声優
『STATION IDOL LATCH!』山口智広、阿座上洋平インタビュー

山手線の駅員が業務後にアイドル活動!? アイドルプロジェクト『STATION IDOL LATCH!』の駅にちなんだキャラ設定に興味津々な山口智広さん・阿座上洋平さんにインタビュー

アンバランスのように見えて成り立っているコンビ

――ご自身が担当するキャラクターについて教えてください。

阿座上:摩利央くんはすごい派手好きでやんちゃなキャラクターです。見た目も半裸で割とグイグイいきそうな感じがありました。

“成金ヤンキー純情派”とプロフィールに書いてあったので、ヤンキーなんだなと思っていましたが、すごく心が優しくて街のおじいちゃんおばあちゃんを助けながら活動している一面もあります。

ケンカでのし上がるわけでもないので、僕も友達になれそうな感じです。また、女性に疎いというところも可愛い。

山口:ね! こんな見た目をしているのに。

阿座上:そうそう。いろんな表情を持った魅力的なキャラクターだと思いました。

――一方、山口さん演じる戸成綾くんはどんなキャラクターですか?

山口:自分自身、戸成綾くんのような兄貴肌の役をやらせていただいたことがあまりないので、自分が演じることになったと聞いたときはびっくりしました。お母さんのような包容力のある良い男で、戸成綾くんの人の良さをちゃんと伝えていけるようにできたら良いなと思っています。

良い人なのに「良い人ぶっている悪い人」のように見えてしまうときもあるからこそ、根っからの良い人である綾くんをストレートに表現できたらな、と。まだ苦悩や困難は描かれていませんが、綾くんにはそういうところがありそうな感じがします。

阿座上:うんうん。闇抱えてそうな感じがする。

山口:何にもないような雰囲気が出ていますが、何かはあると思います。

――現在公開中のYouTubeや8月18日に発売される1st CDに収録されるボイスドラマの内容について少し教えていただけたらと……!

山口:『LATCH!』として活動しているところに後輩がやって来てアドバイスをするシーンや、二人でアイドル衣装や街の話、特技について話したりしています。それぞれ初めて担当キャラクターを演じたのは1st CDのボイスドラマが初めてでしたね。

阿座上:そうだね。僕は綾くんの声を聴きながら収録しました。

山口:このご時世なので収録はバラバラでしたけど、私は何となく想像しながら収録しました。でも、やっぱり一緒に録りたかったですね。

――そうですね。でもお話を聞いているだけですごく楽しみになってきました。また、ボイスドラマの聞きどころがあればぜひ教えてください。

山口:同じユニットである空気感、二人がなぜ一緒にいるのかをボイスドラマで感じていただけたらと思います。

阿座上:アンバランスなユニットに見えるのに、すごくお互いを補っているというか、良いコンビなんです。僕自身、この二人は初対面では仲良くなれなさそうと思っていましたが、実際は仲が良いので何かがあったんだと思います。

山口:うんうん。あくまで自分の捉え方ですが、綾くんはみんなを尊重して誰とでも仲良くなれる人かな、と。だから、高良っちのことも全然大丈夫だと思うんです。高良っちはどう思ってるんだろう?

阿座上:摩利央くんは綾くんにすごく懐いているから大丈夫。でも、摩利央くんは「金さえあれば」って言うからなぁ……そういう友達、大丈夫?

山口:確かに成金だけど、お金へのがめつさというよりは、御徒町は宝石が有名な街ということもあって、街の雰囲気が自然と出ているんだと思う。あと、ヤンキーというよりすごくまっすぐな男というか、周りを気にすることができない!

一同:(笑)。

山口:後先考えずに突っ走っていっちゃうタイプだよね。

阿座上:そうだね。たぶん、本人も自覚しているところがあるんじゃないかな。「俺、アホだからさ、教えてよ!」と気持ちよく言えるようなキャラクターかな、と。そういう意味でも、二人は成り立っているコンビだね。

山口:綾くんは高良っちを紐で引っ張るのではなく、「こっちだよ~!」と導いてあげるような関係だと思います。実際のところはどうなのか、今後どのように展開していくのか、どのような過去があるのか、ぜひ注目していただけたら嬉しいです。

二人の提案が取り入れられた歌唱曲

――1st CDには、お二人が歌っている楽曲「Two as One」も収録されています。この曲の特徴やレコーディング時のエピソードを教えてください。

阿座上:もう勢いです。

山口:一番最初に楽曲を聴いたとき、すごくオシャレ~!と思いました。楽曲を聴いて、本気度が強く伝わってきたんです。あと、すごく難しかった(笑)。

阿座上:難しかったね~!

山口:個人的に、綾くんのような役柄をあまり経験したことがないので、どういう歌声なんだろう?と結構練習しました。自分の中で試行錯誤しながら、宿題としてレコーディングに持っていって。歌を録るまでの過程では、一番悩んだかもしれません。

阿座上:僕は逆に悩みませんでした。歌は確かに難しくて、どこにどういう思いを込めるのかは考えましたが、歌詞が前しか向いていないんです。

山口:そう! 前しか向いていない歌詞!

阿座上:落ちサビで少し影を落としてみたりする曲が結構ありますが、落ちサビも全部前向きで、「友達最高!」というノリなんです。

山口:前というか横を見ながら進んでいる感じが強いよね。実際、レコーディングするときは、横に高良っちがいて一緒に歌っている様子を想像して歌いました。話しかけている感覚というか、そういう感じが楽曲に出てたら良いな、と。

阿座上:うんうん。横を感じながら前しか向いていないイメージ。なので、あまり悩まずに勢いでいったほうが良いなと思って、歌い方だけ練習して後はウワァーッという感じで歌いました。

山口:キャラソンをペアで歌うとき、相手のレコーディング風景を見ることはないんですが、今回の楽曲を収録した日、私のレコーディング後に阿座上くんの番だったので、残って見学していたんです。

阿座上くんのレコーディング風景を見て「こんなふうに来るんだったらこうしたい」と気持ちが高まって。「一人で歌う予定だったところを二人で一緒に歌ったら良いかも」と提案しました。

キャラソンの歌詞の振り分けはちゃんと考えられているものですし、口を出すものではないと思ったんですけど、どうでしょう?と提案したら良いですねと言ってくださって。

私たちの歌やお互いの意見を聞いた上で変えていくことが貴重な経験でしたし、そういう過程ででき上がったものが皆さんの元に届いたときにどう聴こえるのか楽しみです。

――この曲は、お二人の意見が入っている気持ちが込められた楽曲なのですね。

阿座上:そうですね。二人の曲なので掛け合いをしたほうがいいですし、二人が意見を出し合って、それが叶うのであればやっていったほうが良いと思っていたので、智くんが残ってくれていて良かったですし、ありがたかったです。

山口:同じユニットのアーティストだったら見学することもあると思いますが、キャラソンのレコーディングでそういう経験はないので本当に良い経験をしました。

阿座上:確かに。良いものができたんじゃないかな、と思います。

――お二人の話を聞いてから再び楽曲を聴くと、また違った聴き方ができるような気がします。

阿座上:「もしかしたらここを二人で歌うことになったのかな?」と想像しながら聴いていただけると面白いかもしれないですね。

山口:一人は悩まずに勢いで歌い、もう一人は考えて感じて歌っているので、いろいろなものが集約されていると思います。それを想像しながら感じてもらえたら嬉しいです。

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