音楽
『蒼井翔太 LIVE 2021-2022 WONDER lab. coRe』発売記念インタビュー

蒼井翔太さんの約3年ぶりのツアーの熱気と興奮が詰まった『蒼井翔太 LIVE 2021-2022 WONDER lab. coRe』BD発売記念・蒼井翔太さんインタビュ──「蒼井翔太の今後がかかったツアー」という決意と覚悟の意味とは?

 

ライブで印象深かった演出はOPと「MURASAKI」、「flower」

ーーシンプルなセットとおっしゃっていましたが、ステージのバックに三層に分かれているLEDモニターの映像演出は解像度も精細かつ美しくて。「Powder snow」で降りしきる雪、「月下の華」の左上方に満月が照らす下で歌っている姿は幻想的でした。

蒼井:すごく素敵な映像を作っていただきました。三帯のモニターで一つの画像を見せるのは技術的に難しいのに見事に各曲それぞれで美しい世界観を作ってくださって。だから僕もパフォーマンスや演出ですごく気合が入りました。

ーーステージ上には蒼井さんとダンサー、そして3層のスクリーンだけと、シンプルなことでむしろ曲ごとに集中できたし、没頭しやすかったです。

蒼井:確かに。映像の力ってすごいなと改めて実感しました。歌の力だけでも世界観に入ってもらえると思いますが、映像がバックにあることで、世界観にも自然と溶け込めるし、パッケージや配信の映像になった時、映えるなと思いました。

今回は三帯でしたが、いつかは高台も組まずに全面モニターだけでやってみたいです。そうなると、更にパフォーマンスへの注目度が上がると思うので、ソロのダンスやフォーメーションダンス、そして歌を更にバージョンアップさせないと。豪華なセットや演出もいいけど、極端なことをいえば、蒼井翔太の体一つで皆さんを魅せる、そんな勝負をしたいなと思っています。

ーー印象に残っている演出や楽曲を挙げるとすれば?

蒼井:まずはOPですね。モニターに今までのジャケットやMVの映像をフィルム状に流した後で、すぐ「Tone」を歌い始めて、皆さんが心の準備ができないまま、あっという間のOPで。

でもいま思うと、「会える、会える」と思いながら、「せーの」でステージに出てしまったら、あふれてしまいそうな気がして。だからあの演出にしておいてよかったなと(笑)。

あとは「MURASAKI」では、いつもはキレキレなダンスを見せてくれるダンサーさんに羽織を着ていただいて、今までと違う日本舞踊のような舞いをリクエストして。そこに映像も相まって世界観を作り上げることができたのが嬉しくて。今後もああいう派手なものはやりたいなと思います。

そして「flower」の灰色の世界から一気に花が色づいていく演出もすごく好きで。でも一番印象に残っているのは、あのハプニングです(笑)。

ーー完成した映像をご覧になった感想をお聞かせください。

蒼井:OPの「Tone」で、今までにないくらい笑顔で、こんなに楽しそうに歌っているのは初めて見たかも(笑)。笑顔が自然すぎて、「本当に楽しいんだろうな」って。手をいっぱい振っているのも振りたくてしょうがなかったからで(笑)。「久しぶりだね。会いたかったよ」という気持ちだけで歌っていた気がします。

あと配信の時よりも、多くのカメラカットから選んで編集された映像なので、見やすくて。いつものライブパッケージと同様に、自分以外のお客さんのカットも入れてほしいというオーダーに加えて、今回はフォーメーションダンスも多かったので、引いたところからしっかり撮ってくださいというお願いもしました。

また「LIVE DOCUMENTARY」も、これまでのツアーでも衣装や演出、ダンス、照明に至るまで提案してきましたが、今回はスタッフさんたちとディスカッションしているところも収録されているので、クリエイティブな蒼井翔太も見ていただけて新鮮に感じてもらえるんじゃないかと思います。

 

「LIVE DOCUMENTARY」はリハーサル初日から各公演まで密着! そして本編映像に収録されていなかったハプニングも!?

