『向日葵かがむ』咲河聖奈先生の独占インタビューアーカイブ公開! 4年前の『芥村賞』授賞式直後の模様を再び
皆さんは『向日葵かがむ』という作品をご存じでしょうか?
4年前に『芥村賞』を受賞し、今なお読書好きの間では「一番好きな本」として名前が挙がることが少なくない名著です。
著者の咲河聖奈先生は受賞当時17歳、若き才能、現役女子高生作家としても注目されました。
12月28日は咲河聖奈先生のお誕生日ということで、アニメイトタイムズでは、記念として当時のインタビューアーカイブを特別配信いたします。
咲河聖奈先生インタビューアーカイブ
──今回お招きしたのは、17歳にして芥村賞に輝いた『向日葵かがむ』を著した、咲河聖奈先生にお越しいただきました。
先生、授賞式後でお疲れのところ、お時間いただきありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします。
咲河先生:よろしくお願いします。
──著作『向日葵かがむ』がこの度受賞されたわけですが、今のお気持ちはいかがですか?
咲河先生:嬉しいです。
──芥村賞受賞、本当におめでとうございます。
選考時から瑞々しい筆致、文体が高く評価されていた作品ですが、ここで改めて、『向日葵かがむ』のあらすじなど、ご紹介いただいてもいいでしょうか?
咲河先生:はい。今となっては顔も思い出せない、幼いころに出会った向日葵のような女性を毎年夏の終わりに思い出しては忘れる、という曖昧な話です。
──ありがとうございます。今から発売が待ち遠しいですね!
物語の主軸は、その「向日葵のような女性」への主人公の静かな想いだと思うのですが、この辺り、何か実在の出来事とか、先生自身の体験などの影響はあるんでしょうか?
咲河先生:……わかりません。無いと思います。
──生々しい感情の描写から、何か実体験があるのではと思っていました。そうだったんですね。
そんな先生ですが、本作でデビューするとなると「現役女子高生作家」になるわけですが、家族構成とか、聞いてもいいものでしょうか? 受賞した際の皆さんの反応はいかがでしたか?
咲河先生:姉が一人いて……。私以上に喜んでいました。
──素敵なお姉さんですね。
学校生活とかはどうですか? 部活動とか、趣味とか、執筆活動外はどのように過ごされているんでしょう?
咲河先生:部活動はしていません。趣味は……特には。時間があれば文章を書いています。
──執筆がご趣味でもあるということですね。
先生について読者も少しずつ分かってきたところで、再び創作活動に話を戻したいと思います。今回賞を受賞されて、『向日葵かがむ』が全国の書店に並ぶことになるわけですが、発売に向けて、何かやってみたいこととかおありですか?
咲河先生:やってみたいこと……。姉がお祝いに大きなケーキを作ると言っていました。それを二人で食べると思います。
──仲がよろしいようで、微笑ましいです。
私も授賞式の資料でほんの少し拝見しただけですが、『向日葵かがむ』の文章の透明な印象は素晴らしいと感じました。
もちろん、発売が今から楽しみなわけですが、先生はすでに次回作とか構想されているのでしょうか? もしくは、続編の可能性など、話せる範囲で構いませんのでお伺いしてもいいでしょうか?
咲河先生:新しい話は、既に何作か書き溜めています。今回のように本にしていただけるかはわかりませんが。続編については……今のところは考えていません。
──今から楽しみですね!
まだまだお伺いしたいことは尽きないのですが、長時間お引止めするのも申し訳なく、この辺りでインタビューを終えられればと思います。先生、最後に未来の読者に向けてメッセージをお願いします。
咲河先生:私自身はつまらない人間です。でも私の文章は、誰かの何かになれるのかもしれません。受賞させていただいたということは、価値があるということなんだと思います。だから……何かになっていればいいなと思います。
※本インタビューは『芥村賞』授賞式後に収録したものです。
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アニメイトでは、本インタビューアーカイブの配信を記念してキャンペーンを開催しています。
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今なお、咲河聖奈先生の次回作を待っている読者のみなさんはこの機会にぜひ、
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