大ヒット作品『鬼滅の刃』ってどれだけすごいの? 興行収入、発行部数、経済効果……数字がすごすぎて理解できないあれこれを身近なものに落とし込んでみました!
『鬼滅の刃』のここがすごい 発行部数編
続いては発行部数。原作コミックスは完結を迎えた後も人気が止まるところを知らず、発行部数1億5千万部を突破しています。日本の国民全員に配ることができる冊数というだけでもすさまじい数だということがわかりますが、この数字のあり得なさを伝えることができる数字を紹介します。
まずは並べた時の面積から考えてみましょう。本棚に入り切らなくなった漫画が部屋の場所を占領しているという場面がしばしばあるかと思います。これを今まで発行された全てのコミックスを並べていくとどれくらいの面積になるのか。気になったので計算してみました!
コミックス1冊あたりの面積はおよそ0.02平方メートル。この数字を元に1億5千万冊の鬼滅の刃コミックスを、地面に隙間なく敷き詰めたとすると、東京ドームが63個埋まってしまいます。ディズニーランドの面積がおよそ東京ドーム10個分ですから鬼滅の刃のコミックスを全て集めれば、ディズニーランドが6個と同じ面積ができてしまう計算になります。
これだけでも意味がわからない数字ですが、縦に積み上げるともっと意味がわからない数字になってしまいます。こちらも計算してみました。
漫画本の高さをおよそ1.5センチと仮定するとなんと1億5千万冊積み上げられた『鬼滅の刃』は大気圏を突破し宇宙へ到達します。『鬼滅の刃』だけで宇宙へ行けてしまうのです。
『鬼滅の刃』のここがすごい 経済効果編
最後に経済効果についてご紹介します。『鬼滅の刃』の経済効果は一説には2000億円以上と言われています。いよいよ途方もない数字です。
そもそも経済効果とはどういう数字なのかについて説明します。経済効果とはある出来事が特定の国や地域に与えた影響を金額で現したものです。『鬼滅の刃』の場合で言えば、『鬼滅の刃』のグッズや書籍などによって動いたお金を試算した数字ということになります。
これだけ言われてもいまいち『鬼滅の刃』のすごさが伝わらないので、他の物事の経済効果は一体どれくらいなのか。いくつかご紹介します。
例えば、咋シーズン二刀流で話題となった野球のメジャーリーガー・大谷翔平選手の経済効果が1000億以上と言われていています。個人でこれだけの経済効果がある大谷選手にも脱帽ですが、それをはるかに上回る『鬼滅の刃』は流石としか言いようがありません。
もう少し身近な数字で言うと、2000億円という数字はうどん・そばの市場規模とほぼ同額です。うどん・そばという日本の食を支えるカテゴリーと方を並べる『鬼滅の刃』。やはり凄まじいです。
まとめ
歴史的な作品となった『鬼滅の刃』。作品自体の素晴らしさはいうまでもありませんが、今回のように数字の側面から見ることで新たな発見があるかもしれません。作品を楽しむ一つの視点として数字にもぜひ注目してみてください!
[文/せきどん。]