声優の浅沼晋太郎さんが東北6県を巡るフォトブック「みちのおく」発売記念連載インタビュー|第2回は山形県出身の俳優・演出家の伊藤マサミさんと対談!山形グルメトークに思わずお腹が減るかも!?
声優の浅沼晋太郎さんが、故郷・岩手県を含む東北6県を巡るフォトブック「みちのおく」を3月31日に発売。撮影を通じ、より東北のことを知りたくなったという浅沼さん。
アニメイトタイムズでは、そんな浅沼さんの思いを6回に渡ってお届け。東北6県出身のゲストを迎え、トークを繰り広げる。
今回のゲストは、山形県出身の俳優・演出家の伊藤マサミさん。付き合いが15年以上という二人が、お腹が空きそうな山形グルメ、個性の強いゆるキャラなど、ご当地トークに花を咲かせる!
田んぼの中にサウナとタワマン? 最近の山形事情に興味津々!
――浅沼さんと伊藤さんは同じエンターテイメントユニット「bpm」のメンバーで、同じ東北出身でもあるんですね。
伊藤マサミさん(以下、伊藤):そうなんです。高校まで父親の実家のある山形で過ごしました。
浅沼晋太郎(以下、浅沼):(写真を見せながら)今回、撮影で冬の銀山温泉に行ったんだよ。
伊藤:わぁ~! 雪景色の中に旅館の灯りが浮かぶ感じが素敵ですね。これを見ると、やっぱり冬の山形は最高だなぁと思います。撮影はいつ頃?
浅沼:ほんの数ヶ月前。めちゃくちゃ雪が降ってた。デッカイつららもあってね。雪の時期だったからかな。お店の閉店時間もすごく早かった。
伊藤:朝早起きして雪かきしなきゃいけないですしね。僕も当時は体力温存のために早く寝ていた気がします。
――伊藤さんが住んでいた地域はどんなところでしたか?
伊藤:僕が住んでいた山形市は盆地で、冬はめちゃくちゃ寒いけれど、夏はめちゃくちゃ暑い地域。県庁所在地ですから、山形県の中でも比較的都会でしたね……と言っても、家の前は田んぼでしたけど(笑)。
浅沼:これを読んだ人に「都会とは……」って思われるかも(笑)。
伊藤:確かに(笑)。関東の人が言う都会とは全然違うけれど、景色は都内では見ることができない素晴らしさ。夏には田んぼに蛍がたくさん来てくれるんです。空気が澄んでいるから、流れ星も見られるんですよ。
浅沼:素敵! 最近山形に「水田サウナ」なるものができたそうだよ。文字通り、水田の真ん中にドンとサウナがあるんだって。蛍も見られるのかなぁ。
伊藤:夏に行けばもしかすると見られるかも。冬は冬で、外気浴が最高に気持ちよさそうですね。
――伊藤さんも浅沼さんと同じくサウナが好きなんですか?
