最底辺からの成り上がり! 思わず胸が熱くなる『キングダム』名言・名台詞まとめ!
「どれも人の持つ正しい感情からの行動だ、だから堂々巡りとなる」(呂不韋 39巻より)
続いては物語の中で政の最大の敵となる呂不韋の名言です。政と理想とする国家運営について舌戦を繰り広げた際に飛び出た名言です。作品中では汚い敵というイメージもある呂不韋ですが、彼自身の行動には彼自身の正義があったのだと改めてわかる名言です。
政が目指す中華統一の道が難しいと知っているからこそ彼なりに別の形で平穏な世を目指そうとしていたのかもしれません。
「大いなる勝利を手にし続けねば・・・中華に名を刻む大将軍には決して届かぬ」(王賁 37巻より)
続いてたびたび信と比較されることの多いライバル王賁の名言です。瀕死の重傷を追いながら強敵に挑んでいる際に、王賁が心のうちを語った名言です。信を初め周囲に対して冷たく接することが多い王賁ですが、彼が一番厳しいのは自分自身に対して。
名門王家の跡取りとしてのプライドを背負い自分に厳しくい日々鍛錬に励んでいます。そんな彼が持つ責任感が現れたのがこの名言です。自分の宿命を果たすため、王賁は自分に常に高いハードルを設定しているのです。
「全部うまくいく」(桓騎 28巻より)
続いては秦国の将軍でありながら元野盗団の首領という異色の経歴を持つ桓騎の名言。彼の戦略はセオリーに反することが多々あり、時として味方を無駄に死なせていると勘違いされるような戦い方をすることもあります。そうした戦術に対して、配下が不安を覚えた時に桓騎が配下に向けて放ったのがこの名言です。
実際この言葉の通り、最後には完全勝利にしてしまうのが桓騎のすごいところ。こんなことをされたら、配下も慕わざるをえないでしょう。極悪非道ぶりから信とは相容れない将軍ですが、読者からも根強い人気を誇る桓騎のかっこよさが現れた名言です。
「分かっています だからこうしてまだ生きながらえているのです」(李牧 34巻より)
秦が中華統一を目指す上で必ず倒さなければならない存在李牧。そんな彼の人間性が現れた名言を最後にご紹介します。李牧は合従軍戦で敗れた責任をとり、しばらく政治の第一線から距離を置かれてしまいます。ほぼ勝利が確実視されていた戦に負けた李牧。当然処刑される可能性もありましたが、なんとか命だけは助けられました。
そんな彼が決意をあらわにしたのがこの名言です。生きているからこそ責任を取ることができる。秦への雪辱に燃える李牧には今後も秦国は手こずることになるでしょう。
キングダムを読んで日々の活力にしよう
春秋戦国時代という一見身近に感じないテーマを扱っている「キングダム」。ですが、登場する名言の数々は現代を生きる私たちにも共感できるものばかりです。単純に作品を楽しむのはもちろん、少し疲れた時、元気をもらいたい時、テンションをあげたい時などあなたの生活を充実するエネルギー源にもなりうる作品です。ぜひキングダムを読んで日々の活力にしましょう。