「なんだかんだ言って、気の許せる配信者になりました」──ストリーマー・Kamitoさん&VTuber・橘ひなのさん「おれおとあぽろ」インタビュー!配信活動から「おれあぽ」コラボの話、“てぇてぇ”エピソードも!?
“ファン”という存在が、楽しいことを続けるための原動力に
──お二人にとってファンの方たちはどういった存在になっていますか?
Kamito:僕は原動力になってますね。例えば、部屋の掃除とかすごく苦手なんですけど、配信をつけながらみんなのコメントを見つつ、雑談しながらやると部屋の掃除も全然苦じゃなくできるし。
あと、リスナーさんのコメントありきで配信が成り立ってると僕は思っていて。どんなに大手の配信者さんでも、ゲーム配信しててコメントが流れてなかったりするとただ独り言を喋ってるだけになっちゃうんで。
ゲームをやりつつもいろんなコメントを拾って楽しんでいける。だから自分もファンの方がいるからやりたいな、ゲーム配信もっとやりたいなと思うし、楽しんでくれる人がいるから、どんなに眠くても長時間やっていきたいなってのもありますね。
だから僕にとってファンの方は原動力になってます。
橘:すごい……真面目。
──ありがとうございます。橘さんはいかがですか?
橘:私は今もそうでもないと思うんですけど、あんまり配信者っていう感じじゃないと思うんですよ。ファンの方から見ても、友達みたいな? 感じなんですよね。
私もファンの人に(強く)言っちゃう時もあるし、ファンの人も私に対して、おい! みたいなことたぶん思うこともあるし、たぶんお互い嫌になっちゃうときとかあるときもあるんですけど、でも結局私はファンの人が好きだなぁとか思ったり。ファンの方も、いやでもひなのちゃんのこと好きだな、とか思ってくれたり。
なんていうんだろうな……言葉にするのは難しいんですけど。もちろんさっきKamitoさんが言ったみたいに原動力っていうのもそうなんですけど、私はファンの人にちょっとでも笑ってもらえたらいいなと思って配信をしてます。
見たい時にフラッと来てちょっとウケると思って笑ってもらえて、明日も頑張ろうかなとか思ってくれるといいなと思いながら配信してて。
リスナーさんからも「嫌なことあったけどひなのちゃんの配信見てたら笑い声聞いて元気になりました」とか、「就活嫌だったけどひなのちゃんがいてくれたから頑張れました」とかそういうことを言ってもらえるようになって。
私にとってファンの人は元気の源だし、私自身もファンの人にとっての元気の源でありたいなと思うし。ファンの人が見続けてくれるなら私もできる限り配信を続けていきたいし、ファンの人も私が配信をしてる限りは見続けてくれる、友達じゃないですけど……いつでもそこにいる存在ですね、お互い、たぶん(笑)。
Kamito:おお〜なんかアイドルみたいなあれですね。回答が。
橘:アイドルではないです。アイドルではないですよ。
──ストリーマーやVTtuberといった方たちが大勢いる中、お二人がそれぞれ活動する上で特に気をつけている部分、注意している部分があれば教えて下さい。
橘:私は割と自由にやらせてもらっているので、「ぶいすぽっ!」って箱の中でもすごく自由にやってる部類だと思うんですけど(笑)。ただ、やっぱ異質だと思うんですよ、「おれあぽ」って。
VTuberの中でというか、配信者界隈の中で異質な存在だと思っていて。個人勢のストリーマーと企業所属のVTuberがふたりでコンビ組んで高頻度でゲームやってますって結構変じゃないですか?
