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『千と千尋の神隠し』名言まとめ!

不朽の名作! ジブリ映画『千と千尋の神隠し』心に残る名言まとめ――「トンネルのむこうは、不思議の町でした。」

スタジオジブリが誇る不朽の名作『千と千尋の神隠し』。

独特な世界観と不思議なストーリー、魅力的な楽曲などが評価され全世界で人気を獲得している作品です。

迫力のある映像が印象的な本作ですが、少女が労働を通して成長するという「お仕事アニメ」としての側面も持っています。

本稿では、主人公の千尋が湯屋で働く中で出会った数々の「名セリフ」たちをまとめてご紹介。

トンネルのむこうには素敵な言葉たちがたくさん! 名セリフでストーリーを振り返りましょう。

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千と千尋の神隠し
10歳の女の子、千尋は、無愛想でちょっとだるそうな、典型的な現代っ子。両親とともに車で引っ越し先の家へと向かう途中に、いつの間にか迷い込んだ「不思議の町」。町の屋台にあった料理を勝手に食べた両親は、豚に姿をかえられてしまう。ひとりぼっちになってしまった千尋は、「千尋」という名を奪われ「千」と呼ばれながら、生き残るためにその町を支配する強欲な魔女・湯婆婆の下で働き始める。湯屋とは、この日本に棲むいろんな神様やお化けが疲れと傷を癒しに通うお風呂屋さんのこと。そこで、千尋は怪しい神様やお化けに交じって生まれて初めて懸命に働く。ハクや河の神などと出会い、様々な経験とふれあいを重ねるうちに、千尋は徐々に成長していく。何重にも守られて育つ現代の子どもたちが、突然ひとりぼっちになったら?はたして千尋は元の世界に帰れるのか・・・?作品名千と千尋の神隠し放送形態劇場版アニメシリーズスタジオジブリスケジュール2001年7月20日(金)キャスト千尋:柊瑠美ハク:入野自由湯婆婆・銭婆:夏木マリお父さん:内藤剛志お母さん:沢口靖子青蛙:我修院達也坊:神木隆之介リン:玉井夕海番台蛙:大泉洋河の神:はやし・こば父役:上條恒彦兄役:小野武彦釜爺:菅...

目次

『千と千尋の神隠し』名言まとめ

 

ここで働かせてください!

 
こちらは千尋が湯婆婆との面接(?)で発したセリフです。

不思議な世界へやってきた千尋は両親と別れてしまい、一人での生活を余儀なくされてしまいました。

恩人であるハクの助けもあって、神様が集う湯屋で働く事になる千尋。その際に湯婆婆に自ら「働かせてください」と申し出るのでした。

この世界で生きていくため、両親をどうにか助けるために覚悟を決める千尋の名セリフ。

観る人の世代や視点によって響き方が変わるシーンですよね。
  

怖がるな。私はそなたの味方だ。

 
こちらは千尋が湯屋であった少年・ハクが、怯える千尋に投げかけたセリフです。

千尋が人間であることをすぐに理解したハクは、千尋が元の世界へ戻れるように手助けをします。

独りぼっちでパニックになる千尋を落ち着かせるように囁いたのがこの名言です。

物語の後半で明らかにされますが、ハクは千尋が幼少期に溺れてしまった川の主(神様)だということがわかります。

ハクも千尋もお互いが気づいていないけれど、深い関係にあることが序盤でも語られていた事がわかりますね。

ハクというキャラクターは本作の中でもかなり人気の高いキャラクターですが、彼の正体についての考察は多岐に渡っています。

絵コンテや宮崎監督が残した資料に様々な設定が描かれていたり、作品の中にもハクと千尋二人の関係を示唆するカットがあるので注目して観るのも良いのではないでしょうか。
  

手ェ出すんならしまいまでやれ!

 
こちらは湯屋のボイラー室で働く蜘蛛のような老人のキャラクター、釜爺の名セリフになります。

千尋はなんとか湯屋でのコネを得るために、ハクに言われるがままボイラー室に向かいます。

面倒見が良いと評判の釜爺に仕事を貰いに向かいますが、冷たくあしらわれてしまいます。

そこで手持ち無沙汰になってしまった千尋はススワタリたちを手伝って石炭を運ぼうとします。

その姿を観た釜爺のセリフです。

中途半端な手助けや親切心で誰かの仕事に関わるのは良くない、やるなら最後までやる覚悟と責任を持つことだ。と釜爺は千尋に説きます。

千尋はこの後に一生懸命湯屋で働き、釜爺も彼女を認め良い関係になります。ときには千尋を叱り、ときには優しく導く。

こんな素敵な上司と出会いたいですよね!
 

