「なんだかんだ言って、気の許せる配信者になりました」──ストリーマー・Kamitoさん&VTuber・橘ひなのさん「おれおとあぽろ」インタビュー!配信活動から「おれあぽ」コラボの話、“てぇてぇ”エピソードも!?
「優しさ」溢れるエピソード。だけど内容は対照的!?
──お二人とも優しいというワードが出ましたが、話せる範囲で優しいと感じた印象的なエピソードはありますか?
橘:私は、「おれあぽ」でYouTubeの登録者が一気にガッて伸びて。それ以前は3万人とかだったんですよ、登録者が。いまは、ありがたいことに25万人登録者がいるんですけど、1年でわーって増えたのでそれに気持ちがついていかなくて。
いろんなことがあるじゃないですか、いろんな意見があったりとか。そういうのを目にする機会も多い仕事なので。ファンの方と(距離が)近いのがいいところなんですけど、この仕事の。
でも、近いがゆえに辛い部分とかも出てきちゃうところもあって。配信歴もKamitoさんは私よりも全然長いので、まあまあ大丈夫だよ、こういうのはこうこうこうだから、みたいな感じで結構相談に乗ってくれたり、話を聞いてくれたり。そういったところが優しいなって思いますね。
Kamito:なんかすごい真面目な、感動的な話。そのあとにしゃべるのアレだけど……僕はそういう感動的なエピソードとかではないんですが、普段から、例えば「おれあぽ」でコラボ配信するってときに使うYouTubeのサムネイルをほとんど作ってもらってるんで(笑)。サムネイルよく作ってくれるし。
橘:最悪そんなの。
▲橘さんにサムネイルを作ってもらうKamitoさん
Kamito:あと僕、結構人見知りな部分があるので、見知らぬ人たち5人とか10人とかでコラボすると、あんまり話せなかったりするんですけど、そういったときに話題振ってくれるんですよね。
さりげなく話題を振ってくれたりして話しやすい環境作ってくれたりするのが優しいなって感じるところはありますね。
──最近だと『Among Us』コラボの時などですね。
橘:すごい、よく見てらっしゃるんですね! 恥ずかしい!(笑) そうですね、あの時も、そうでしたね。
Kamito:話してくれて助かりました。
──優しさについてお伺いしましたが、それ以外に記憶に残っているようなエピソードはありますか?
Kamito:多分リスナーさんとかファンの方々もわかると思うんですけど、橘ひなのさんって結構負けず嫌いなんですよ。なので、『Apex』とかでゲームが上手くなりたくて裏で悔し泣きしてた時がありましたね。
マスター(※『Apex Legends』内のランク)到達するっていう企画の時にどうしても自分の力が発揮できなくて、ポイントが取れなかったりとか撃ち負けちゃったりしたときに、配信内では「頑張ってやるぞ!」とか言ってたんですけど、配信終わった時とかに、悔しくて裏で泣きながら練習してたりしたときもありましたね。
──暴露されてしまいましたけど、橘さんいかがですか。
橘:最悪です……。ふたりでマスターに行くっていう企画は、5月とか6月くらいにしてたんですけど、そのときのことは私も印象的というか、助けられたなっていう思いがありますね。私もいま話そうと思ってたんですけど、そのマスター企画を。
Kamito:本当かよ。
橘:本当本当! 先にKamitoさんがマスターに上がっちゃったときと私が先にマスターに上がっちゃったときがあるんですけど、上のレート帯って強い人も多いし、すごく大変だったけど、二人で毎日頑張ってやってたこととか。
▲「おれあぽ」でのKamitoさんマスター到達時の配信
Kamitoさんが先に行っちゃったときに「私は本当に(マスターに)行かなくてもいい、マスターしんどいから行かなくていい」みたいな感じの時があったんです。でも、「いやもうお前は絶対行けるから大丈夫だよ」みたいな。連れ出してくれて。
「やるぞ!」みたいに言ってくれた時はすごく助けられましたね。一緒にやってくれてよかったなって本当に思いました、あの時は。
──橘さんからKamitoさんへの印象はやっぱり優しいっていう部分が強いんですね。
橘:そうですね。あと、印象か……結構ポンコツな部分が多すぎて。印象っていうか、ポンコツなんですよ、基本。
Kamito:そうかなあ?
