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『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』古谷徹、古川登志夫、成田剣インタビュー

『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』古谷徹さん、古川登志夫さん、成田剣さんインタビュー|本当はアムロもあそこに残りたかったのかもしれません

TVアニメ第15話のアムロと映画『ククルス・ドアンの島』でのアムロとの違い

ーーTVアニメの15話をリブートしたような映画となるわけですが、当時演じていたものから、こういう感情を入れてみようとか、ブラッシュアップしていった点はありますか?

古谷:アフレコに臨む前に15話は見たんですけど、そのときのアムロは切羽詰まっていて、必死な感じがしたんですよね。あとやっぱりだいぶ戦闘慣れしているなという印象があったんです。

ただ、今回の『ククルス・ドアンの島』に関しては子どもたちとの日常会話がすごく多いので、若干アムロが幼く感じたんです。でも、本来15歳のアムロはこうなんだろうなと思って、自分が軍属であることを忘れて、子どもたちの目線にだんだん降りていくみたいな感覚でしたし、そこは意識していました。

必死さではなく、もっと柔軟性のある感じというか。なので以前のことは忘れて、15歳の少年らしく演じたほうが『ククルス・ドアンの島』のアムロには合っているんじゃないかなと思ったんです。

ーーそういう意味では、アムロの同世代でもある、マルコスやカーラと言った、同年代の子どもたちは、アムロにとって大きな存在だったかも知れませんね。

古谷:そうですね。一年戦争の中でも同じ年齢の少年と対比させられることはなかったですから。マルコスはこの作品で初めて出てきたキャラクターなので、彼とは違うタイプの少年像としてアムロが描かれていると思いました。彼がいることで、アムロって本来こういう少年だったんだっていうのが顕著になりましたよね。

ーー団体行動が苦手そうだなとは思いましたが(笑)。古川さんは、以前の自分の演技からこうしよう、というのはありましたか?

古川:昔の映像を見るのは恥ずかしいんですよ(笑)。今でもそうだけど、背水の陣で仕事には臨まないといけないと思うんですよ。演技プランを雑なままで行くと、安彦先生に言われてしまいますから。きちんと立ち向かわないといけないなと思うんですけど……僕はいい加減だから(笑)。

徹ちゃんなんかは、そこをしっかり考えているから、いつもあっぱれだなって思うんです。でも、さっきのディレクションの件があったから、きちんとカイのメンタリティを演じていかなければいけないなと思いました。今後カイを演じる機会があるかはわからないですけど。

ーー成田さんは一年戦争時のブライトを演じる上で、意識したことはありますか?

成田:残念ながら子供の頃にガンダムを見ていないんです。そんな家庭環境で育った歪んだ少年なので(笑)。ブライトってこういうところがあるんだな! ガンダムってこういう世界なんだな!って勉強をして臨んではいるんですけど、収録はとても新鮮でした。

ーー以前のシーンを見て、ブライトの声を聞いたりしたことは?

成田:聞かないです! 聞いたらお芝居できません!

古川:それもわかるような気がするなぁ。自分でやるしかないということだよね?

成田:はい。自分を信じて演じるしかないと思いました。

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