『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-「CROSS A LINE」』発売記念! イケブクロ・ディビジョン「Buster Bros!!!」山田一郎役・木村昴さんインタビュー|今回のブクロはキープゴーインで“らしさ”を進化させた自信作
ヒューマンビートボックスの曲、どうですか?
ーー今回のアルバムはバラエティに富んでいますね。『ヒプマイ』は常に最新のアルバムが“今のヒプマイ”を感じることができるのでオススメしやすいですね。
木村:そうなんですよ〜! それも僕が言ったことにしてください……。
ーー3度目(笑)。ところで、今回のアルバムで木村さんのお気に入りはありますか?
木村:色んな曲がCDになるのは良いですよね。このラインナップは悩みますが、「SUMMIT OF DIVISIONS」と「Survival of the illest+」が大のお気に入りです。
楽曲がかっこいいのもあるんですけど、アンセム感もあって。「Survival of the illest+」に関してはライブで一番テンションがアガる曲なんですよ。
ライミング(韻の踏み方)も口当たりが良くて楽しい。自分の体にあったラップで、調子が良くて、聴いても歌っても気分がアガる。ライブの時のダンサーさんの振り付けもめっちゃかっこいいんですよ。
イケブクロの3人の中で、ダンスが踊れるようになりたいって話をしてました。前回のライブではサビのフリを教えてもらって一緒に踊りました。すごく楽しかったですね。
無条件にアガるっていうか、誰かを傷つけるリリックでもないし、「俺らイケてるだろ?」って思いながらラップができる。とにかく好きなんです!
なんかもう体が喜んでるのが分かる曲なんです。好きなタイプのラップですね。「ラップってなに?」って聞かれたらこれを聞かせたい。
この楽曲で感じたような気持ちよさやイケてる感じプラス、エモさが振りかけられてるのが「SUMMIT OF DIVISIONS」かなと思います。
ずっと戦ってきたディビジョンの垣根が無くなって「みんなで騒ぐぞ!」っていう感じ。ライブだとそういう演出がまた良いんですよね。
みんなが入り乱れて、隣にシブヤが居て、ナゴヤが居てっていうほんとアンセムって感じで無条件で盛り上がる曲ですよね。ん~、語彙力!
ーーちゃんと説明できていますよ(笑)。パーティ感のある、最後にふさわしい感じですよね。
木村:スチャダラパー(※3)さんが紡いだ曲ですしね。最高です。これも細胞レベルでかっこいいな~と思う曲ですね。こっちも肩肘張らずに、ひいきすること無く他のディビジョンも好きなれるというか、みんなを応援できるのが気に入っています。
次回のライブでも「SUMMIT OF DIVISIONS」は歌うでしょうし、めちゃくちゃ楽しみです。
要はこの2曲が好き~ってことです(笑)。
※3:スチャダラパー
Bose、ANI、SHINCOによるヒップホップグループ。『ヒプマイ』には「SUMMIT OF DIVISIONS」に作詞作曲で参加。2021年8月に行われた「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 7th LIVE《SUMMIT OF DIVISIONS》」にも出演。
ーー『ヒプマイ』は楽曲の幅も広くなってきましたが、今後どんな曲をやってみたいですか?
木村:ありそうでなかった、オールドスクールの極みみたいな曲ってよくないですか?
イケブクロでしかできないだろうなって思うものの1つとして、トラックメーカーなしフルアカペラの楽曲。DJがいない代わりに、ビートボクサー(※4)さんとやりたいです。
※4:ビートボクサー
口から出る音だけで様々な音色を表現するヒューマンビートボックスの演奏者のこと。