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冬アニメ『オリエント』日野聡(武田尚虎役)インタビュー【連載第3回】

「武田武士団」はどこの武士団より仲良し!? 武蔵と小次郎に影響を与えるキーキャラクターを演じるポイントは“少しやんちゃなあんちゃん”! 冬アニメ『オリエント』武田尚虎役・日野聡さんインタビュー

第2話は感情のアップダウンが激しいお話! 「武田武士団」の登場シーンに興奮!?

──先日放送された第2話についてお話を伺えればと思います。第2話は小次郎の回想からスタートしました。

日野:小次郎は武士の子ということで、町の人々から迫害を受けながらも、武蔵に感化され自分の心の奥底にしまっていた思いを再び滾らせます。小次郎はもちろん、武蔵の心境にも触れていて、且つ、武蔵達の今後を変えるきっかけも描かれているので、視聴者目線で感情のアップダウンが激しいお話だと思いました。

──鬼神の存在感は視聴者としてもインパクトが大きかったと思います。

日野:原作の迫力がアニメーションでどう描かれるのか、僕も収録時に気になっていました。収録では完成形を見られていませんでしたから。

──そんな強敵を相手に、武蔵はツルハシの形をした武器で挑んでいました。

日野:鉱夫であることと繋がっていますよね。彼の機転が利く一面が上手く表現されていると思いました。

──武蔵の、鬼神に果敢に食いつく姿が印象的でしたね。

日野:武蔵の“最強の武士団”を作るという強い意志を感じました。そして、その姿を見た尚虎の「あいつにも、何か命を懸けてでも譲れないものがあるのかな?」というセリフがすごく好きです。

──そこから「武田武士団」が登場しました。尚虎は大将自ら前線に出るタイプなんですね。

日野:戦うのが好きな人物でもありますからね。史実上の武田といえば騎馬隊ですが、本作では鬼鉄騎というまさかバイクのような乗り物に跨って登場するという(笑)。あれはかっこよかったですね。

「武田武士団」はどこの武士団より仲良し! 家族のような温かい雰囲気を表現

──尚虎を演じるにあたってのポイントを教えてください。

日野:「武田武士団」の団長として皆に慕われている尚虎は、武士として強く、頼もしさと威厳、そしてお茶目な部分を持ち合わせています。ですので、演じる上ではそれらのバランスを意識しました。どこかに偏り過ぎると魅力が変わってしまうんですよね。

──なるほど。アフレコの際、音響監督からはディレクションなどはありましたか?

日野:頼もしくなり過ぎないよう、もう少しやんちゃなあんちゃんでいてほしいと言われました。頼れる兄貴過ぎず、親しみのある雰囲気でいてほしいということですね。

あと、「武田武士団」はどこの武士団よりも仲が良いので、そんな彼らの雰囲気を表現してほしいと言われました。ご時世柄、皆で一斉に収録はできませんでしたが、第2話に関しては皆で楽しく録っていこうと一致団結しました。

──アフレコの雰囲気はいかがでしたか?

日野:大西沙織ちゃん(山本春雷役)と神尾晋一郎くん(副団長役)と一緒に収録したのですが、終わったあと「武田武士団で良かったね」なんて話をしました。ほかにも、テストのあとにふたりが「かっこよかったです!」と僕を持ち上げてくれたり(笑)。

──(笑)。そんな大西さん、神尾さん演じる「武田武士団」のキャラクターも濃いですよね。

日野:はい。そして、尚虎へのリスペクトが強いですよね。

──とはいえ畏まり過ぎていないところも。

日野:そうなんです。本当の家族のような雰囲気だと思います。

 

(C)大高忍・講談社/「オリエント」製作委員会
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