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- 逆井マリ
- 神奈川県横浜市出身。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。
上松範康×RUCCA×Elements Gardenが贈る、新世代メディアミックスプロジェクト『テクノロイド』。3月27日(日)に東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2022(アニメジャパン2022)」で、作品内のユニット、KNoCC(ノックス)がお届けする番組の公開生放送が行われました。
パーソナリティはコバルト役の浦和希さん、クロム役の渋谷慧さん、ケイ役の峯田大夢さん、ネオン役のkaytoさん。さらに、ゲストとして原案・楽曲を担当されたRUCCAさん、菊田大介さん(Elements Garden)が参加しました。
スマホゲーム『テクノロイド ユニゾンハート』が絶賛配信中、7月からはテレビ東京ほかでアニメ『テクノロイド オーバーマインド』が放送されることが決定している本作。作品の魅力がたっぷり語られた、本番組の模様をお伝えします。
毎週日曜日13時に配信しているラジオ番組『てくらじ』初となる生放送。全員揃って『てくらじ』に出演するのも初めてのため「いつもとは全然違う雰囲気」と、キャスト4人はワクワクした様子で、「てくにちは!」と前のめり気味に挨拶しました。パーソナリティのKNoCC(ノックス)に続き、ゲストのRUCCAさん、菊田大介さん(Elements Garden)が登場。「てくらじ、スタート!」と声を合わせました。
番組は「ゲームはどこまで遊んでいる?」という話題から。kaytoさんはランク150は軽く越えているそうで、かなりやり込んでいるそう。渋谷さんは「ランク96」で、最終章はもったいなくてまだ読んでいないんだとか。
「ランク148」というRUCCAさんが、アニメーションの話に切り込みます。ゲームとアニメーションでストーリー、舞台が違うことを明かしました。ゲームでは、World Government《世界統治機構》によって管理され、『人間』と、機械に感情を芽生えさせる『kokoro プログラム』を搭載した『アンドロイド』が共存する社会が築かれていますが……。
RUCCAさん曰く、ゲームは未来、アニメは過去(10年前)のセカイが舞台。ゲームではアンドロイドが自由に生活をしている状態ですが、アンドロイドと人間が共存に至る上での、エピソードゼロに近いものがアニメでは描かれるとのことです。具体的に言うと「ゲームは2105年ぐらい。なので、アニメは2095年」という設定だそうです。
「ゲームとアニメがつながっていることは大前提。アニメから見てもらっても、ゲームからはじまっても、楽しめると思います。アニメがはじまるまでの間に考察してもらえたら」とコメントしました。
『うたの☆プリンスさまっ♪』などで知られる上松範康さん、作詞家のRUCCAさん、さまざまなアーティストの作曲・編曲を手掛ける菊田大介さん(Elements Garden)が関わっていることからもわかる通り、作品内の音楽、パフォーマンスが魅力のひとつで、ゲームでは既に19曲を公開中。
菊田さんは、アニメとゲームの音楽制作の作り方の違いについて解説。ゲームではそれぞれのユニットの名刺代わりとなる曲が多いのに対し「アニメはよりストーリーに則した音楽が多いかなと思います。より心情が深堀りできているかなと」と、アニメの曲について示唆しました。
せっかくRUCCAさん、菊田大介さんがいるなら、ということで4人は「なんでこんなに良い歌詞、良い曲が生まれるんですか?」という直球の疑問をぶつけます。
作詞については「曲が良ければ一生生まれる」とRUCCAさん。菊田さんは「原案、ストーリー、ビジュアルなど、感性を刺激してくれるものが多い。あとは歌う人の人間性。キャラクターを越えてKNoCCのメンバーからインスピレーションを受けることも」と話し、4人は興味深い表情で耳を傾けていました。
音楽について、実際に歌っているキャスト陣から思いを伝える場面も。「キャラクターの成長と共に、僕たちの歌も成長しているような気がする」と峯田さんが伝えると、菊田さんが「実際にすごく成長したと思う」と太鼓判を押します。菊田さんの言葉を受け、嬉しそうな4人の表情が印象的でした。
