『ベルサイユのばら』熱い想いが衝突し合うキャラクターたちの名言集|不朽の名作『ベルばら』らしい独特な台詞を集めました!
池田理代子先生の大人気漫画『ベルサイユのばら』。1972〜1973年『週刊マーガレット』にて連載された、フランス革命前後を描いた作品です。アニメや映画だけでなく宝塚歌劇団の公演項目になるなど世代を超えて愛されている作品です。
完結して50年弱が経ちますが、今でも化粧品やお菓子などたくさんの商品とコラボレーションしています。コラボ商品を見て絵柄や台詞を知っている方も多いのでないでしょうか? また、フランス革命の歴史を勉強することをきっかけに読んだという方もいることでしょう。
そんな幅広い年齢層に愛読されている『ベルサイユのばら』。キャラクターたちは自分の熱い思いを伝えるため、独特な台詞をたくさん言っています。
本記事はそんな『ベルサイユのばら』を象徴する名言を集めました。オスカル、アンドレ、マリー・アントワネットの3人に焦点を当て、名シーンと共にご紹介いたします。漫画を読み返すと場面と共に世界観をより楽しむことができますよ!
目次
- 【オスカル編】市民とフランスの未来を想う、強く心優しい男装麗人
- 「愛してもいないのに 結婚するのかフェルゼン‼︎」(コミックス3巻)
- 「だが子を思う親の心に貴族も平民もない!!」(コミックス5巻)
- 「心は自由だからだ!」(コミックス6巻)
- 「お…お‼︎ いっそこの胸をえぐりとってくれ‼︎」(コミックス8巻)
- 「フ…ランス……ばんざ…い!」(コミックス8巻)
- 【アンドレ編】幼馴染のオスカルに常に寄り添い、熱い恋心を秘める従卒
- 「おちつけオスカル!! 個人的な恨みは忘れろ 武官はどんな時でも感情的に行動するものじゃない!!」(コミックス5巻)
- 「そのショコラが熱くなかったのをさいわいに思え!!」(コミックス6巻)
- 「のむな‼︎ のむなオスカル‼︎ のむなのむな のむな〜っ‼︎」(コミックス6巻)
- 「千のちかいがいるか 万のちかいがほしいか」(コミックス7巻)
- 【マリーアントワネット編】気品溢れるルイ16世の王妃
- 「マリーはなぜ……顔も知らない殿下のところに嫁いでいかなくちゃならないの?」(コミックス1巻)
- 「きょうは……べ…ルサイユはたいへんな人ですこと!」(コミックス1巻)
- 品と情熱がある、これぞ!『ベルサイユのばら』の世界!
【オスカル編】市民とフランスの未来を想う、強く心優しい男装麗人
「愛してもいないのに 結婚するのかフェルゼン‼︎」(コミックス3巻)
本当はマリー・アントワネットを愛しているフェルゼンですが、彼はイギリスの婦人と婚約するとオスカルに告げます。その時に”愛”を大切するべきだとオスカルがフェルゼンに訴えた台詞です。しかし、当時の制度では身分違いの恋であり結婚はできません。フェルゼンにとって苦渋の選択だったのでしょう。そして後にオスカルも叶わぬ恋を経験するのです。
「だが子を思う親の心に貴族も平民もない!!」(コミックス5巻)
幼少期寂しい思いをしていたベルナールは、病弱の王太子が移動する際に近衛隊が出動することに対して皮肉を言いました。その時にオスカルが言った台詞です。しかしベルナールに王宮の飾り人形と言い返されてしまい、オスカルはショックを受けその後も気にし続けてしまいます。
「心は自由だからだ!」(コミックス6巻)
オスカルは近衛隊から衛兵隊へ入隊します。しかし入隊先の部下たちは女の命令は聞かないなどと言い様々な問題を起してしましまい、オスカルを困らせます。それでもオスカルは絶対に権力でねじ伏せようとはしませんでした。心は誰のものでもなく自由で、力で押さえつけることは意味がないと考えていたからです。そんなオスカルの思いが詰まった熱い一言です。
「お…お‼︎ いっそこの胸をえぐりとってくれ‼︎」(コミックス8巻)
市民が革命の暴動を起こし始めた際、オスカルは貴族ですが市民側につき自由のため応戦します。その際、銃を撃たれアンドレは亡くなってしまいます。アンドレに昔言われた、「感情で行動するものではない」という言葉を思い出しますが、悲しみのあまりオスカルはこの台詞をいいながら狂わせてくれと嘆きます。
「フ…ランス……ばんざ…い!」(コミックス8巻)
フランス革命を市民と共に成功させるため、アンドレの死を悲しみつつもオスカルは翌日も戦います。しかし大砲で撃たれてしまいオスカルは重傷を負います。手当てしてもらうことを断り、アンドレの元へ向かいたいと伝え、死ぬことを望みました。バスティーユ牢獄に白旗が上がったのを見て、フランス市民を称えたこの言葉を絞り出し、亡くなってしまいます。