開幕から衝撃的な展開! これがアニメのドルフロ!! 冬アニメ『ドールズフロントライン』M4A1役・戸松遥さん&ジャンシアーヌ役・小松未可子さんインタビュー
銃器を擬人化した戦術人形たちと共に戦う、育成&戦略シミュレーションゲーム『ドールズフロントライン』がアニメ化! 2021年1月7日(金)より、TV放送開始、全世界配信となります。
舞台は、全世界を巻き込んだ第三次世界大戦後の荒廃した世界。人間を遙かに超越した能力を持つ機械生命体「戦術人形」が戦争に用いられる中、「鉄血工造」の戦術人形が突如人類へ反旗を翻し、これを調査・阻止しようと民間軍事会社「グリフィン」の戦術人形たちが立ち向かいます。
今回は、民間軍事会社「グリフィン」所属のAR小隊リーダー・M4A1役の戸松遥さん、その前線司令部に配属されてきた若き新人指揮官・ジャンシアーヌ役の小松未可子さんにインタビューを実施! アニメならではの『ドルフロ』の魅力についてお話を伺っています。
2話でやっと「私は指揮官だったんだ!」
──アニメ化が決定した際の率直な感想を教えてください。
M4A1役・戸松遥さん(以下、戸松):ゲームから考えるとかなり長い付き合いの作品なので、個人的にはすごく嬉しかったです。これまで『ドールズフロントライン』を知らなかった方に知っていただけるいい機会ですし、ゲームを遊ばれている方やミニアニメをご覧になっていた方には、改めて『ドールズフロントライン』はこういうものだ、ということを知っていただけるのではないかと思います。
──小松さんはアニメからの参加となります。
ジャンシアーヌ役・小松未可子さん(以下、小松):ある日、突然「『ドールズフロントライン』のジャンシアーヌ役に決まりました」と言われて、よく理解できないまま現場に行きました。1話のジャンシアーヌは終盤に意味深に登場しますが、アフレコ時の私はまだ「何者なんだろう?」と思っていて。でも2話からは前線に立って皆を指揮していたので、ここでやっと「私は指揮官だったんだ!」と理解しました。
──キャラクター説明はなかったんですか?
小松:そうなんです。なので、一から『ドルフロ』について調べたところ、コミカライズ版の「人形之歌」を題材としていることがわかりました。
──なるほど。『ドルフロ』の世界観に触れていかがでしたか?
小松:戦術に重きを置いていて、その表現が巧みだなと思いました。今回、アニメが入り口ということで、まだまだ新米指揮官ではありますが、皆さんどうぞよろしくお願いしますという気持ちで挑んでいます。
キャラクターたちの読み方、難しい用語に苦戦?
──脚本をご覧になった感想を教えてください。
戸松:戦っている子たちは戦術人形ではあるんですけど、演じる上では人間の感情に近い状態で演じようと考えました。戦っている時の緊迫感がすごくて、台本のト書きにはここでは言えないような過激な言葉が書かれていたりもするんです。
小松:(笑)
戸松:そんな緊迫感に圧倒されっぱなしの毎話です(笑)。
──小松さんはいかがでしたか?
小松:第1話からものすごい熱い戦闘を繰り広げていましたが、話が進むにつれてちょっとずつグリフィンの魅力だったり、敵側の事情だったりが見えていきます。そのストーリー展開の面白さが魅力だと思いました。
演じる側としては用語の難しさはもちろん、キャラクターたちの読み方が難しくて(笑)。「この子は“えーあーるじゅうご”(ST AR-15)で、この子は“そっぷもっどつー”(M4 SOPMOD II)で」みたいに。それぞれのキャラクターの名前や印象、少しずつ明らかになっていくバックボーンを知ることが毎話楽しみでした。物語は基本的にはシリアス展開ですが、稀にほっと一息ついた会話もあったりして個人的には心休まったりもしました。
──演じる上で特に大事にされたことを教えてください。
戸松:戦術人形を演じるとは言え、人形ということはあまり意識しないようにしました。M4は人間に近い感情をもっているので、その時その時感じた思いを自分とリンクさせています。
アニメでは戦う時と仲間といる時に見せる表情の違いがしっかりと描かれているので、楽しくしている時は楽しく、戦闘中は自分の意思をハッキリさせたり。ほかにも仲間を傷つけた敵に対する憎悪とか。戦う時のM4はもう別人格といってもいいくらいなので、そのメリハリを意識しました。
小松:ジャンシアーヌは新人指揮官ですが、肝が座っているので新人らしからぬ態度を意識しました。戦術人形のことをよく見ているところもあるので、その視野の広さや懐の深さ、芯の強さといった部分も心がけています。
──作品全体としてシリアスな展開がメインなんですね。先ほど小松さんが仰ったように、難しい用語もたくさん出てくるかと思います。
戸松:そうなんです、ジャンシアーヌに関しては特に!
小松:そうなの!
戸松:指揮する側のキャラクターは、これまで発したことがないような言葉が多いんです。しかも、そういった言葉に慣れているキャラクターを演じるわけなので……すごく、すごく練習しました!(笑)