劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』5つの見どころポイント|過去と現在がリンクする「クロノスタシス」――
劇場版第25作となる『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』が、2022年4月15日(金)より全国東宝系にて公開!
『名探偵コナン』は、週刊少年サンデー(小学館)で1994年より連載中の青山剛昌さんによるコミックス。コミックスがついに記念すべき100巻に到達し、発行部数は、全世界累計2億5千万部を突破する人気推理作品です。TVアニメは1996年から放送が開始され、放送1000回を突破し、ますます勢いを増しています。
<ストーリー>
渋谷ヒカリエでとある結婚式が執り行われていた。そこには、ウェディングドレスに身を包んだ警視庁・佐藤刑事の花嫁姿が。コナン達招待客が見守る中、突然乱入してきた暴漢が襲い掛かり、守ろうとした高木刑事の身に危機が―!? 事態は収束し高木は無事だったが、佐藤の瞳には、3年前の連続爆破事件で、想いを寄せていた松田刑事が殉職してしまった際に見えた死神のイメージが、高木に重なって見えていた。
時を同じくして、その連続爆破事件の犯人が脱獄。果たしてこれは偶然なのか?公安警察の降谷零(安室透)が、同期である松田刑事を葬った因縁の相手を追い詰めるが、そこに現れた謎の仮装の人物に、首輪爆弾をつけられてしまう。
首輪爆弾解除のために安室が潜伏している地下シェルターを訪れたコナンは、3年前に今は亡き警察学校時代の同期メンバーたちと正体不明の仮装爆弾犯「プラーミャ」と渋谷で遭遇した事件の話を聞く。やがて、捜査を進めるコナンたちを狙う不穏な影が―。
失った過去と、受け継がれた現在(いま)。〈時間〉が交錯する時、祝祭のハロウィンが、狂乱の夜行へと変貌する―!
本稿では、劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の見どころポイントをわかりやすく5つに分けてご紹介します。
人々の紡ぐ信頼と絆
劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』で、キーポイントとなるのは、信頼と絆。
今作に登場するキャラクター・警視庁の高木渉刑事(CV:高木渉)と佐藤美和子刑事(CV:湯屋敦子)。警察学校同期組の降谷零/安室透/バーボン(CV:古谷徹)、松田陣平(CV:神奈延年)、萩原研二(CV:三木眞一郎)、諸伏景光(CV:緑川光)、伊達航(CV:東地宏樹)。公安で上司と部下の降谷零と風見裕也(CV:飛田展男)。江戸川コナン(CV:高山みなみ)と降谷零など。今作では彼らの信頼と絆が至る所に散りばめられ、事件解決のヒントとなっていきます。
また、今作では彼らだけでなく、人々の絆と協力というものが色濃く描かれています。多くの人が行き交う渋谷ならではの名シーンも登場。人々の力が奇跡を起こすシーンは胸熱です。
『名探偵コナン』ではおなじみの恋模様
劇場版タイトルにもあるように、花嫁=結婚・恋模様にも注目です。
コナンと毛利蘭(CV:山崎和佳奈)はもちろん、佐藤刑事をめぐる高木刑事、松田刑事、白鳥刑事を始めとするキャラクターたちの恋模様がふんだんに描かれています。冷静でいられず、いつもとは違う行動を起こしてしまうのは、そこに恋の力があるから。
これまでには描かれなかったキャラクターたちの秘めた脆さや強さ、揺れ動く感情といったものが今作では繊細に描写されているので、観賞後は彼らの意外な姿や新しい魅力を発見できるでしょう。
これまでにないスリル&アクション展開
これまでの劇場版作品以上に、今作では多くのキャラクターたちが様々な場所で、危険なトラブルに巻き込まれ、突破していくのも見どころです。爆弾事件をきっかけに、コナン、降谷零、高木刑事、少年探偵団たちのアクションシーンがスピーディーに展開していきます。
その舞台として、地下地上はもちろん、高層ビル、空中といったありとあらゆるところから、落下アクション、カーアクション、銃撃戦、格闘シーンに至るまで多くのアクションポイントが連なります。観客は途切れることなくスリルを味わいながら、ハラハラ、ドキドキ、ワクワクを体感していくことに。