声優・村上奈津実 1st写真集『なっちゃんとデート日記♡』インタビュー｜綴っている日記は編集部も驚くクオリティ、彼氏になった気持ちになれる写真集が発売

『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』宮下愛役、『アイカツスターズ!』早乙女あこ役、『ミュークルドリーミー』日向ゆめ役などでお馴染みの声優・村上奈津実さんの1st写真集『なっちゃんとデート日記♡』が2021年8月25日に発売されます。

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今回の写真集は、タイトルの通り、村上奈津実とデートをしている気分を味わえるというもの。いろいろなシチュエーションがあり、その都度村上さん直筆の日記が綴られているという構成になっています。このインタビューでは、デートシチュエーションごとの撮影の感想を聞いてきました。

デートシチュエーションやこだわった衣装、撮影で見せた、意外な特技とは？

――6月20日放送の自身の番組『村上奈津実のなっチャンネル 第59回』の冒頭で、いきなり写真集を発売することを発表しましたね。

村上奈津実さん(以下、村上)：もう察している方がいたので、もったいぶっても仕方ないと思って最初に発表しちゃったんですけど、相良茉優がゲストだったので、知らない人にとっては「どっちが出すの？」となってしまったかもしれません(笑)。

――相良さんはもう出していましたけどね(笑)。そこから7月にタイトルが決まりました。村上さん自身が考えたそうですが。

村上：デートという言葉は入れたいと思っていたんですけど、悩みに悩んで決めました。「なっちゃんとデートしてみた」「そうだ、なっちゃんとデートしよう」とかいろいろ考えていたんですけど、YouTubeのサムネイルとかにありそうなタイトルだなぁと思って、考え直しました。

――最終的に『なっちゃんとデート日記♡』になったわけですが。

村上：親しまれやすいというか、覚えやすくて、どういう写真集なのかがパッと見て分かるタイトルになればいいなと思って。発表後は、皆さん「めっちゃ良い」と言ってくださったので良かったです。

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――最後のハートマークが大事なのですか？

村上：ハートマークが大事です！　星マークとかも書いてみたりしたんですけど、何もないというのはないなと思ったんです。～～日記で終わっちゃうと、古典の題名みたいじゃないですか。

――「古事記」とか「日本書紀」とか。

村上：そういう硬い感じになっちゃうなと思ったので、これはハートだ！と思いました。

――タイトルを考える前の話に遡りますが、どういうテーマで写真集を作っていこうという話だったのでしょうか？

村上：編集サイドから提案していただいたものがいくつかあって、その中から、デートをテーマにやってみたいと打ち合わせで伝えました。周りで写真集を出している子たちの写真を見ると、私は男性目線になっちゃうんですよ(笑)。なので、女の人が見ても男性目線になってほしいというか……。写真の向こうにいる一人一人を意識したら、デートがいちばん良いのかなと思ったんです。

――いろいろな案の中で、デート一択だったわけですね。

村上：そうです。カメラに向かってかわいいセリフを言うとか、あざとい感じとか苦手なんですけど、個人でやっている生放送番組で、そういう企画が結構あるんですよ！　いつも必死になって頑張ってやっているんですけど(笑)、でもそうすると皆さん、ものすごく喜んでくれるというか楽しんでくれるというか（笑）写真集では敢えて挑戦してみようかと。

――やはり、ファンの皆さんに喜んでもらえるものをやりたいですからね。でも、セリフを言わなくていい分、恥ずかしさは減るかもしれない。

村上：いや、写真でもだいぶ恥ずかしかったです(笑)。

――逆に見たときに、どんな風に感じてほしいなと思いながら撮っていましたか？

村上：いろいろなシーンがあるんですけど、「この部屋に俺がいそうだな」みたいに思える写真が、見るほうとしても好きだったんですよ。

――いったい誰の写真集を見ていたんですか？

村上：主に久保田未夢ちゃん(照)。

――なるほど(笑)。そういう意味では、全カット、俺がいる感じはしますね。本当にいろいろなシチュエーションがありましたが、どこで撮りたいなどの意見交換はしたのですか？

村上：趣味が釣りなので、釣りとかもいいかもと思ったんですけど、それはマネージャーさんに「番組もやってるからいいんじゃない」ということで、ナシにしました(笑)。

――シチュエーション的には主に、公園デート、自宅デート、下町デート、遊園地デートでした。

村上：公園はピクニックっぽい感じにしたいなと思いました。私は自然が大好きで、自然豊かなところに行きたかったんです。最後にバーに行っている写真があるんですけど、私がこういう大人なところにデートに行くイメージってないだろうなと思って選びました。実際にあまり行かないですし、下町とかのほうがイメージに合いそうだねっていう話もあって、下町デートもしています。