お気に入りの曲について、峯田さんはKNoCCのバレンタインナンバー「Pleasant Presents」、浦さんはオーディション時も歌唱したという「KNOCKIN’ ON×LOCKIN’ ON」をピックアップ。それぞれの曲にまつわるエピソードを語りました。渋谷さんは他ユニットの曲にも触れ、月光院コヨミ(CV:花倉桔道)、サク(CV:笠間淳)、ミツキ(CV:橘龍丸)による「月徒陰陽開心」をラスボス感があってカッコいい!と絶賛。kaytoさんも、今までにはない異色感があると頷いていました。
番組内では、前日に公開された『テクノロイド オーバーマインド』ティザーPVが流れました。
映像を見終わったキャストから拍手が起こり、めちゃくちゃワクワクすると峯田さん。PVナレーションとセリフを担当した裏さんは「アフレコの最中から泣きそうになりました」と感慨深げな様子。
作品に対するキャスト陣の熱を感じる話が続く一方で、峯田さんに即されて、浦さんがラジオで話題になっていたというウーパールーパーを披露して大爆笑する一幕も(笑)。
また、5月から順にリリースされる『テクノロイド ユニゾンハート CLIMBER CD SERIES』や、アクリルフィギュアなどのグッズについても紹介。和気あいあいとした時間があっという間に過ぎていき、最後はいつもの『テクラジ』と同じく「ばいば〜い!」で締めました。
7月から放送されるTVアニメ『テクノロイド オーバーマインド』に向け、期待が高まりまります。
[取材・文/逆井マリ]
神奈川県横浜市出身。既婚、一児の母。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。パンクからアニソン、2.5次元舞台、ゲーム、グルメ、教育まで、ジャンル問わず、自分の“好き”を必死に追いかけ中。はじめてのめり込んだアニメは『楽しいムーミン一家』。インタビューでリアルな心情や生き方を聞くことが好き。
2022 年 7 月からテレビ東京ほかにて放送開始決定!
たとえそれがプログラムでも、
確かに感じる、
人と同じ胸の疼き――。
異常気象による急激な気温上昇の影響で、地上の大部分が水没してしまった未来。
世界は World Government《世界統治機構》によって管理され、気温上昇により過酷になった労働をロボットやアンドロイドに担わせることが推奨されていた。
太陽の歓びを失った人々が見出した新たな希望……それは様々な娯楽が集約された世界最大級の遊技場、エンターテインメントタワー『バベル』。
中でも歌とダンスで頂点を目指すクライムステージは世界を熱狂の渦に巻き込んでいた。
そして――ここはある『空き家』。
人々から忘れ去れたこの場所には、持ち主のいないアンドロイド・コバルト、クロム、ケイ、ネオンの4人が暮らしていた。
何のために作られたのか、なぜここにいるのかも分からないまま、同じ毎?を繰り返す4人…。
―そんな彼らと、1人の『少年』の偶然の『出会い』。
それは後に、人も、アンドロイドも、世界をも動かす運命の始まりだった。
「大丈夫。きっとまた会えるよ。たとえどんな困難がおとずれたとしても――運命を、手に入れるために」
胸に込み上げた名も知らぬプログラムを頼りに、王者<STAND-ALONE>が君臨するバベルの頂点を目指す4人。
彼らはどうして生まれたのか? 彼らの胸に込み上げたものとは?
熾烈なエンターテイメントバトルの裏で、世界の秘密が今、明かされようとしている――。
原案:上松範康×RUCCA×Elements Garden
原作:芝浦アンドロイド研究室
監督:イムガヒ
スーパーバイザー:吉村愛
シリーズ構成:関根アユミ
キャラクター原案:LAM
キャラクターデザイン:﨑口さおり
音楽:Elements Garden×RUCCA
音響監督:長崎行男
タイトル&ロゴ制作:雷雷公社
CG 制作:LOGIC&MAGIC
アニメーション制作:動画工房
KNoCC (ノックス)
・コバルト:浦和希
・クロム:渋谷慧
・ケイ:峯田大夢
・ネオン:kayto
STAND-ALONE(スタンドアローン)
・カイト:古川慎
・ライト:萩谷慧悟
・ナイト:梶原岳人
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