──あんまりないですよね。
橘:そうなんですよね。結構変で。一歩間違えたらね、怖いことにもなりかねないと思うんですけど、でも……気をつけてる……なんだろうなあ。気をつけてますか? なにか。
Kamito:僕ですか? 活動最初の頃から気をつけてることはありますね。僕はストリーマーとして活動してるんですけど、活動を始めたころは話す時間っていうか、黙る時間を10秒以上作らないようにするっていうルールがあって。
最初の頃って本当に視聴者さんも少ないし、フラッと見に来てくれた方をどれだけ逃がさないかっていうのがすごく大事だったんです。たまたま来た時に喋ってない部分を見られてしまうと、こいつ喋ってないやんみたいになってどっかに行ってしまうので。
なので、ゲーム中とかでも10秒以上黙らないっていうルールでずっとやってきてて。最近はちょっと集中しちゃうとかあって、10秒以上黙っちゃう時もあるんですけど、昔はとにかく喋るようにしてました。
橘:へえ〜! すごーい。配信者っぽい! すごい!
Kamito:そこは気をつけてるなあ。
橘:すごい……それでいうと、私は自分が楽しむようにしてます。自分が楽しくないことをしないって感じですかね。気をつけてるわけじゃないんですけど、自分が楽しくないとたぶん見てる人も楽しくないじゃないですか。
私は基本的に何でもかんでも面白いと思う人なんで結構笑ってると思うんですけど、自分が楽しくないなって思ったらその日は配信しない! とか、やめちゃいます、きっぱり、嫌なことは。
もちろんやらなきゃいけないこととかはやりますけど。配信してて、自分が楽しくなくなっちゃったなと思ったらもうやらない。自分が楽しくなさそうにしてるところを見せてもたぶんリスナーさんはつまらないと思うので。
それくらいですかね。気をつけてるわけじゃないですけど、楽しいことしかしない、したくないっていうアレでやってます。
──楽しいことしかしないって、聞きようによっては楽だなと思われてしまうこともあると思いますが、それしかやらないって逆に大変というか。そのためのモチベーションを常に継続するのは難しいですよね。その中で、お二人が楽しく活動している姿を日々見せてくださっていること、ファンがその原動力になっているというのは、ファンにとってはすごく嬉しいんじゃないかと思います。
Kamito:そうですね……だと嬉しいな。
この先も「おれあぽ」は続いていく──。
──ファンのみなさんへのメッセージで締めさせていただこうと思ったのですが、ここまでに色々とメッセージをいただいているので、最後はお互いにメッセージをお願いします。
橘・Kamito:(ハモリながら)お互いに!?
橘:ええ!? お互いに!? (Kamitoさんが)先に言ってよ? やっぱ嘘! 私が先に言う!
たぶん、お互い初めて会ったときは、(おれあぽが)こんな大きなものになるなんて思ってなかったし、こんなにずっとゲームをする仲になるなんて思ってなかったと思うんだけど、これからもなんだかんだ言ってね、ライバルみたいなところもありつつ、この先も……行けるところまで行ってみますか! あはは(笑)。
まあ、この先30万人、40万人、50万人とか、登録者が伸びたとしても一緒に楽しくゲームできる仲でありたいなと思います!
Kamito:おぉ〜。
──ありがとうございます。では、Kamitoさんお願いします。
Kamito:そうですね……(笑)。恥ずかしいな、なんか。
橘:恥ずかしいね(笑)。
Kamito:ええ〜……。
橘:こういうところなんですよね、わかります? ポンコツな部分。アホっていうか、男らしくないなっていうか。
Kamito:まあ僕個人なんで……その、いつ死んでもおかしくないので……僕がこけた時は……ちょっと……引っ張ってもらって……助けてください。
橘:まあまあまあまあ……。
Kamito:なんだかんだ言って、気の許せる配信者になりましたね、はい。いっしょにゲームやっててもそうだし、話しててもそうなんですけど。配信者としても「おれあぽ」っていうコンテンツにしても、本当に気の許せるパートナーだと思うので、今後もよろしくお願いします。
橘:はい、よろしくお願いします。……最後に付け加えて欲しいんですけど、恋愛感情は一切ありません、ってよろしくお願いします。
──最後に注釈で入れておきます。
橘:注意書きで(笑)。
──(笑)。ありがとうございました!
橘・Kamito:ありがとうございました。
※お二人の間に恋愛感情は一切ない、とのことです。
[取材・文/太田友基]
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