劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』5つの見どころポイント|過去と現在がリンクする「クロノスタシス」――
コナンたちが渋谷の街で大活躍
『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の舞台は、東京・渋谷。渋谷ヒカリエやミヤシタパーク、QFRONT、スクランブル交差点など、私たちにとってもおなじみのスポットが多数登場します。また、作品には人気スポットだけでなく、渋谷ならではの雑居ビルや路地裏といったディープなスポットも登場。コナンを始めとするキャラクターたちが渋谷の街で大活躍します。見慣れた渋谷の景色にコナンたちが自然に溶け込み、作品をいつもより身近に感じられるはず。
また、コナン×渋谷の斬新でクールなオープニングクレジットにテンションアップ。なお、スタンプラリーやフォトスポット、オリジナルグッズの販売、様々なコラボイベントなど、スクリーンを飛び出したリアル”コナンワールド”が期間限定で渋谷の街に展開されるので、そちらも要チェックです。
過去と現在がリンクする「クロノスタシス」
『名探偵コナン』とは初タッグとなるBUMP OF CHICKENが担当するのは、主題歌「クロノスタシス」。クロノスタシスとは、速い眼球運動の直後に目にした最初の映像が、長く続いて見えるという錯覚のこと。それは時計の針が止まって見える現象(アナログ時計に目を向けると、秒針の動きが示す最初の1秒間がその次の1秒間より長く見える)などが挙げられます。
今作のキャッチコピー「3年前から止まったままの秒針が動く時」にもあるように、『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』は、登場人物たちの過去と現在がリンクしていくストーリーとなっています。
そこで必要となってくるのが過去作品の復習。劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の物語や登場人物たちの心理をより深く理解するためには、欠かせない重要エピソード「揺れる警視庁 1200万人の人質」や『名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』のチェックは必須です。
しっかり復習をしておけば、様々なエピソードが組み立てられていくパズルのような今作のストーリー展開にカタルシスを感じるはず。彼らの失った過去と受け継がれた想いを余すところなく感じることができるでしょう。
[文・宋 莉淑(ソン・リスク)]
劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』作品情報
2022年4月15日(金)ROADSHOW!
ストーリー
ハロウィンシーズンで賑わう東京渋谷。
渋谷ヒカリエでとある結婚式が執り行われていた。そこには、ウェディングドレスに身を包んだ警視庁・佐藤刑事の花嫁姿が。コナン達招待客が見守る中、突然乱入してきた暴漢が襲い掛かり、守ろうとした高木刑事がケガを負ってしまう。高木は一命を取りとめ事態は収束したが、佐藤の瞳には、3年前の連続爆破事件で、想いを寄せていた松田刑事が殉職してしまった際に見えた死神のイメージが、高木に重なって見えていた。
時を同じくして、その連続爆破事件の犯人が脱獄。果たしてこれは偶然なのか? 公安警察の降谷零(安室透)が、同期である松田刑事を葬った因縁の相手を追い詰めるが、そこに現れた謎の仮装の人物に、首輪爆弾をつけられてしまう。
首輪爆弾解除のために安室が潜伏している地下シェルターを訪れたコナンは、3年前に今は亡き警察学校時代の同期メンバー達と正体不明の仮装爆弾犯「プラーミャ」と渋谷で遭遇した事件の話を聞く。やがて、捜査を進めるコナン達を狙う不穏な影が―。
火が灯された運命のスクランブル。いま、祝祭のハロウィンが狂乱の夜行へと変貌する―!
スタッフ&キャスト
原作:青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:満仲 勧
脚本:大倉崇裕 (劇場版名探偵コナン参加作品:「から紅の恋歌」、「紺青の拳」)
音楽: 菅野祐悟
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、古谷徹、高木渉、湯屋敦子 白石麻衣(スぺシャルゲスト)ほか
配給:東宝
製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ShoPro/東宝/トムス・エンタテインメント