ーーリハーサル初日から公演が終わるまでを追っている「LIVE DOCUMENTARY」では、蒼井さんがどれだけライブに関わっているのかがわかりました。

蒼井:ツアーやライブは自分を飾らずに出せる場所の一つですし、みんなと楽しさを共有できる特別な時間だからこそ、真剣になるし、こだわりたいんです。

ーー3年ぶりのツアーということで、楽しさを抑えきれない表情も見られたのと同時に、ファイナルが無事に終わるまでは気が抜けないという緊張感や不安な様子も感じました。

蒼井:もちろん、どの公演もみんなと会えて楽しいし、幸せですし、みんなも「楽しかった」と言って帰ってくれて嬉しいけど、自分がやっていることに対して確信や自信がないんですよね。

前例がないことばかりなので、みんなにとっては毎回新鮮に感じてもらえるかもしれないけど、僕はいつも不安で。だから公演が終わるごとに「よかったです」とか「楽しかったです」というメッセージをいただくと安心しますが、心の底ではまだ不安と戦っていて。

「うまく歌えるかな」という不安ではなく、「みんなが楽しんでくれるだろうか?」と時々、不安に押しつぶれそうになります。でも誰かのマネではなく、蒼井翔太にしかできないライブをやりたいから、ずっと不安がつきまとうだろうなと覚悟はしています。

ただ、蒼井翔太の活動を誰よりも楽しんでいるのは間違いないし、不安も先が見えない挑戦さえも楽しめています。

それはみんなが応援してくれて、愛してくれて、スタッフさんたちがしっかりと支えてくれているからであって、そんな人たちを素敵な場所、光景に連れていきたいし、例え一筋の光だったとしても信じて突き進んでいこうという気持ちに変わりはありません。

ーーそしてツアーでの印象的な出来事として挙げていたハプニングの様子も収録されていて。本編の映像を見たら完璧だったのに、まさかこんなことがあったとは!?

蒼井:実は本番でモニターの映像トラブルがあって。その時の曲を歌い終わって暗転するとセット裏で小休止する時間があるんですけど、ドリンクを飲んでいる横で人が立っていて。イヤモニを付けているのに低くて小さな声が聞こえたので、「もしかして霊?」とおびえていたらスタッフさんで(笑)。

ビックリして「どうしたんですか?」と尋ねたら、映像が出てこなかったところがあったと。「やり直すこともできるし、そのまま続けることもできますけど、どちらにしますか?」と短時間で二者択一を迫られて。

僕にとってハプニングは生ものだからこそだし、特別な想い出としてみんなと共有できるのは楽しいんじゃないかと思って、すぐに「やり直しましょう!」と答えました。でも今回だけでなく、僕のライブではハプニングがつきもので(笑)。

僕は前向きにとらえているし、来てくれたみんなへの神様からのご褒美みたいに思っているんですけど、スタッフさんはかなりあわてていて、大変だったと思います(笑)。

ーー何気なくライブ本編を楽しんでいましたが、「LIVE DOCUMENTARY」を見ることで、蒼井さんのかける想いが伝わってきて、再度本編を見る時はいろいろ想像をしながら見られました。会場や配信でご覧になった方は必見だと思います。

蒼井:ありがとうございます。このライブパッケージを何度も繰り返し見ていただいたり、思い思いの楽しみ方をしていただけるだけでも嬉しいです。次に会える日までの時間を埋めたり、その時まで僕と皆さんをつないでくれるアイテムとして楽しんでいただけたら。

ーー初回製造分に封入されるフォトブックはどのようなものになっているのでしょうか?

蒼井:28ページに渡ってたくさん写真を使っていただき、1つひとつきれいに切り取っていただきました。特にライブでも見せ方にこだわった「flower」のカットもきれいで、僕もいい顔してました(笑)。

ソロカットをはじめ、ダンサーさんとのダンスシーンや、映像や演出を含めて全体的に見られるように引きのカットもあるし、このフォトブックを見るだけでライブにひたってもらえるんじゃないかなと思います。

 

ーーこのBlu-rayで注目してほしい部分やオススメの楽しみ方のご紹介をお願いします。

蒼井:ステージパフォーマンスや演出、衣装などをじっくり楽しんでほしいですし、「LIVE DOCUMENTARY」ではステージ以外でも真剣にライブに向けて取り組んでいる姿も見ていただきたいです。あと三枚目になってしまうMCとか。

今、いくつかの配信番組でMCをさせていただいていますが、番組でははっちゃけた姿ばかり見せることが多いので、歌っている時のカッコいいところも見ていただけたらいいですね(笑)。

前回のツアーから3年の間、僕と皆さんが温めて、膨らませてきた想いが詰まった映像になっていますし、「今の蒼井翔太」を感じていただけたら。

ーーまたBlu-ray発売記念イベントが蒼井さんのお誕生日の8月11日に行われます。

蒼井:誕生日にみんなと会えるのはすごく嬉しいです! またこのライブやBlu-rayについて、まだ語りたいことや分かちあいたいことがたくさんあるので、皆さんに直接お話しできたらと思っています。

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