
春アニメ『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』声優・鈴木崚汰さん&富田美憂さんインタビュー|お互い少し“怖い”と思っていたふたりが考える石上とミコの関係性とは
「週刊ヤングジャンプ」連載の赤坂アカ先生によるラブコメ漫画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』。
本作を原作としたTVアニメの第3期『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』が4月8日より順次放送となります。
今作の放送を記念し、アニメイトタイムズでは、石上 優役・鈴木崚汰さん、伊井野ミコ役・富田美憂さんにインタビューを実施! 第2期『かぐや様は告らせたい?』の中で描かれた石上とミコの成長を振り返りつつ、第3期の注目ポイントや、ふたりの関係性について語っていただきました。
初対面時の印象はお互いに「怖い」!?
――第3期の放送を目前に控えた今のお気持ちをお聞かせください。
石上 優役・鈴木崚汰さん(以下、鈴木):2019年に第1期、2020年に第2期、そして今回の第3期と間隔を空けずにコンスタントに制作してくださりすごくありがたいです。
第1期の中盤で石上は初登場し、しばらくは根暗な部分のみが目立ちましたが、終盤ではかぐやに協力する姿勢や、「花火の音は聞こえない」にてタクシー内でのセリフ「間に合え!」の言い方などで熱い部分もあるキャラクターだということが分かりました。
第2期ではミコが登場した生徒会選挙や、体育祭などを通して、石上をより深く知れましたし、彼が人としてすごく成長していたので、今度はどんな成長を見せるのか楽しみです。
伊井野ミコ役・富田美憂さん(以下、富田):私は第2期からの途中参加だったので、第3期で「第1話」と書かれた台本をもらったとき、「生徒会の仲間になったんだ」と改めて思えて感慨深かったです。
第2期の収録後、原作の続きを読んだ際に、「もしここができたらミコの面白い一面、可愛らしい一面が見せられるかな」と思ったので、第3期のお話を聞いたときは嬉しかったですし、早くみなさんに観てもらいたいです。
――お話にもあったように、富田さんは第2期からの途中参加でしたが、キャストとして生徒会メンバーの一員になっていかがでしょうか? アフレコ以外でキャストのみなさんと接する機会が多い作品だと思いますが。
富田:だいぶ慣れました! 『かぐや様』は比較的、慣れるのが早かったと思います。作品に途中参加するのはすごく勇気がいることで緊張するのですが、初登場の回からみなさんが「ようこそ!」と温かく迎えてくださったので、感謝の気持ちでいっぱいです。
鈴木:僕は最初、(富田さんが)ちょっと怖かったですけどね(笑)。
富田:私も(笑)。
――お互いにどう思っていたんですか?(笑)
富田:現場で初めての方に会ったときは挨拶をしにいくのですが、大体はアフレコブースの中でするイメージなんです。ですが、おすず(鈴木さん)は、スタジオに入ってすぐのロビーで「おはようございます」と挨拶をした瞬間に、「ヴィムスの! 鈴木崚汰です!!」みたいな勢いで(笑)。
鈴木:ウソ!? そんな勢いあった?
富田:あった! だからちょっと「コワっ」って思った(笑)。
鈴木:あははは! いろんな意味で怖いね(笑)。
――鈴木さん、記憶に……?
鈴木:ございません。
富田:ウソだ~。すごく声大きかったもん。
――一方、鈴木さんも富田さんが怖かったとのことですが。
鈴木:仕事ぶり含め、やっぱりクールな人だったので。「年上がやいのやいの言ってきたら嫌かな~」などいろいろ考えましたが、それでも「生徒会メンバーでこれから絶対稼働が多くなるんだから、まずこの人を笑わせる」という目標を掲げていました(笑)。
富田:いや、最初から普通に笑ってたよ!
鈴木:古賀さん(※1)や小原さん(※2)とは同性だし、関係値もあったからそうかもね。僕は初めましてだったので、「早く笑わせたろ!」と思っていました。
※1:四宮かぐや役・古賀 葵さん
※2:藤原千花役・小原好美さん
――古川 慎さん(白銀御行役)は年齢が少し離れているので「お兄ちゃん」みたいな関係性になりそうですし。
富田:そうですね。古川さんはまさしくお兄ちゃんといった感じでしたね。
――鈴木さんは年齢が近く、異性で、(キャリア的には)先輩で、(実年齢的には)年下で、となかなか距離感が難しそうですね。
鈴木:そうなんです。今まで関わったことのない関係性の人だったので……頑張っていました。
一同:(笑)
――富田さんとしては、特別冷たかったわけではなく平常運転だったんですよね?
富田:普通にしていたはずです(笑)。ただ、初登場のときから台詞も多く、すぐ生徒会選挙の回もあったので、休憩時間中もずっと台本を見ていたので、取っ付きづらく見えたのかもしれません。
鈴木:そこがプロなんですよね。もちろんいいことです。