大きな戦いを乗り越えたレーナとシンはついに──TVアニメ『86-エイティシックス-』第2クール最終話が放送!二人のこれまでを振り返り!【ネタバレあり】
2022年3月19日(土)23時30分からTOKYO MXにてTVアニメ『86-エイティシックス-』第2クール最終話が初回放送されました。
『86-エイティシックス-』とは、電撃文庫より刊行中の安里アサト先生によるライトノベル小説を原作とするTVアニメ作品で、2021年4月21日(水)より第1クールが放送されていました。
帝国の指揮管制官であるレーナと、人種差別を受けて戦場の最前線に立つシンを主軸に、レギオンと呼ばれる無人戦闘兵器と戦う人々を描く本作。
戦うことの意味や、登場人物たち各々が抱える葛藤が残酷なまでに生々しく表現されるなか、ファンが待望していたのはシンとレーナの邂逅シーン。
これまで、同じでありながらも異なる戦場を駆けていた二人。そんなシンとレーナ2年ぶりの再会、そして初めての対面にファンの間では「涙止まらない」「文句なしの神回!」など感動の声が広がっています。
2022年4月10日(日)にはスペシャルイベント『86-エイティシックス-』1st Anniversary Operation』の開催も決定しており、ますます盛り上がりを見せています。
本記事では、シンとレーナの邂逅までの軌跡を振り返ります! また、22話・23話放送に寄せられたキャスト陣、スタッフのツイートもまとめてご紹介!
※この記事にはアニメ『86-エイティシックス-』のネタバレが多く含まれます。ご了承くださいませ。
目次
シンとレーナが別れた経緯
エイティシックス……彼等は、無人機じゃないわ
舞台はギアーデ帝国の無人戦闘兵器「レギオン」の襲撃を受けるサンマグノリア共和国。アルバと呼ばれる白髪人種以外のものは「エイティシックス」として国から排除され、人としての扱いを受けられず、戦地へ赴くことになります。それは事実上の死刑宣告でした。
東部戦線第一地区第一防衛戦隊、通称「スピアヘッド」戦隊。その隊長を勤めるアンダーテイカーこと「シンエイ・ノウゼン」とその仲間たちは、戦場で過酷な戦いを強いられつつも、類稀なる戦闘能力を持つシンを中心に何とか過ごす日々を送っていました。
そんな彼ら、スピアヘッド戦隊の指揮を務めるのは、指揮管制官・通称「ハンドラー」である「ヴラディレーナ・ミリーゼ」少佐。
彼女はアルバでありながら、エイティシックスを人として扱わない国の方針をよく思っておらず、パラレイド(作中における通信手段の一種)越しにシンや他の仲間たちと交流を積極的に重ね、人柄や過去を知ろうと真摯に向き合います。
共に戦う日々──。
しかし、必死のはずだった、とある戦いを乗り越えたスピアヘッド戦隊は「共和国の管制外」へと旅に出ることを決めます。それは、最期の場所へと向かう旅であり、世界の広さを知るためのものでした。
一方レーナは、スピアヘッド戦隊が生活を送っていた基地を訪れ、わずかに残る彼らの気配に触れます。
シンとレーナそれぞれの道
レーナはスピアヘッド戦隊の遺志を胸に、新しい部隊で指揮管制官(ハンドラー)として、戦い続けていました。
一方シンをはじめとするスピアヘッド戦隊の面々は、瀕死状態のところをギアーデ連邦に保護され、戦場を退く選択肢を与えられます。しかし、これまでに失った仲間たちのためにも再び戦場へ向かうことを決意。
ただし、それは決して前向きな思いだけではなく、長い間戦場に囚われていた彼らは、それ以外の生き方を見つけられずにいたのです。
「レギオンの大規模攻勢」や「対モルフォ戦」など、再び身を投じた戦場で死闘を繰り広げる日々が続く中、シンはレーナへの想いを募らせていきます。