写真集スタッフ：意外と自然豊かで、しかもお花がある公園があまりなかったのですが、アンデルセン公園は自然豊かでいいのかなと思いまして。

村上：すごく自然豊かで楽しかったです！

――見ていて、村上さんが彼女になったら、すごく疲れるだろうなと思いました。でも、お金がかからなそうな彼女だなと。

村上：確かに！　たま～に雰囲気のあるお店にも行きたいという意味で、バーが入っています。

――最初、寝起きシーンから始まりますが、このカットはいかがでしたか？

村上：フィッティングのときはこの服にメガネを掛けていたんです。パジャマも2種類あって、どちらも良かったんですけど、選んだほうは大きめのシャツで、借りてだぼっと着ている感も少し出たのかなと思います。こっちのほうが「彼氏がいる女の子の服だね」みたいなことを言われたので、そうなんだ！と思いながら選びました。大きいので、ちょっと肩が出ちゃったりしているんですけど。

――そこから公園デートの写真になりますが、ここのポイントは？

村上：キャップですね。普段よくキャップをかぶっているので。緑のスカートは自分ではなかなか選ばない色だったので、スタイリストさんはさすがだな、おしゃれだなと思ったんですけど、だいたい普段の私、というイメージです。

――ヌケがいい写真だし、花に囲まれた写真もステキでした。

村上：2日間撮影をしたんですけど、前日が雨だったので、晴れて良かったです。雨の日の公園デートはちょっと大変ですよね（笑）。

――その次のカフェでの写真もレトロなお店でいいですね。

村上：カフェは仕事の合間に行くくらいなんですけど、メロンソーダは久しぶりに飲みました。ここはもともと撮る予定ではなかったのですが、急遽決まりました。衣装という意味では、こういう服をよく着ているなって思いました。実際に超似ている服も持っていたから、私服で撮られているイメージでしたね。

――公園デートは2回あるのですが、次の公園では、池でボートを漕いでいる写真がありましたね。

村上：私、ボートを漕ぐのがめっちゃうまくて！　釣りでうまくなったんですけど、カメラマンさんに言われたのは「普通男が漕ぐよね」っていうことで、確かに！って思いました(笑)。でも、うまいから私が漕いだってことでいいかなと。

――漕いでる彼女をずっと見ている感じになるんですね。

村上：そうですね(笑)。でも車を運転しているかのように真剣になっちゃって、全然笑えなかったんですよ。だから「もっと笑って笑って」って言われ続けていました。

――完全に、漕がないほうが良かったじゃないですか(笑)。

村上：確かに(笑)。なので、ここでは結構本気な顔になっています！

写真集スタッフ：スタッフは見ているだけだったんですけど、ものすごく早く遠くまで行ってしまったのを、笑いながら見ていました。

――そのあと、浅いプールみたいなところでの水遊びもしています。

村上：私、泳げないんですけど、子どもが遊ぶようなプールだったので、大丈夫でした。あと、走っているカットもあるんですけど、ガチで走ってしまって、カメラマンさんにすごく申し訳ないことをしてしまいました……。「走って」と言われたから走ったんですけど、そんなに速く走らなくて良かったみたいです(笑)。

――2人で追いかけっこみたいなことをしちゃうカップルなんですね(笑)。

村上：そうですね。でも、キャッキャウフフみたいな追いかけっこではなく、ガチなヤツです！　どちらかというと、50m走をしてどっちが速いか競う、みたいなことをやりたいんですよ。

――本当に彼氏は体力がいりそうです……。続いてお部屋のシーンでは、ジェンガやっています。

村上：私、ジェンガは強くて、小学生の頃毎日やっていたんです。友だちと3人で、競うというよりは、どうしたらより高くまで積めるかを追求していたので熟知しているんです。でも、撮影で使ったジェンガは軽いタイプのもので、崩れちゃいましたけど。

――そこでは料理シーンもあって、ここも良い写真でしたね。オムライスを作っている写真でしたが。

村上：ここの設定も考えたんですよ。デミグラスソースで本格的なオムライスを作ってみたけど、彼氏がケチャップで文字を書いてよって言ってきたから、仕方ないなーって言いながら文字を書いたというストーリーになっています。

――何を書いたかは、写真集を見てのお楽しみに、ですね。

村上：ここでの衣装はフィッティング時にスタッフさん方と相談して男性が好みそうなものを選んだんです。ほかに真っ白なスケ感のある服と迷ったんですけど、体のラインが見えるような感じがいいらしいということで、この衣装になりました。