アムロやシャアが残した“あの名言”はどこのセリフ?『機動戦士ガンダム』TVシリーズの名言・名台詞集!
男心をくすぐるかっこいいメカニック、いつかこんな未来が訪れるのではないかと想像を掻き立てる世界観、そして、戦場の中でリアルな心境を顕にするキャラクターたち。これらの魅力が融合した『機動戦士ガンダム』シリーズは、アニメを見たことがない人でもキャラクターの名前を知っていたり、何気なく名言を使っていたりと、抜群の知名度を誇っています。
今回は第1作目『機動戦士ガンダム』のTVシリーズより、アムロやシャア、ランバ・ラル、マ・クベといったキャラクターたちが残した言葉の数々を紹介! セリフは知っているけど、本来はどんな意味なのか、どんな場面で使われたのか。この機会に、名言の数々の元ネタをたどってみてはいかがでしょうか。
目次
- 『機動戦士ガンダム』名言・名台詞まとめ一覧
- アムロ・レイの名言
- 第9話:「二度もぶった。親父にもぶたれたことないのに!」、「くやしいけど、僕は男なんだな」
- 第42話:「嘘ですよ、ニュータイプになって未来のことがわかれば苦労はしません」
- 第43話:「僕には帰れるところがあるんだ。こんなに嬉しいことはない」
- シャア・アズナブルの名言
- 第1話:「認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを」
- 第2話:「戦いとは、いつも二手三手先を考えて行うものだ」
- 第42話:「見えるぞ、私にも敵が見える」
- セイラ・マスの名言
- 第2話:「それでも男ですか、軟弱者」
- ランバ・ラルの名言
- 第12話:「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」
- 第20話:「この風、この肌触りこそ戦争よ!」
- マ・クベの名言
- 第16話:「いい音色だろ?」
- ブライト・ノアの名言
- 第32話:「弾幕が薄いぞ」
- ララァ・スンの名言
- 第34話:「白いモビルスーツが勝つわ」
- スレッガー・ロウの名言
- 第34話:「バカヤロー!」、「この人は本気なんだよ! わかるぅ?」
- ギレン・ザビの名言
- 第42話:「あえて言おう。カスであると」
- 整備兵の名言
- 第42話:「あんなの(足)飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」
『機動戦士ガンダム』名言・名台詞まとめ一覧
アムロ・レイの名言
第9話:「二度もぶった。親父にもぶたれたことないのに!」、「くやしいけど、僕は男なんだな」
度重なる出撃でぐっすり眠れない緊迫状態が続くアムロ。地球に降下してからも敵の包囲網をくぐり抜けなければいけない状況に追い詰められ、ついにアムロはガンダムに乗ることを拒否してしまいます。アムロだけでなく、それぞれのクルーが恐怖や不安と戦うこの状況。みんなが辛い中、最も重圧を背負っているブライトは激昂し、アムロに躊躇なく手を上げるのです。
「二度もぶった。親父にもぶたれたことないのに!」と溜め込んだストレスを爆発させるアムロですが、ブライトの残した「シャアを超えられるやつだと思っていた」という言葉、そしてフラウの叱咤によって彼は再びガンダムに乗ることを決意。「くやしいけど、僕は男なんだな」と言い残し、襟を正しながらガンダムへと向かうのでした。
第42話:「嘘ですよ、ニュータイプになって未来のことがわかれば苦労はしません」
一年戦争最後の出撃前、ア・バオア・クーを攻略するには心もとない戦力だと心配するホワイトベースのクルーたち。そこでアムロは「作戦は成功します」と言い切り、ブライトから「ニュータイプの感か?」という問にも「はい」と返します。しかし、カイとセイラの前では、仲間たちを不安にさせないための言葉だったことを明らかに。その際、「嘘ですよ、ニュータイプになって未来のことがわかれば苦労はしません」と発しています。アムロの成長はもちろんですが、作品世界におけるニュータイプという存在への誤解や偏見も伺えるシーンです。
第43話:「僕には帰れるところがあるんだ。こんなに嬉しいことはない」
物語はクライマックス。シャアとの戦いを終えるも満身創痍のアムロは、ララァのもとへ召される覚悟を決めます。しかし、そこでニュータイプとしての本分に気づくと、テレパシーを使い、仲間たちの脱出を手助けします。
無事ア・バオア・クーを脱出したホワイトベースのクルーたちは、今度はアムロの帰りを涙ながらに待ちます。その姿を見たアムロもまた涙を流し、「ごめんよ。まだ僕には帰れるところがあるんだ。こんなに嬉しいことはない。わかってくれるよね、ララァにはいつでも会いにいけるから」とクルーたちのもとへ帰りました。
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シャア・アズナブルの名言
第1話:「認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを」
地球連邦軍の「V作戦」を察知したシャアは、部下を偵察へ送り出します。しかし、その部下が手柄を獲得しようと焦り、結果、アムロの乗るガンダムに返り討ちに。指揮官の立場で、ザク2機を失ったシャアがこのセリフを発しました。一年戦争開戦初期の活躍が認められ、20歳ながら少佐という立場のシャア。これまでの功績に自信を持ちながらも、年齢的な未熟さを自覚していることが伺えるセリフではないでしょうか。
第2話:「戦いとは、いつも二手三手先を考えて行うものだ」
ガンダムの性能について、部下のスレンダーから報告を受けるも、その内容に懐疑的な様子のシャア。しかしながらシャアは用意周到で、宇宙攻撃軍総司令官・ドズルから補給の約束を取り付けると、すぐさま攻撃作戦を決行。その判断に驚いたドレンに対してこのセリフを発しました。その後は自らサイド7に潜入。偵察を果たすとザクに乗り、ガンダムと戦闘を繰り広げました。
第42話:「見えるぞ、私にも敵が見える」
一年戦争の最終局面となる宇宙要塞ア・バオア・クーの攻略作戦(星一号作戦)。この最終作戦でシャアはジオングを駆り、アムロのガンダムと決着をつけに行きます。ニュータイプ専用機に乗り自身のニュータイプとしての素養を体感したのか、ガンダムとの決着に高揚しているのか。話し方からどこか嬉しそうな雰囲気がこのセリフから伝わってきます。