橘:そうですよ。
Kamito:そう……ですか?
橘:リスナーさんは多分、Kamitoさんのそういうポンコツな部分が可愛いみたいに思ってるんです。近くにいる身としてはイライラするんですけど。もうちょっとしっかりしろよと思うんですけど。まあ、ポンコツだな。
Kamito:優しいポンコツ?
橘:そう、優しいポンコツ(笑)。
Kamito:なんか人畜無害な感じがして良いですね。
橘:そうだね。
一同:(笑)。
──お二人でマスターに到達する企画など一緒に活動されていることもありますが、それぞれの活動について尊敬している点があれば教えて下さい。
Kamito:尊敬してる部分……。
橘:ないですか? 私はありますよ。
Kamito:全然ありますよ! それこそ、尊敬してる部分に関しては2つあって、ひとつは歌なんですけど、歌めちゃくちゃうまいんですよ。
一番最初に聞いたのが「初めての恋が終わる時」っていう曲をカバーしてたんですけど、それを聞いた時に元々その歌好きだったんですけど、めちゃくちゃ感動したんですよね。感動して、MVっていうか動画とその声がめちゃくちゃ合ってて、あと、本当に純粋に歌がうまいところを尊敬してて。
▲インタビュアーおすすめの「ダーリンダンス」
聞いた人を感動させられるのってすごいなって思って、歌は本当にすごいなって尊敬してる部分ですね。あとひとつが演技力なんですけど、橘ひなのってツンデレっぽいじゃないですか。で、バレンタインボイスってのがあるんですけど(笑)。
橘:もういいよー! もー!
Kamito:バレンタインボイスを個人的に買って聞いた時に、バレンタインのチョコの渡し方とかっていうのが、モロ橘ひなののイメージ通りで、すごいなって思いましたね。こんな、まさにツンデレのヒロインみたいな感じで。聞いててオタクとしては本当に評価高かったですね。
橘:これを聞かされる私の身にもなってもらえますか? しかもそういうのじゃないでしょ。尊敬する、って。努力ができるとかさ、努力家なところが尊敬できます、とかでしょ普通。なんなん。
Kamito:そういうインタビューはあなたにパスして。2種類あったほうが、うん。
橘:そうですか(失笑)。
──では、橘さんからはそういう内容で……(笑)。
橘:そうですね。私は配信者として尊敬できる部分がすごく多くて。活動が長いじゃないですか、Kamitoさんは。私はまだ全然ひよっ子なんで。
私は「ぶいすぽっ!」っていう箱の力とかもちろんあるし、運営さんたちがやってくれたり助けてくれたりする部分が多いんですけど、(Kamitoさんは)やっぱり個人勢で、全部自分でなんでもしないといけないわけで。それをやり続けてきて。
さっきの話とも似ちゃうんですけど、配信についての相談とか結構するんです。「こういうのが嫌なんだけど」とか「これはどうしたらいいかな」とかそういう話をすると、やっぱり長くやってきてる部分が出てきて、そういうところはすごい尊敬できますね。
「こういう風にしていくといいよ」とか、「こういう風にしていったら絶対大丈夫だよ」とか「上手くいくよ」とか。的確なアドバイスをくれるので。
どういう風にしたらリスナーさんが喜ぶかなとか、こういう風にしたらうまくいくかな、伸びるかなとかそういう相談をすると、すごく親身になって聞いてくれるので。配信者として普通に尊敬しますね、そこは。すごいなって思う。
Kamito:お〜。ありがとうございます。素晴らしい。