伊藤:えーとですね……。
浅沼:俺にそこそこ無理矢理な形で連れて行かれることが多いよね(笑)。
伊藤:そうなんです(笑)。でも水田サウナは気になりますね。山形には、同じように水田に囲まれたホテルもあるんですよ。なんとか田んぼを活かそうとしているのかも。
浅沼:今の話で思い出した! 山形には田んぼの真ん中に建つタワマンがあるって聞いて、写真見たんです。本当に周りに田んぼしかなくて笑った(笑)
伊藤:何もない場所に突然現れた感じですよね(笑)
浅沼:目立つよね。ゲームだったら最上階にラスボスがいる感じ。
伊藤:どんな人が住んでいるんでしょうね。山形は四季の変化がはっきりしているので、景色はいいし過ごしやすいでしょうけど、利便性に疑いが(笑)。
浅沼:景色を眺めながらのんびり過ごすには最高の場所だよね。
伊藤:山形は蔵王だったり月山だったり、山がとても多いので、1年通して山の変化を見るだけでも楽しいんですよ。冬にはウィンタースポーツもできますし。冬はスキー場だけど、夏は一面に花が咲いたりもして。
浅沼:山形はほんとにスキー場たくさんあるよね。蔵王とか有名かな? 以前、温泉になら行ったことあるんだよ。
――蔵王温泉、有名ですよね。
伊藤:蔵王温泉もとても素敵なところですよね。蔵王は一つの山ではなくて、奥羽山脈の連山なんです。宮城県との県境にあるんですけど、蔵王は宮城のものなのか、山形のものなのかというのがよく話題に(笑)。
浅沼:静岡VS山梨のアレみたいなやつだ(笑)。
伊藤:宮城には“ざおうさま”という蔵王をモチーフにしたゆるキャラがいるんです。風貌はまさに“THE王”といった感じで、王冠を被っていて……。
【お誕生日おめでとう!】みなさんいつも応援していただきありがとうございます!昨日3月21日(日)は「ざおうさま」の誕生日でした!昨日はおっきなケーキを沢山食べていたようです笑(食いしん坊な王様です!)そんなざおうさまですが、これからも応援よろしくお願いします!
— ざおうさま(蔵王町観光PRキャラクター) (@ZAOSAMAJA) March 22, 2021
ざおうさまの家臣より pic.twitter.com/Am4IJPJL11
浅沼:王座を奪われた気持ちに?
伊藤:そう。でも、山形も負けていませんからね。山形の蔵王観光協会のキャラクター“じゅっきーくん”も、王冠を被って蔵王のPRに励んでいました。
浅沼:「こっちも王だぞ!」と(笑)
伊藤:あ、画像がありました(スマートフォンの画像を見せる)。
浅沼:おお!…でも待って?じゅっきーくんが王冠被っているの、2015年だけなんだけど……。
伊藤:あれ……? そんな……なぜ……。
浅沼:期間限定だったのかな。王冠姿かわいいのにね。じゅっきーくんのお父さんとお母さんもいるんだ。お父さんたち服着てないね。ちょっと不思議な感じ(笑)。
伊藤:それもまた個性ってことです(笑)。
あけましておめでとう! pic.twitter.com/S8iaRhEytv
— じゅっきー (@jukkiikun) December 31, 2021
――第1回のゲスト・八代拓さんとのインタビューでもゆるキャラトークで盛り上がりましたが、山形にも個性の強いゆるキャラがいるんですね。
浅沼:山形にはもっと個性が強い子がいるんですよ。マサミが以前ブログで紹介してたのを読んで大笑いしたんですけど、“ペロリン”という子がいるんです。
伊藤:これを読んでいるみなさんにぜひ存在を知っていただきたいです。山形県の美味しい農産物をPRする“おいしい山形”のキャラクターなんですよ。
山形だから山の形で、大きな口は最上川のイメージ。美味しいものがたくさんあるから舌をペロリと出しているんです。目の焦点がちょっと気になりますけど……。
浅沼:見た目だけでも個性が強いけど、ペロリンはそれだけじゃないんだよね。とんでもない特技を持っていて。
伊藤:そうなんですよ。ペロリン、身体能力が半端ないんです。なんとヘッドスピンができてしまうという。
浅沼:山が逆さまになるってだけでもびっくりなのに、回転までするんですから(笑)。
伊藤:ちなみに、つい先日、しんたさんがペロリンのお土産をくれたんですよ。
浅沼:そうそう。「みちのおく」の撮影中、ペロリングッズを見つけて。これは絶対マサミに渡さなきゃいけないって変な使命感に駆られたんだよね(笑)。
伊藤:「ペロリンだ~!」と興奮しました。
浅沼:この記事がアップされたら、マサミの過去のブログのリンクも貼ってもらおう。ペロリンのすごさを、みんなに知ってもらうために!
伊藤:そうですね。ペロリンファンが増えるかもしれないですもんね!
浅沼:マサミはペロリンに対してどういう立場なんだ(笑)