ここがおれたちの部屋だよ。食って寝りゃ元気になるさ。

 
アネゴ肌で人気の高いキャラクター・リンのセリフです。湯屋では千尋の教育係として共に働きます。

なれない仕事で意気消沈する千尋にかけたセリフで、鈍くさいと言いながらも千尋を気にかけている事がわかります。

腹ごしらえをしっかりして、ゆっくり休息する当たり前だけれどもおろそかになりがちな事を教えてくれます。リンのたくましさも伝わりますよね。

個人的に好きな彼女のセリフは「おまえのこと鈍臭いって言ったけど、取り消すぞ〜!」というセリフです。

ちなみに湯屋にはリンや千尋のような女性の従業員が多いですが、これは当時のジブリスタジオの男女比とも関連があるとか!

 

私が欲しいものは、あなたには絶対出せない

 
湯屋に忍び込んだ、カヲナシと千尋の掛け合いのシーンからこちらのセリフをご紹介。

自分に優しくしてくれる千尋を喜ばせようと、食べ物や金品を差し出すカヲナシ。しかし千尋は欲に惑わされません。ここで生活していく中でブレることなく自分を持っています。

その気持をストレートに伝えたのがこの名言です。カヲナシは自分に何ができるのかわからなくなって暴れてしまいますが、後に千尋たちと旅をし自分を取り戻しています。

『千と千尋の神隠し』は宮崎監督がとあるプロデューサーの娘さんに向けて作った映画と言われており、千尋はその娘さんや全国でジブリの映画を楽しみにしている子どもたちの姿が重なったヒロインになっています。

カヲナシは制作の途中で思いついたキャラクターであり、制作が進む中で彼の存在がどんどん大きくなり今のストーリーになったとされています。

カヲナシが表している存在が何なのか注目して鑑賞するのも楽しみの1つになります。
 

一度あった事は忘れないものさ 思い出せないだけで。

 
湯婆婆の対の存在であるり、双子の姉である魔女・銭婆。作中でも「性悪」「恐ろしい魔女」と言われており、実は彼女こそが黒幕なのではないか……? とも囁かれています。

しかし千尋たちが出会った彼女はとても優しい魔女でしたね。

千尋と坊やカヲナシを出迎えて、優しく諭すような口調で語りかけます。このセリフはハクと千尋がどこかで出会ったことがあるのに、思い出せないとモヤモヤしている時の銭婆のセリフです。

こちらの名言も物語の伏線になっているだけでなく、日常生活でもハッとしてしまうような深みのある言葉ですよね。

夏木マリさんの湯婆婆との演じ分けも相まってグッとくるセリフになっています。
 

そう簡単にはいかないよ、世の中には決まりというものがあるんだ!

 
こちらは湯屋を経営する魔女・湯婆婆のセリフです。

この物語で大きな鍵を握る彼女が物語の後半にハクや千尋に掛ける言葉です。

この世界では「言葉」とそれによる「契約」が非常に重要視されており、千尋の呪いが解けて元の世界に戻るためには、自分の言葉で父親と母親を救う必要がありました。

ストーリー上でのルールが語られたセリフですが、魔女として酸いも甘いも噛み分けた彼女の人生が垣間見える瞬間でもあります。

千尋も少しずつ世の中の決まりを知っていくでしょう……
 

宮崎監督が語る言葉の力とは?

『千と千尋の神隠し』で登場した素朴ながらも心が暖かくなるセリフたちを紹介いたしました。

インタビューや制作秘話が綴られている『ジブリの教科書12 千と千尋の神隠し』ではこの作品に込めたメッセージである「言葉の力」について語っています。

千尋が迷い込んだ世界では、言葉を発することは取り返しがつかない重さを持っており、弱い心で責任感のない言葉を発すればたちまち姿を変えられることもあるそうです。

そんな世界の中でしゃんしてと生きていく千尋の言葉は意志であり、力になるのだと宮崎監督は語っています。

誰でも簡単に、どんな言葉でも発信できる現在でも、言葉の重さは変わっておらずその力を使う者達の心に訴えかける作品となっています。

ぜひ皆さんも『千と千尋の神隠し』のセリフひとつひとつを味わいながら鑑賞してみてはいかがでしょうか。
 

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