祝!10周年・TVアニメ『しろくまカフェ』今見ても楽しめちゃう、動物たちのゆる〜い日常を振り返って魅力を再確認!
2006年4月号「月刊フラワーズ」にて連載されたヒガアロハ先生の『しろくまカフェ』。2012年4月5日から放送されたTVアニメ『しろくまカフェ』は2022年で10周年を迎えました!
2021年7月に「しろくまカフェ宮古島店」がオープンしたり、ホテルとのコラボ、アニメ全話一挙上映会が開催されるほど人気な作品です。3月に行われた配信イベントで神谷浩史さんが「出演させていただいた作品の中で一番好きな作品なんです」と話したことでも話題になりました。
本記事では『しろくまカフェ』の魅力を振り返ります。10年前見ていた方も見ていなかった方も、10周年を機に『しろくまカフェ』を見て一緒に楽しみませんか?
目次
- 今振り返っても豪華すぎる声優陣に注目
- 個性が強すぎる動物たちのキャラクターソングを聴いてみて
- 動物にちょっと詳しくなれちゃう
- カフェメニューを一緒に作ろう
- 『しろくまカフェ』の10周年をもっともっと楽しもう!
- 『しろくまカフェ』作品情報
今振り返っても豪華すぎる声優陣に注目
まずTVアニメ『しろくまカフェ』で注目していただきたいのが、声優陣の豪華さです。メインキャラクターのシロクマ役が櫻井孝宏さん、パンダ役が福山潤さん、ペンギン役が神谷浩史さんと誰もが1度は声を聞いたことがある有名な声優ばかり。
メインではない動物の声もグリズリー役が中村悠一さん、パンダママ役が森川智之さん、常勤パンダ役が小西克幸さん、ラマ役が小野大輔さん、ナマケモノ役が谷山紀章さんなどとこちらも毎話登場しないのがもったいないくらいの豪華な声優です。
10年前、中学生の私は声優陣を知らずにアニメを視聴していましたが、今観ると贅沢なキャスティングに改めて驚きます。もし当時声優ファンでなかった方なら今見て欲しいアニメ1位です!
この後にご紹介するキャラクターソングももちろん担当声優が歌っています。こちらも好きな声優がいましたらぜひチェックしてみてくださいね。
個性が強すぎる動物たちのキャラクターソングを聴いてみて
先ほどご紹介した声優が歌うキャラクターソングは動物の個性が色濃く出ています。例えばシロクマならカフェらしいのんびりな曲調で「コーヒーを飲もう♪」という歌詞があったりと、物語や性格に沿った歌になっています。
たくさんあるキャラクターソングの中から絶対1度は聞いて欲しい『しろくまカフェ』のキャラソングを2つ選びました。ぜひアニメ本編と合わせて楽しんでください。
一度聞いたら頭から離れない「ラマさんのラママンボ」
まず1曲目は「ラマさんのラママンボ」をおすすめします。1度聞いただけなのに「ラマママ ラママ ママ ラママ ママ」という独特のリズムが脳内で何度もリピートされてしまう曲です。
普段は上品でおっとりとしているラマ。そんなラマが振り切って歌っている感じがとても好きなのでぜひ聴いてみて欲しいです。歌い方も緩急があって思わずカラオケでマネしたくなっちゃうと思います。
また第49話の「ラマさんのタイムカプセル」も必見です。このお話ではラマの幼少期の声で歌われています。
当たり前の行動だけの歌詞が衝撃!「ぞっこん!ペン子さん」
面白くておすすめなのは、「ぞっこん!ペン子さん」。ただただペン子さんの行動を歌詞にしている衝撃の歌です。「ペン子さんが歩く ペン子さんが笑う ペン子さんが魚を食べる」という日常の当たり前の行動をペンギン目線で歌っています。
女好きならぬペンギン好きなペンギンらしい目線の歌で、1番ではペン子さんを恋してると言ったにも関わらず、2話ではペン子さんとは別のペンギンとデートしてしまっています。
実はパン屋に勤めているペン子さんは1羽ではなく7羽でシフトを組んで働いていたというストーリーで、ペンギンは7羽を見分けることができなかったというエピソードが歌となってます。結局7羽と交際するも破局…ちょっと切ないペンギンの恋歌を聴いてみてください。
動物にちょっと詳しくなれちゃう
