの決断を「この人は本気なんだよ!」と評しつつ、その提案がホワイトベース全体にとってありがたいことなのだとミライを諭しました。
ギレン・ザビの名言
第42話:「あえて言おう。カスであると」
連邦軍との最終決戦を目前に、兵士たちを鼓舞するためにギレンが発したセリフです。ガルマ国葬の演説に引けを取らない有名な演説シーンですが、連邦軍に対する「軟弱の集団」「カス」という直接的な表現が使われており、追い詰められたジオン側の必死さをどこか読み取ることもできます。しかし、その後の「圧倒的じゃないか、我が軍は」を見る限り、ギレンはまだ勝てる算段があったのかもしれません(その直後に暗殺されます)。
整備兵の名言
第42話:「あんなの(足)飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」
一年戦争終盤、キシリアからシャアに託された最後のMS・ジオング。しかし、シャアは事前に80%の完成状態だと聞いており、そのことについて整備兵と話しているシーンが描かれています。現状でジオングの性能は100%出させる、とジオンのエースであり大佐という上級士官に向って堂々と語るこの整備兵。「足はついていない」とシャアがボソッと漏らすと、「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」と言ってのけました。
ちなみに、本編には登場しない機体について掘り下げられるMSV(モビルスーツバリエーション)には、足がついたパーフェクトジオングという機体の設定が。外伝作品やゲームに登場していたりもします。