『しろくまカフェ』を見ていると動物の知識を学べるのも魅力の1つです。漫画やアニメ、歌の随所に動物の生態が描かれています。例えば先ほど紹介した「ラマさんのラママンボ」ではラマとアルパカとの違いを「彼(アルパカ)はビクーニャ属 僕はラマ属 先祖はおんなじです」と随所に散りばめて歌われています。
他にもペンギンの見分けがわからないという話からペンギンたちが作ったペンギンカードをパンダに遊んでもらう場面。ペンギンの細かい見分け方をパンダに教えているシーンで一緒にペンギンについて学べます。
他にもしろくまのカフェで草食動物はサラダや葉の盛り合わせを食べており、グリズリーは蜂のこを食べていたりと動物の食べ物も少しずつ違うところにも注目してください。
このように動物の生態も含めて描かれているので、大人になってから読んでも楽しめます。そして動物園に行きたくなると思いますので、『しろくまカフェ』で学んだ豆知識を一緒に言った友人などに教えてあげちゃいましょう。
カフェメニューを一緒に作ろう
アニメを見ると漫画も気になる方が多いと思います。アニメでは動物に焦点を当てられていますが、コミックスにはカフェらしくメニューのレシピが掲載されています。
紅茶やコーヒーの美味しい入れ方やさくさくクッキーの作り方などが書かれています。水に含まれる空気が少ないと茶葉のうまみが出ないから汲みたての水から沸騰されるなどの普通では知らない美味しい紅茶の知識を学ぶことができます。
他にも生クリームからバターを作る方法やコーヒーの焙煎工程なども載っているので食べ物や飲み物に少し詳しくなれます。何気ない日常の食が身近になってより楽しくなると思います。
またペンネ・ゴルゴンゾーラ(チーズパスタ)などの食事系レシピでは1人分の分量から書かれているのでわかりやすくて作りやすいです。4工程ほどの簡単にできるおしゃれなカフェメニューも作れますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか? 作っておうち『しろくまカフェ』をして食べながら、アニメを見るという楽しみ方もできます。
『しろくまカフェ』の10周年をもっともっと楽しもう!
『しろくまカフェ』の魅力と楽しみ方をご紹介しました。10年経っても皆で楽しめる可愛いアニメ『しろくまカフェ』は今でも懐かしさと癒しを感じさせてくれます。
本編ではしろくまがゆるいギャグを連発したり、グリズリーに突っ込まれつつも2人の友情を感じたりとほっこり和む作品内容です。追われる日々に疲れている大人の皆さんも『しろくまカフェ』に訪れてのんびりとしてみませんか? きっと動物と人間が共存できる優しい世界に癒されること間違いなしです。
当時見ていた方には懐かしく、まだ見ていない方には新鮮なTVアニメ『しろくまカフェ』。可愛い動物たちと一緒に10周年を楽しみましょう!
【文/杉村美奈】
『しろくまカフェ』作品情報
イントロダクション
本作は、クールなシロクマくんがマスターをしている“しろくまカフェ”が舞台で、お店は毎日、動物や人間のお客さんで大繁盛しています。
暇を持てあますパンダくんは、「しろくまカフェ」に遊びに行くのがほぼ日課。ツッコミ役のペンギンざんや常連さんたちと繰り広げるダジャレ&ほっこりスローライフ。そんなとぼけた会話が今日も弾みます。
スタッフ
監督:増原光幸
監修:小林常夫
シリーズ構成:細川徹
脚本:浅川美也/横手美智子/吉田玲子/浦畑達彦/世田八智
キャラクターデザイン:髙野綾
美術監督:上野秀行
撮影監督:松本敦穂
色彩設計:西香代子
編集:森田清次
音響監督:菊田浩巳
音楽:近藤研二
キャスト
シロクマ:櫻井孝宏
パンダ:福山潤
ペンギン:神谷浩史
グリズリー:中村悠一
パンダママ:森川智之
笹子さん:遠藤綾
半田くん:羽多野渉
リンリン:川島得愛
常勤パンダ:小西克幸
ラマ:小野大輔
ナマケモノ:谷山紀章
アナグマ:宮田幸季
ゾウガメ:近藤孝行
ペン子:矢作紗友里
オオカミ:杉田智和
タテガミヤマアラシ:宮野真守
メガネザル:石田彰
ほか